最終ステージは前半の平坦と丘陵区間と後半の山岳区間に分かれるオールラウンドなコース。チームは雨澤の総合成績上昇を目指しスタートした。今日は風が強くレースは序盤から、ベルギーに対し逆転を狙う各国の攻撃により集団が長く伸び、耐え切れず脱落する選手が続出するが、日本チームは雨澤を守るように全員で位置取りし難を逃れ山岳に入る。最初の山岳ポイントでは逃げグループも捕まり集団は60名程に絞られ、チームからは雨澤、岡、石上が残る。
後半は山岳賞、ステージ狙いの選手らが飛び出すが集団は一定ペースでコントロールされゴールへ向かう。最後はラストスパートで飛び出した個人総合下位の3名により先着、雨澤はトップから48秒遅れの29位でゴールし個人総合18位で終えた。ステージ優勝はカザフスタンのULYSBAYEV、そして個人総合成績はベルギーのLAMBRECHTが守り切った。
日本チームはU23ネイションズカップ参戦開始から5年目にして初めてネイションズポイントを獲得し、今回の目標は達成された。今後はこれまでの成績をもって8月の最終戦“ツール・ド・ラヴニール”の出場選考結果を待つことになる。(浅田 顕)
第3ステージ JESENIK – JESENIK 160km
レース結果
ステージ成績
1 ULYSBAYEV Dinmukhammed(カザフスタン)4h00m21s
2 GENIETS Kevin(ルクセンブルグ) +01s
3 LAFAY Victor(フランス) +01s
…29雨澤毅明+48s、37石上優大+55s、59岡篤志+3m45s、66岡本隼+18m48s
…小野寺玲、渡辺歩は途中棄権
最終個人総合成績
1 LAMBRECHT Bjorg(ベルギー)11h22m13s
2 SCHLEGEL Michal(チェコ)+16s
3 131 EG Niklas(デンマーク)+17s
…18雨澤毅明+5m46s、36石上優大+15m14s、53岡篤志+20m42s、73岡本隼+44m30s