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2022/04/01

ロードU23男子春期欧州遠征 レースレポート④

日程:3月26日(土)~27日(日)
大会:TOUR DE CANTON DE L’ESTUAIRE
レースカテゴリー:FFCエリートクラス ステージレース
第1ステージ 149.9km
第2ステージ 148.2km
場所:フランス・ジロンド県
エントリー数:16チーム/91人
参加国籍数:9ヵ国

選手
大仲凛功(松山学院高等学校)
川崎三織(EQADS)
香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム)
西本健三郎(EQADS)
山下虎ノ亮(榛生昇陽高校)

レース結果

第1ステージ結果
1. WILD Damian (フランス/AVC AIX EN PROVENCE) 3h32m49s
2. LAMY Julien (フランス/)+8s
3. ERMENAULT Corentin (AVC AIX EN PROVENCE)+8s
…34西本健三郎+5m25m、40山下虎之亮+5m38s、53香山飛龍+11m24s
川崎三織、大仲凛功は落車によるリタイヤ

第2ステージ結果 148.2km
1. ERMENAULT Corentin (フランス/AVC AIX) 3h38m54s
2. * DE VINCENZI Luca (フランス/PAU 64) +0s
3. ALBRECHTSEN Christian Gorm (デンマーク/TEAM SMART DRY) +0s
…39香山飛龍+39s、44山下虎之亮+4m22s、66西本健三郎

個人総合成績
1. ERMENAULT Corentin (フランス/AVC AIX) 7h11m31s
2. WILD Damian (フランス/AVC AIX)+8s
3. SAGNIER Théo (フランス/PARIS CYCLISTE OLYMPIQUE) +27s
…37山下虎之亮+10m12s、44香山飛龍+12m15s、西本健三郎(確認中)

浅田顕監督コメント
比較的フラットな地形の地域を走る2日間のステージレース。初日は集団内でのチームでの位置取りと連携で、逃げの展開では川崎、香山を送り上位成績を狙い、2日目は初日最上位の選手をサポートすることでスタートした。

レースは初日序盤から地方選抜チームの一選手の非常に悪質な行為により、チームで固まっていた川崎、大仲、山下が転倒し、川崎と大仲は負傷の為その場でリタイヤとなった。山下は自転車交換後、何とか集団に追い付きレースに復帰。レース展開は序盤に形成された10名、追走の10名が動いたが、チームは大きく動けずメイングループ以下でのゴールとなった。

第2ステージは3名の出走となる中、総合成績上位者もいない為、積極的に逃げに乗りレース展開に加わることを課題とした。その中、西本が序盤から8名の先行グループに入り中間スプリントポイント争いでは3回とも2位通過するなど攻撃的な走りを見せた。終盤に入るとメイン集団のペースも上がり逃げグループも吸収され、残る香山が山下にアシストされる形でゴールとなりレースを終えた。

今大会はベルギーで行われたネイションズカップと同日開催になりチームを二つに分けての出場となったが、アマチアトップカテゴリーのレースレベルで走る事でも十分実力評価が出来る為、今後も日本人選手の成長の指針として行きたい。

各選手コメント

香山飛龍(弱虫ペダルサイクリングチーム)
第1ステージの序盤は西本と交互にアタックに反応出来ていたがGPMのペースアップで力を使ってしまい後半はメイングループに残れなかった。途中山下とうまく連携出来た場面もあったのでそこは収穫と思う。第2ステージは西本が逃げてくれて、集団では山下に助けてもらいゴールを狙ったが、ゴール前の横風のペースアップに耐えられず後ろに下がってしまった。

川崎三織(EQADS)
第1ステージの序盤は逃げを試みたが成功せず、道幅が狭くなり集団が詰まったところで横の選手に故意的に手で強く押されて転倒し負傷からレースを降りた。丁度チームで固まっていた事もあり3人での落車となってしまった。

大仲凛功(松山学院高等学校)
第1ステージでは集団内でチームとしてうまく走ることを心掛けた。川崎さんと良く連携出来たが落車に巻き込まれてしまい指を痛めリタイヤした。とても残念な結果となってしまった。

山下虎之亮(棒生昇陽高等学校)
第1ステージの目標はチームに貢献し自分の力を試す事だった。思い通りにはならなかったが落車しても諦めず復帰しメイングループでゴール出来た。もう少し香山さんや西本さんをアシスト出来れば良かった。第2ステージはきついステージだったが香山さんをサポートできたことが良かった。これからも海外のレースに挑戦してゆきたい。

西本健三郎(EQADS)
第1ステージは香山さんと連携して逃げを狙ったが、暑さで頭も痛くなったり、中盤から横風区間で消耗して動けなかった。横風ではもっとチームで纏まるべきだった。第2ステージはアタック合戦の末に逃げに乗れて中間ポイントも稼いだ。逃げの8人は協調体制で自分は余裕がある方だったが、後半にはその中の3人が明らかに強いと感じた。今回は初めてエリートのレースで逃げに乗れたことが収穫だった。