5月25日ステージ1 Plumelin-Plumelin 123㎞
1位 Butteroni Gregorio イタリア
38位 津田 悠義 +1’21”
46位 川崎 三織 +1’21”
55位 山田 拓海 +1’21”
85位 寺田 吉騎 +9’46”
88位 北宅 柊麻 +14’32”
リタイヤ 渡邊 諒馬
スタート後、5.5㎞の山岳ポイントに向けたポジションの位置取りにとてもナーバスな状態でスタートした。スタート後、わずか4㎞で集団落車が発生。寺田と渡邊が巻き込まれた。寺田は集団委復帰するが渡邉は5名前後の選手達と集団を追ったがリタイヤとなった。
その後、8名の逃げができ、イギリスを中心に集団がコントロールされ、集団は落ち着きをみせた。ラスト30㎞から逃げるメンバーを吸収するべくペースが上がり、ラスト20㎞で吸収、その後15名の選手が集団から抜け出し、12名が最後まで逃げ切った。
メイン集団に残った川崎、山田、津田の3名は連携しながら集団の前方に位置取りを行い、ラスト15㎞で発生した集団での大きな落車を免れる事ができた。
5月26日 ステージ2 7㎞ 個人タイムトライアル
1位 Hebmann Michel ドイツ
51位 山田 拓海 +55”
70位 津田 悠義 +1’18”
71位 川崎 三織 +1’19”
73位 北宅 柊麻 +1’22”
83位 寺田 吉騎 +1’39”
国内ではタイムトライアルを得意とする津田だったがメカトラブルに見舞われタイムを大きく落とした。優勝した選手は若干の向かい風と緩い起伏のあるコースで平均時速46.12k/hだった。
5月26日 ステージ3 MoustoirAC – Locmine 107km
午前中にTTを終えた約4時間後に107㎞のロードレースがある。スタート直後からアタックがあり、ハイペースな展開が続いた。序盤に山岳賞ジャージを含む6名が先行し、ドイツのコントロールで安定したペースとなった。
ラスト30㎞で逃げる選手たちを吸収、その後もアタックが繰り返されていたが、ラスト7㎞で総合成績で16分遅れているウクライナの選手が単独でアタック。
ドイツチームにとっては脅威とならない選手であったため、特に集団のペースが上がることもなくそのまま逃げ切り、後続は約50名の集団スプリントとなった。
1位 Ponomar Andrii ウクライナ
23位 津田 悠義 +30”
55位 山田 拓海 +30”
39位 寺田 吉騎 +30”
40位 北宅 柊麻 +30”
64位 川崎 三織 +8’34”
橋川コメント
欧州での本格的なレースが初めての選手が津田以外全員で、いきなりワールドクラスのネイションズカップに参加したことで、選手たちの衝撃も大きかったと思うが、それでもレース中に修正を繰り返しながら、要所においてレース展開に加わる意識を持ち、実行できた事は大きな収穫でした。第1ステージ、ラスト15㎞では川崎が「今 集団の前方へ上がるべき」と判断した事により日本選手3名は直後に発生した集団落車を免れる事ができたし、津田、山田の連日メイン集団に残る力走、寺田の第3ステージのアタック、北宅の集団での位置取りなど初戦としてはとても充実した経験にとなった。彼らのキャリアはまだ始まったばかり。これからより多くの事を経験し、学び成長して欲しい。
津田のコメント
「ジュニアのレースは3月にエカーズの遠征でフランスで数レースを経験していましたが、ネイションズカップのレベルは想像以上に高かったです。。準備段階からしっかりとコースを頭に入れてコンディションもとても良い状態でしたが、それ以上にレベルが高く何もできないで終わってしまいましたが、スイスのレースに向けて気持ちを切り替えて全力で戦います」
集団の前方で次の展開に備える山田。小さな積み重ねが2年後、5年後大きな飛躍に繋がっていく。今後も積極的なレースを期待したい。
本来の実力を出し切れずに終わってしまった津田。来年は是非リベンジして欲しい。