ロイック・デリアックが逃げで連戦初日を制する
新潟県南魚沼市でTwo In One対象大会として行われた初日は距離74kmのショートロードレース。コースは三国川(さぐりがわ)ダム堰堤とダム湖を巡る1周12kmで、距離2km標高差140mの上りが1か所あり、ほかはおよそ平坦なもの。フィニッシュ地点は上り頂上にある。
6周回のレースは2周目に10人の逃げができるとメイン集団は沈静化し、早くもここで10人の逃げ切りが確定する。5周目から先頭の10人で攻防が始まり、最終周回の6周目に入ると入部正太郎(シマノレーシング)のアタックにロイック・デリアック(Neilpryde – Nanshin Subaru Cycling Team)が反応し2人で逃げる。このまま最後の登坂勝負となりデリアックが優勝。チームは今シーズン2勝目を挙げた。
また4位に入ったホセ・ビセンテがJプロツアーリーダーを、チーム右京がチーム総合1位をキープした。
Jプロツアー第20戦『第2回 JBCF 南魚沼ロード&タイムトライアル』
日付 2016年10月15日(土)
会場 新潟県南魚沼市清水瀬 三国川ダム特設コース
距離 2km+12km×6周=74km
結果 P1クラスタ 74km
1位 ロイック・デリアック(Neilpryde – Nanshin Subaru Cycling Team)1時間54分38秒
2位 入部正太郎(シマノレーシング)+12秒
3位 サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)+17秒
4位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)+18秒
5位 堀 孝明(宇都宮ブリッツェン)+23秒
6位 飯野 智行(宇都宮ブリッツェン)
Jプロツアーリーダー ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
U23リーダー 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
Jフェミニンツアー(JFT)
P1クラスタ以外は1周+2kmの計14kmでの個人タイムトライアルが行われた。ダム堰堤への上りを2回こなすもので、コースの特性上ノーマルバイクのみが使用許可となった。Fクラスタは唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が優勝。男子Eクラスタでも10〜15位ほどに入る好タイムだ。
結果 Fクラスタ 14km 個人タイムトライアル
1位 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)26分23秒
2位 福田 咲絵(慶応義塾大学自転車競技部)+1分00秒
3位 針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE)+2分32秒
Jフェミニンツアーリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
写真・文:JBCF 一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟