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2018/07/21

UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de l’abitibi stage2

Stage2

Stage2は周回コースが変更になりVal-d’OrをスタートしてVal-d’Orに戻る137.2kmのラインレースで行なわれた。
前日の反省を活かしてニュートラルの段階から日本選手は集団前方をチームでキープする。複数名の逃げは起こるがなかなか決まらない中で、ニュージーランドの選手が1名飛び出して集団は落ち着く。2分のタイム差が出来たが60kmほどで集団に吸収される。横風を使ったペースアップで集団が伸びる場面もあったが、風も強くなく集団に大きなダメージはない。5名ほどのナショナルチームを含む逃げには日本の選手は常に入り、後手を踏まない展開が続く。ラスト40kmをきったあたりでカナダナショナルの選手のアタックに日野、小野寺が入り、アメリカも加わり4名の逃げが出来る。アメリカは抑え役の選手であったが途中からローテーションに入り30秒ほどのタイム差をつける。そのままスプリントポイントを日野が1位通過して3秒のボーナスタイムを獲得する。この4名の逃げはラスト15kmで集団につかまる。その後ナショナルチームはニュージーランドしか含まない10名ほどの逃げが15秒ほど先行する。集団は落車もあり追いきれない。ゴール直前でほぼ吸収した形ではあったが3名が集団と同タイムながら逃げ切った。日野は先頭グループの選手を抜きながらスプリントして4位に入り、途中のボーナスタイムにより個人総合2位まで上がった。またこの日獲得したポイントでポイントリーダーに上がった。

鴨下はラスト30kmあたりで他の選手から危険行為をうけ落車しリタイアとなった。その落車の影響で山本も落車して自転車が大破し大きく遅れることとなった。

日野は最後のスプリントであと1人抜いていれば個人総合リーダーだったため残念な結果であったが、日本チームは1日を通して全員が集団前方で危険な動きに対応し、またチャンスがあったら攻撃を仕掛けた。第3ステージからは鴨下を欠くことになってしまったが、チームとしてより連携を強くしてステージ優勝を狙う。

Stage2  結果

1 JASTRAB Ryan (Alterra Home Loans Cycling Team) 3時間4分16秒
2 COCK Sam (Desjardins Ford P/b Cromwell) 同タイム
3 KIRBY Kyle(Team California)
4 日野泰静 同タイム
8 福田圭晃 同タイム
47 小笠原匠海 同タイム
54 小野寺慶 10秒差
135 山本哲央 19分57秒差
リタイア 鴨下拓弥

Stage2 個人総合成績

1 JASTRAB Ryan (Alterra Home Loans Cycling Team) 5時間30分21秒
2 日野泰静 2秒差
3 CRUZ DE LA MORA, Eduardo (Alterra Home Loans Cycling Team) 3秒差
28 福田圭晃 10秒差
41 小笠原匠海 同タイム
50 小野寺慶 20秒差
129 山本哲央 20分7秒差

                                                     JCF強化コーチ 柿木孝之