個人総合成績に最重要な第2ステージは終盤に1400mの山を2回登る山頂ゴールの151㎞。チームは雨澤を上位に送り込むための役割を分担しスタートした。レースは中盤まで少人数の逃げグループが出来るが難関までにはすべて吸収。強豪国ひしめく中、最重要な登りの入り口までの位置取りをチームで行い、エース雨澤を集団の先頭まで引き上げ登坂勝負に突入した。1回目の山頂付近ではジロ・デ・イタリアを総合45位でゴールしたばかりの地元チェコのSchlegelが後続を1分以上離し通過。後続は雨澤を含む18人に絞られた小グループで下りに入る。そして山頂ゴールとなる2回目の登りでは強豪ベルギー勢らが先頭を捕える展開に。雨澤は途中まで12位のポジションまで粘るがラスト3㎞あたりで順位を落とし18位でのゴールとなった。雨澤個人では10位以内の目標を立てていたため本人には悔しい結果であったが、チームとしては各選手役割を全うしネイションズカップポイント圏内(個人総合20位以内)に残る可能性を高めたことは評価したい。優勝はベルギーのLAMBRECHTで、ベルギーは3位と5位にも入り総合優勝に向け優位に立った。明日は最も厳しい最終ステージ。JAPANチームの士気が高まる中、攻撃に参加し雨澤の総合順位上昇に繋げたい。(浅田 顕)
第2ステージ KRNOV – DLOUHE STRANE 151km
レース結果
1 LAMBRECHT Bjorg(ベルギー) 4h00m59s
2 EG Niklas(デンマーク)+6s
3 VANHOUCKE Harm(ベルギー) +6s
…18雨澤毅明+4m49s、46石上優大+14m13s、61岡篤志+16m55s、79小野寺玲+23m43s、93岡本隼+25m35s、97渡辺歩+28m10s