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2019/09/01

UCI JUNIOR NATIONS CUP 2019 Tour de DMZ Stage2

Stage2
Stage2はINJEからHWACHEONまでの113kmで争われた。40km過ぎの山岳賞のかかった登りまでは1km未満の登りが複数回続くアップダウンコースで、ここでカザフスタンらの数名の逃げが出来るが、個人総合リーダーを擁するオランダのWWVがコントロールして進む。山岳賞前に複数名の逃げが出来るが、山岳ポイント手前から津田、湯浅らが山岳リーダーの川崎を引き上げ逃げていた選手を全て吸収する。川崎はスプリントで2位通過して山岳リーダーをキープする。この登り区間で集団はいくつかに分かれたが、下り区間と平坦区間で多くの選手が集団復帰する。50kmあたりから津田がアメリカのWエースのBOURGOYNE LucasとMCLAIN Loganと3名で逃げる。30秒以上の差がついたがリーダーチームのWWVが全員でまとまり牽き続ける。力のある先頭の3名は全開でローテーションを回しタイム差をキープするがWWVも15km以上かけて危険な逃げを潰す。その後の緩やかな丘や平坦で個人総合に関係のない選手らが逃げるが、ゴールまで25kmの登り区間で津田のサポートを受けた山田が9名の逃げに入る。メイン集団のWWVは粘るがアシスト選手が力尽き、リーダー自らが集団を引っ張るが20秒から30秒差が詰められない。先頭集団の山田その後の登り区間でさらに攻撃をかけるが集団分断には至らない。そのまま先頭集団は逃げ切り、山田のステージ優勝に期待がかかったが7月のネイションズカップツールドラビティビでステージ2勝したBOURGOYNE Lucasが優勝した。山田は最初にスプリントを開始したが3名にまくられ4位となった。それでもこの逃げのおかげで山田を個人総合5位まで上げることが出来た。この日は津田を含む3名の逃げによりリーダーチームを苦しめたことで山田を含む決定的な先頭集団を作ることが出来た。
明日のstage3は130kmのコースで山岳賞のかかった登りがあるものの短く勾配もないため、日本チームはレース状況をうまく利用して逃げを作って山田の個人総合アップ、川崎の山岳ジャージのキープ、そしてステージ優勝を狙う。

Stage2 結果
1 BOURGOYNE Lucas  (アメリカ)        2時間36分4秒
2 KRUNSEN Jeite  (WWV)           同タイム
3 MCNEIL Aldan  (ARAPAHOE HINCAPIE PB BMC RACING)同タイム
4 山田拓海(日本)同タイム
16大河内将泰(日本)39秒差
33川崎三織(日本)同タイム
36津田悠義(日本)同タイム
51湯浅博貴  (日本)同タイム
78北宅柊麻(日本)10分1秒差

Stage2 個人総合
1 BOURGOYNE Lucas(アメリカ)        4時間29分16秒
2 KRUNSEN Jeite(WWV)            4秒差
3 MCNEIL Aldan (ARAPAHOE HINCAPIE PB BMC RACING)6秒差
4 山田拓海(日本)10秒差
10大河内将泰(日本)49秒差
15川崎三織(日本) 同タイム
22湯浅博貴  (日本) 同タイム
25津田悠義(日本) 同タイム
78北宅柊麻(日本) 13分27秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之