Stage4
第4ステージは114.5kmで、スタートと同時に1.5kmの登り、そして60km過ぎに4.5kmの勾配のあるKOMの登りが控え、その後もアップダウンが続く。ラスト10kmからは道幅の広い平坦の直線となり、鋭角コーナーを2か所曲がってゴールを迎える。
日野が20kmあたりの登りで抜け出しアメリカのエースVOLLMER ANDREWらと攻撃をしたが、カザフスタンが危険な逃げは逃さない。KOMの登り口から日本チームで集団前方にまとまり、良い位置で馬越、小野寺を送り出す。アメリカのVOLLMER ANDREW、カザフスタンのPRONSKIY Daniilのペースアップで人数が絞られ、KOMまで800mあたりで小野寺と馬越が遅れ始める。カザフスタン4名を含む7名でKOMを通過するが、昨年の経験のある小野寺は焦らず追走グループをまとめてその後の平坦、下り区間で合流し、また馬越も湯浅も復帰する。20名強の先頭集団にはカザフスタン4名、フランス2名、アメリカ3名で日本も3名残し、馬越、小野寺での個人総合上位のチャンスを狙う。ラスト15kmほどの短い登り区間でカザフスタンのPRONSKIY DaniilとBRUSSENSKIY Glebが抜け出し、それを追いかけて馬越が個人総合上位の選手らと6名で抜け出す。前の2名が強力でジワジワ差をつけられていく中で、馬越のグループからさらにカザフスタンのFEDOROV Yevgeniyが抜け出し、上位3名に与えられるボーナスタイムのチャンスを失う。スプリント力のある馬越であるがゴール前の2か所の鋭角コーナーで失速しステージ7位にとどまったものの、個人総合では7位から5位まで上げることに成功した。小野寺はラスト2kmあたりから2名で抜け出したがゴール直前で追いつかれてタイム差はつけられず個人総合で10位となった。
最終ステージとなるstage5はKOMの登りが1か所あるが勾配は緩く集団ゴールとなることが予想される。日本チームは馬越の個人総合5位を守りながら、日野、福田のスプリントでステージ優勝を狙う。
Stage4 結果
1 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)2時間45分48秒
2 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン)同タイム
3 FEDOROV Yevgeniy(カザフスタン) 39秒差
7馬越裕之(日本) 1分差
9小野寺慶(日本) 1分44秒差
19 湯浅博貴(日本) 同タイム
29日野泰静(日本) 5分21秒差
39香山飛龍(日本) 同タイム
47福田圭晃(日本) 同タイム
Stage4 個人総合成績
1 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 9時間37分43秒
2 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)8秒差
3FEDOROV Yevgeniy(カザフスタン) 37秒差
5馬越裕之(日本) 1分24秒差
10小野寺慶(日本)2分8秒差
23湯浅博貴(日本) 5分9秒差
31福田圭晃(日本) 8分40秒差
32日野泰静(日本)8分42秒差
41香山飛龍(日本)8分46秒差
JCF強化コーチ 柿木孝之