緩い3級山岳ポイントがあるものの何もなければ集団で進むコースレイアウト。チームは今回もステージ成績を狙い積極的に逃げに挑む。レースは予想よりも風の影響を受け、幾度か集団が分かれたり纏まったりの展開のなか、最後に飛び出した14名に新城と岡が入り、集団はスプリント勝負に向けてペースアップを試みるがタイム差は縮まらず14人の勝負に。ゴール前2㎞でアタックした新城がそのまま先着、後続を抑え優位に動けた岡が2位とチームとしては完勝となった。途中2つのスプリントポイントを獲得した渡辺歩がスプリントジャージを獲得、チーム賞も獲得し表彰台を独占した。これはレベルの低いレースではない。スペイン人が日本で活躍するように、スペインでも日本の若手が活躍できる。これまで力を使うレース展開を続けた成果が勝利として表れた。明日はリーダーチームとなるが、力まずに引き続きステージ成績を重視した走りで力を付けたい。
9月7~10日 Volta Ciclista Provincia de Valencia(スペイン・バレンシア州)
チームはスペイン北西部のカンタブリア州からヴァレンシア州へ南下。前レースより一日の移動日を挟み4日間のステージレースVolta Ciclista Provincia de Valencia(ヴォルタ・ア・ヴァレンシア)へヴエルタ・ア・カンタブリアと同じメンバーで参加。スペインのトップクラブチームを始め、フランス、ロシア、ポルトガルからも非UCI登録ながら強豪チームが集まる。(浅田 顕)
第1ステージ Valencia-Ribarroja 143.7km
ステージ成績
1 新城雄大 3h06m53s
2 岡篤志 +4s
3 SOR, Erlend(ノルウェー/ESCRIBANO SPORT TEAM)+4s
…32小野寺玲、40横山航太、111石上優大、121渡辺歩、124雨澤毅明+11s
個人総合リーダー
新城雄大
個人総合スプリント賞
渡辺歩