2017/03/07

U23 欧州ロードレース遠征 第1戦

日本チーム3月5日 Vollezele 112.5km  
出走152名 
草場 啓吾 22位
武山 晃輔 DNF
山本 大樹 DNF
大町 健斗 DNF
現在U23ナショナルチームによるベルギー遠征が行われています。今回のメンバーは強化指定メンバーの中から欧州経験の少ないメンバーが選考されました。
初めての欧州レースで気持ちが昂ぶり、またナショナルチームのジャージを着用する事はそれなりのプレッシャーもあり、既に多くのレースに参戦し結果を残している強化指定メンバーと言えど、冷静な判断を行う事が出来ずに落車してしまうケースをこれまでも多数見てきました。
そこで今回、初戦を迎えるにあたり一番重要な課題として「落車になりそうなリスクを回避し、落車しない事」を指示しました。その上で集団に残る事よりも前で展開していく事を目標としました。
コースは大きな幹線道路を使用した全体的に広い道路とゆるい起伏のあるコースで、一部比較的荒れていない石畳の上り区間のある1周役14.5kmの周回コースを9周。
序盤から石畳区間やその後の平坦で常にアタックがかかるが、大きな道幅と直線区間の長いコースは集団に有利で逃げ集団は常に吸収される。山本は積極的に集団前方でアタックに反応し、集団を抜け出す事もあったが、これも吸収された。
後に山本は前半の疲労がたたりラスト2周で遅れリタイヤとなった。
草場は最後まで約60名の集団に残りスプリントも良い位置でフィニッシュしたが賞金圏内の20位には届かなかった。
武山も最終周回まで集団に残っていたが単独で落車しリタイヤとなった。
大町は4週目に腰の痛みがあり、また集団のペースに耐えられずに遅れその後単独で落車、リタイヤとなっている。
ベルギーの選手は既に3~4レースを走り、コンディションを上げてきている中で、山本、草場はまだコンディションが上がっていないにも関わらず手応えを感じることができた。
武山は外科的な縫合手術を受けたが本人はコンディションの良さと、レースを走る強い意志を持っており、スポーツドクターと相談しながら今後のスケジュールを考えたい。
あらためて、「初戦」の洗礼を浴びたが、同時に手応えも感じておりコンディションを上げながら残る5レースに参戦していきます。(橋川 健)

今後のレース予定
3月11日 Meulbeke ベルギー 
3月15日 Templeuve ベルギー
3月19日 Ichtegem ベルギー
3月22日 Esplechin ベルギー
3月25日 ANZEGEM  ベルギー