2015/04/20

ZLM Roompot Tour<レポート>

最終の第3ステージは177㎞のフラットコースで朝から強い風が吹く。レースはスタートから一気にペースが上がり集団を分解させては元に戻る動きが繰り返され、やがて後方グループは元に戻らなくなる。時々アタックはあるもののリーダーのデンマークに他の強豪国が屈した形でレースが自在にコントロールされる。日本勢の殆どが早くから脱落集団に取り残される中、2つ目のメイングループに小石、岡を残すが、中盤に小石は横風での路肩走行で不運な落車で肩を強打しレースをリタイヤ、岡もポジション争いで路肩から畑に落とされ集団復帰ができず終盤にリタイヤとなった。
ステージを制したのはリーダーを擁しながらスプリントも制したデンマークのペデルセン。デンマークは個人総合優勝を含み完全にレースを支配した。今回のレースでは体格と体力の差の大きさを感じた。坂の無い超消耗戦で地元オランダ、ベルギー勢でさえ頼りなく感じるほど北欧勢のパワーを見せつけられた2日間であった。小石は検査の結果鎖骨骨折が判明し、しばらくは治療に専念することになる。しっかり完治させ早く元気な走りを見せてほしい。(浅田 顕)

ZLM Roompot Tour
4月18日 第3ステージ成績

1 Mads PEDERSEN (デンマーク)4h02m18s
2 Michael Carbel SVENDGAARD (デンマーク) +0s
3 Daniel HOELGAARD (ノルウェー)+0s
完走69人 日本チーム6名は全員途中棄権

最終個人総合成績
1 Søren Kragh ANDERSEN (デンマーク)7h18m01s
2 Mads PEDERSEN(デンマーク) +7s
3 Michael Carbel SVENDGAARD(デンマーク) +11s