ジュニアトレーニングキャンプは最終日を迎えた。最終確認としてTP、TSを本番で使用する機材(前後ディスク、エアロヘルメット)を使用して1本ずつタイム計測した。
昨日夕食後、医科学サポートチームの山田泰行先生に「緊張と不安を武器にする!ストレス理論の活用術」と題して、緊張や不安が生じる仕組みを理解してどう対処するかのストレスマネジメントについて講義していただいた。選手のほとんどが緊張や不安、プレッシャーを感じた経験があり、その対処法(ストレスコーピング)を各々が持っているようであった。トップアスリートの中には、試合に対する受け止め方を変えて、例えば「7割くらいの力でも優勝できる」くらいの気持ちで試合に臨み、メダルを取る選手もいる。ストレスの現れ方は選手それぞれで異なるが、自己をよく理解しストレスにうまく対処して、ベストパフォーマンスできることを期待する。
5日間のキャンプは終了し、アジア選手権に出発するのは2月2日予定である。もう少し時間は残されている。日本ジュニアの代表選手として自覚を高め、1000分の1秒にこだわり勝負ができる準備をして、ベストな状態で大会を迎えてほしい。(ジュニア強化支援スタッフ 河田拓也)