フランス中部オートヴィエンヌ県の小さな町Civray=シヴレで開催された1周約8㎞の周回コースは緩やかな丘陵地帯に風が吹く。平坦ではないが登りもそれほどきつくなく、恐らく展開力と横風に耐える力が重要。今回はスタート直前に降り出した豪雨もレースを厳しくする中、ジャパンU23は5名のメンバーで初戦をスタート。
レース名 Route d’Or du Poitou à Civray 121㎞(8.1㎞×15周)
開催地 フランス・オートヴィエンヌ県
クラス FFC 1.12.1(フランスアマチュア最高カテゴリー)
期 間 2014年8月6日
参加者 徳田鍛造(鹿屋体育大学)、山本隼(中央大学)、徳田優(鹿屋体育大学)、黒枝咲哉(鹿屋体育大学)、岡篤志(EQA U23)
監督 浅田 顕
メカニック 高橋優平
成績
1 BLANQUEFORT Sylvain (フランス/OCEANE U TOP 16)3h02m24s
2 POLUS Piotr Tomasz (ポーランド/A.PO.GE U CHARENTE MARITIME +0s
3 GERBAUD Guillaume (フランス/OCEANE U TOP 16) +0s
…22位岡篤志、24位面手利輝(EQA U23) 25位山本隼+1m54s
徳田優、黒枝咲哉は途中棄権、徳田鍛造周回遅れでゴール(完走扱)
レース解説・監督コメント
先乗りしていた岡篤志を除き、フランスへ到着した選手は時差ボケも多少ありながら2日間のトレーニングを経て初戦を迎えた。スタート時の強い雨風にもひるまず、スタートから徳田優が結局的に逃げを試み、一時は強豪メンバーらと先頭集団を形成した。レースは40㎞で振り出しに戻るが、展開は決して緩いものではなく続々と選手が脱落してゆく。約70㎞地点で複数のアタックが前で合流した17名の先頭グループが形成されるが、JAPANからは誰も乗れず18位以下の集団で岡、山本がゴールした。リタイヤしたものの初戦にして初参加の徳田優、黒枝咲哉も怖がらずに積極的に展開していたこと、今後の明るい材料となった。山本隼も集団内で冷静に展開し、初めてのフランスでのレースを走り終えた。EQA U23で参加の面手は18人の逃げに乗りながらパンクでチャンスを逃してしまったことは残念だが次に繋がる走りが見られた。また、スタートから積極的に走った徳田優へゴール後主催者より特別賞が与えられた。