第3ステージ
大会3日目となるこの日は午前にタイムトライアル(3-1ステージ)、午後にロードレース(3-2ステージ)が行われた。
第3-1ステージ
11.2kmのTTは前半1kmほど緩い登り基調でその後は緩い下りが続き、コーナーの多い市街地を抜けてからゴールまで平坦が続くコース。
結果は昨日ステージ優勝をし、総合2位のPierre-Henri Le Cuisinierが2位に13秒の大差をつけて優勝。日本選手での最高位は71位の清水太己で1分25秒差。独走力の弱さがいつもながら日本選手にとっては大きな課題であり、この能力を伸ばさない限りはステージレースで総合上位には絡むことができない。
1 Pierre-Henri Le Cuisinier 13分51秒
2 Jan Brockhoff 13秒差
3 Ivac Slik 15秒差
71 清水太己 1分25秒差
92 久保田元気 1分55秒差
99 山崎航 2分19秒差
100 小橋勇利 2分25秒差
101 面手利輝 2分27秒差
103 鍵本大地 2分44秒差
3-2 ステージ
午後のコースは2kmほどの登りを含む1周16.8km をほぼ5周する81.9km。スタートしてからすぐに集団は非常に速いスピードで展開して、有力選手らが集団前で登りのスピードを上げていく。1周目の登りではすでに集団は長く伸び、2周目の登りではさらに集団が伸びて、日本の選手も集団後ろで苦しむ。この登りで山崎が遅れる。その後の下りで鍵本が道路わきのポールに胸を強打するが、奇跡的に落車をせず走り続けるものの一時的に呼吸が苦しい状況に陥り遅れてしまう。山崎と一緒に他の国の選手数名と一緒に走る。面手、久保田も3周目登りで集団から遅れる。集団では登りで大きな動きはあるもののその後の下りと平坦で一体となり、70名ほどの集団になり、そこには清水、小橋の2名が残る。
細かな逃げは続くが大きな逃げは決まらない。4周目の登りでは集団通過後、久保田が1人遅れ、その後ろで山崎、面手、鍵本らは一緒になり数名のグループでゴールを目指す。
先頭ではラスト周回でデンマークのSoren Kragh AndersenとフランスのFlorian Senechalが逃げそのまま集団から逃げ切り。先頭2名から10秒遅れの70名弱の集団で清水、小橋がゴール。
途中ポールに激突した鍵本も骨折等はなく、他の日本選手と同じ最終グループで完走した。
明日の最終ステージは途中2kmほどの厳しい登り2か所を含む1周回28kmをほぼ5周する134.7kmのコース。登れない選手は完走も厳しい。(JCFジュニア強化育成部会員 柿木孝之)
1 Soren Kragh Andersen デンマーク 2時間0分57秒
2 Florian Senechal フランス
3 Stan Godrie オランダ 10秒差
47 清水太己
58 小橋勇利
97 鍵本大地 13分9秒差
98 山崎航
101 久保田元気
105 面手利輝