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2018/07/22

UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de l’abitibi stage6

Stage6

Stage6はVal-d’Orの中心から郊外を回って戻ってくる1周10.4kmの周回コースを10周する104kmで争われた。周回には300mほどの登り区間が3か所あり逃げが決まりやすいコースのため、レース展開によっては最後のスプリント勝負だけに備えることは出来ない。日野が個人総合7位からさらに順位を上げるためにもゴールだけではなくスプリントポイントも積極的に狙っていく。

スタートからすぐにアメリカが5名で隊列を組みコントロールを始める。3周目に4名の逃げが決まり福田がここに入る。スプリントポイント前に吸収されて、次の動きに個人総合8位のフランスMAINGUENAUD Tomが入りここでボーナスタイムを3秒取られてしまう。そこからは細かなアタックが続く。60km過ぎから2回目のスプリントポイントに向けて日本チームがアメリカチームに変わり集団をコントロールして逃げの小集団を吸収し日野のスプリントに備えたが、連携がうまくかみ合わず小野寺が1位通過してしまう。ラスト3周に入ってからはアメリカがスピードを速めてコントロールする。最終周にフランスのMAINGUENAUDがアシストを使い再び攻撃をかけ独走するが、日野の個人総合7位を守るために日本チームが追わないといけない中で追走に小野寺が入る。ラスト3km手前で集団は一つになり最後は集団スプリントとなる。ラスト400mの最終コーナーに入る位置取りが悪かったものの爆発的な伸びをみせた日野が4位、福田が7位に入った。この日のステージ優勝はDesjardins Ford p/b Cromwell チームのニュージーランド選手COOK Samで、早めにスプリントを開始して集団スプリントの上位常連選手らから秒差なしで逃げ切った。

日本チームはこの日はチームで動く意思をみせ、ポイントポイントでよく動いたもののうまくかみ合わなかった。ステージ優勝をするにはよりチームでの連携が求められる。最終ステージとなる第7ステージでは特にゴール前での連携をより密にして日野のステージ優勝とボーナスタイム獲得により個人総合6位へのジャンプアップを狙っていく。

Stage6順位

1 COOK Sam (Desjardins Ford p/b Cromwell) 2時間22分24秒
2 PICKRELL Riley (カナダナショナルチーム) 同タイム
3 SHEEHAN Riley(アメリカ)
4 日野 泰静 同タイム
7 福田 圭晃 同タイム
25 小笠原 匠海 同タイム
29 小野寺 慶 同タイム
82 山本 哲央 53秒差

Stage6個人総合順位

1 SHEEHAN Riley (アメリカ) 11時間27分38秒
2 BOOTS Kendrick (アメリカ) 19秒差
3 GARRISON Michael (アメリカ) 19秒差
7 日野 泰静 42秒差
22 小笠原 匠海 1分24秒差
26 福田 圭晃 1分28秒差
33 小野寺 慶 1分48秒差
95 山本 哲央 24分14秒差

                                          JCF強化コーチ 柿木孝之