Taiwan Cup Track International Classic Ⅰ(Class1)2日目は男子オムニアムが行われた。日本ナショナルチームからは今村駿介(中央大学)と松本憲斗(鹿屋体育大学)が出場した。
1種目目のスクラッチはラスト2周から今村・松本で主導権を取り後続の動きに合わせてスプリントに入りそのまま1着2着でゴールした。
2種目目のテンポレースでは、スクラッチで下位となっていた選手が積極的にアタックを繰り返しレースを進め、中盤に入って4ポイントを獲得した今村が4位、同じく2ポイントを獲得した松本が5位となった。
3種目目のエリミネーションでは、終始前方で優位にレースを進めた今村に対し、混戦に包まれ後方から脚を使い続けた松本。その差が後半に響き松本が4着、最後のスプリントまで制した今村は1着でレースを終えた。
3種目終了時点の暫定順位は今村が114ポイントで1位、松本が104ポイントで2位となった。
最終種目のポイントレースでは、今村の優勝は勿論のこと、松本もしっかりと2位を保持しながらチャンスを狙う作戦で挑んだ。暑さと湿度で体力を消耗する事が予想されるため、序盤でしっかりポイントを獲得しアドバンテージを得ると、後半はレースの流れを見ながら確実に勝つべく有力選手の逃げを潰しつつラップを消化しゴールを向かえた。
この結果、今村がトータル125ポイントを獲得し優勝、松本が110ポイントを獲得して2位となり日本チームとしては最高の結果を得ることが出来た。
(JCF強化コーチ 佐藤一朗)
上位成績
優勝 今村駿介(中央大学) 125ポイント
2位 松本憲斗(鹿屋体育大学) 110ポイント
3位 CHEN Chien Liang(台湾) 102ポイント