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2016/04/11

Women’s Tour of Thailand Stage3 レポート

Women’s Tour of Thailand Stage3
Stage3は70kmの平坦コースで、途中1か所スプリントポイントがある。日本チームは1つ目のスプリントポイントとゴールでのボーナスタイムによる吉川の個人総合ジャンプアップをチームの最優先とした。
スタートと同時にアタック合戦になるが、日本チームはリーダーチームのチャイニーズタイペイの動きを利用しながら対応していく。スプリントポイントでは総合リーダーのTing、総合2位のJutatip、坂口の順番で通過する。この時点で吉川は個人総合で暫定4位になり、集団ゴールであれば吉川がTingを逆転できない状況となる。その後は香港、エストニア、イスラエル、タイが攻撃を続けるが、日本も吉川以外のメンバーで対応し続ける。
ラスト20kmを切ってからもアタックが頻発し、数名の逃げに日本選手が入れない場面が出始める中、ラスト10kmで香港、ベトナム、フィリピン、タイ、アジア選手権2位の中国PUの5名の逃げが決まる。チャイニーズタイペイチームが崩壊し、日本とウクライナが追わないといけない展開の中で両チームともにうまくまとまれず、ラスト3kmで20秒ほどのタイム差となる。先頭の5名は7秒差で逃げきり、吉川の個人総合は6位まで落ちることとなった。
この日はチームで動くべき所で動けず他のチーム頼みで走ってしまった。目まぐるしく展開するレース状況の中で、いかに冷静に判断してチームで動くことができるか、この日のステージは反省点の多いレースとなった。

Stage3
1 Yang Qianyu(香港) 1時間47分18秒
2 Nguyen Thi Thi(ベトナム) 同タイム
3 SOMRAT Phetdarin(タイ)同タイム
6 吉川美穂 7秒差
8 坂口聖香 同タイム
15 梶原悠未 9秒差
26 上野みなみ 同タイム
33 金子広美 同タイム

個人総合順位
1 Yang Qianyu(香港) 7時間00分27秒
2 Huang Ting Ying (チャイニーズタイペイ)3秒差
3 Nguyen Thi Thi 4秒差
6 吉川美穂 12秒差
10 坂口聖香 15秒差
13 梶原悠未 19秒差
27 金子広美 同タイム
45 上野みなみ 同タイム