Biwase cup 2017 Stage8
Stage8は平坦の追い風基調の120kmのコースで、レース前半に5人ほどの総合上位ではない選手らの逃げをいかせ、日本チームで緩くコントロールして唐見の個人総合を守る走りをすることをレース前に確認した。
スタート直後から予想通りアタック合戦になるが、日本チームは逃げ選手のゼッケンをしっかりチェックして少人数の逃げのみしか行かせない。30kmあたりで韓国のアタックが決まりその後6名の追走が出来、最終的には7名の先頭グループが出来る。その中の最上位選手が個人総合で唐見から9分遅れの選手であったため日本チームは大きくタイムが開いてから緩くコントロールする予定でいたが、団体総合でトップの地元チームBIWASEがほかのベトナムチームと協力して集団を牽引し続ける。そこには日本から樫木が一緒に入る。ただ前とのタイム差が一気に縮まってきたため、残り距離を考え集団コントロールから日本チームは離れる。唐見を含むメイン集団でも個人総合2位争いをかけたアタック合戦が起こるが、どの動きに対しても唐見自身が対応して危険な場面にはならない。そのまま先頭集団とは2分差のままゴールとなり、逃げた7名でのスプリントで韓国のLee Eunheeが優勝した。
今日のステージでは日本チームは当初の予想と異なりコントロールする必要なくレースを終えることが出来、明日に向けてチーム力を温存することが出来た。最終ステージとなる明日第9ステージも唐見の個人総合をチーム全員で守る。
Stage8
1 Lee Eunhee(韓国)3時間6分1秒
2 Phan Hong Loan(ベトナム Gao Hat Ngoc Troi AG)同タイム
3 Pham Hong Nhung(ベトナム)同タイム
9 梶原 悠未 1分46秒差
37 唐見実世子 同タイム
45 福田 咲絵 同タイム
53 下山美寿々 同タイム
77 樫木 祥子 同タイム
Stage8 個人総合成績
1 唐見実世子 19時間1分19秒
2 Phetdarin Somrat(タイ) 3分32秒差
3 SOKOVNINA Natalya(カザフスタン)3分34秒差
6 福田 咲絵 5分18秒差
38 梶原 悠未 26分31秒差
42 樫木 祥子 28分27秒差
61 下山美寿々 41分45秒差
JCF強化コーチ 柿木孝之