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2018/05/21

UCI JUNIOR NATIONS CUP TROFEE CENTRE MORBIHAN2018

Stage1

5月19日から20日までの2日間、タイムトライアルを含めて3ステージで行なわれるジュニアネイションズカップTROFEE CENTRE MORBIHANが始まり、日本からは小野寺慶、香山飛龍、日野凌羽、中村龍吉、道見優太、宇佐美颯基の6選手が出走した。

Stage1はブルターニュ地方のPONTIVYの周辺のアップダウンコースを90kmほど走った後7kmの周回を5周する123.6kmで争われた。長い登りはないがアップダウンが多く、PONTIVYの周回には1.3kmと400mの登り区間があり、またストップandゴーを求められ集団後方では脚を削られるコース設定となっている。例年雨が多いこの大会であるが、今年は快晴の中でのレースとなった。

スタートしてすぐにイタリア、ノルウェー、ベルギー、デンマークの選手らと小野寺が逃げて15秒ほど開く。しかし10km先にスプリントポイントがあるため、集団はスピードを上げスプリントポイントを前に5名を吸収する。30km地点手前の山岳ポイントは登り始めの勾配が15%以上あり、集団はいくつかに分断して日本チームはここで苦しむ。この登りでベルギーのEVENPOLE RemcoとイタリアのPICCOLO Andreaの2名が抜け出し集団とは1分の差を保ちレースは落ち着く。メイン集団には小野寺、中村、日野の3名が残る。70km過ぎの山岳ポイントでも数名の追走が起こるが状況は変わらず、7kmの周回に入る際には2分以上の差となる。周回に入ってからベルギーのEVENPOLEが力をみせつけるように独走を開始するとさらにタイム差が広がっていく。暑さで動きの鈍った集団ではネイションズカップ上位のノルウェー、デンマーク、フランス、ドイツも脚を攣る選手が多発しコントロールできず、ラスト15kmでは先頭のEVENPOLEとメイン集団では4分以上のタイム差となる。ラスト周回の平坦で中村が自らアタックをかけ、追走してきた6名と集団から抜け出すが登り途中で吸収される。メイン集団のゴールでは小野寺がスプリントして12位となった。ジュニアネイションズカップでは過去に記憶にない大逃げで圧倒的な力をみせたEVENPOLE Remcoが途中まで一緒に逃げていた2位のPICCOLO Andrea に3分半、3位以下のメイン集団に4分以上の差をつけて優勝した。EVENPOLEは2週間前のチェコで行なわれたネイションズカップではステージ2勝と個人総合優勝だけではなく山岳、ポイント賞もとり今大会でも優勝候補筆頭であったが、その選手のレース前半での大逃げをどこの国も追うことが出来なかった。

明日は午前に7kmのTT、午後はアップダウンの厳しいロードレースの2部で行なわれる。

Stage1
1 EVENPOLE Remco(ベルギー)  2時間53分57秒
2 PICCOLO Andrea(イタリア)   3分35秒差
3 SYVERSEN Preben(ノルウェー)  4分12秒差
12小野寺慶  同タイム
35中村龍吉  同タイム
66日野凌羽  19分1秒差
71宇佐美颯基 25分42秒
HD道見優太
DNF香山飛龍

JCF強化コーチ柿木孝之