今年は全6戦が予定されているU23ネイションズカップの中で、4月開催の3連戦は北ヨーロッパ(北フランス、ベルギー、オランダ)が舞台。初戦はベルギー、風と石畳のツール・デ・フランドル・エスポワールに今年は例年にも増して強豪国が集結した。チームはベルギーで活動する小石と石畳が得意な清水の2名を終盤まで良い状態に残すことを課題としてスタート。
レースはスタートから冷たく強い風が吹く中、少人数の逃げが出来、集団はところどころペースアップがあるものの落ち着いた状態で外周を終える。しかし勝負の石畳周回を目前に雨が降り出すと一気にレースが過酷に変化した。面手の落車などもあり、チームは小石、清水、小橋の3名で難関へ挑む。雨、風、泥水、落車続出のなかで集団は細かく分裂し連携を失い、残った小石は単独でも前方をキープしようとするが、徐々にポジションを下げてしまい最終的に88位でのゴールとなった。勝ったのはオーストラリアのエドモンソン、昨年のトラック4kmIPとTPの世界チャンピオンだ。チーム力もあったが最後は先頭3名での自力勝負を制した。日本人にとって苦手な条件での初戦となったが、大きなダメージを残さずレースを終えた。3日後に控えるLA COTE PICARDE(フランス)では10位以内を目標に挑む。(浅田 顕)
U23ネイションズカップ3連戦
大会名:TOUR DES FLANDRES ESPOIR 177㎞
クラス:UCI 1.2 Ncup
期 間:4月11日
場 所:ベルギー
参加者:面手利輝、清水太己、小石祐馬、徳田優、小橋勇利、横山航太
成 績
1 EDMONDSON Alexander(オーストラリア) 4h29m04s
2 MOSCON Gianni(イタリア) +0s
3 KORSAETH Truls Engen(ノルウェー)+7
…88小石祐馬+9m31s
…清水太己、面手利輝、小橋勇利、徳田優、横山航太は途中棄権