現地日本選手団からのレポート
8月6日(月)現地時間
●男子スプリント
雨谷一樹(栃木:作新学院),深谷(愛知:桜丘),坂本貴史(青森:日本競輪学校)が出場
午前10:00〜 男子スプリント予選(200mタイムトラアル)が始まった。朝から気温は上がり,刺すような日差しである。早朝深夜は20度前後,日中は日向だと43度あるが湿度が少ないために暑さは日本より感じない。
日本選手団はジュニア最強のスプリンターを揃えての3名がエントリー。7番出走の雨谷は記録10秒785,16位。17番出走の深谷は10秒924で22位。31番出走の坂本は10秒770で15位となり、3名が予選を通過。(34名中24名が予選通過)
約10分後に1回戦が行われ,負けると後はない。スタンディングをはじめ日本ジュニア選手の多くはバンクの特性と技術面が外国選手に比べて苦手である。スタート前にはマニエ監督から3名の選手たちに,深谷は追い込み,雨谷はスタートの良さ,坂本は先行が適していると的確なアドバイスを与え選手は指示通りの展開を試みた。
深谷は3番時計のイギリスの選手と対決。スタートから後方を位置し,車間を開けてのスロースタート。相手が前を向いた瞬間をつき一気にスパートし,大きく引き離し快勝。雨谷も同様に2番手を位置し,超スローペースの展開となったが、結果雨谷もフランスの選手に競り勝った。坂本は先行したが2コーナーで不意にスプリントレーンを開けた瞬間を突かれイギリスの選手に先行されてしまう。ゴール前の果敢な追い込みをみせたが相手に届かなかった。ゴール後坂本は悔しさを隠しきれない様子。「ただの力不足の結果である」と語った。
1/8決勝で深谷はドイツ選手と対戦,外側を引いたが,相手のスローペースにより前に出されてしまう,先行に切り替え相手より先に踏み出されないように注意をするが相手のダッシュが早く,先行され逃げ切られてしまう。敗者復活戦は3名でインスタートであったが3番手に回されてしまう。1番手の選手がそのまま先行し逃げ切られて敗退しまった。
雨谷はイギリスの選手と対戦し、アウトスタートで指示通り後ろについて、残り1周から先行選手のスピードが上がりバックでまくりをかけたが届かなかった。敗者復活戦は2番手スタートで1番手選手が先行し,やはり同じ展開となり敗退した。
●男子ポイントレース
嶌田義明(埼玉:ブリヂストンアンカー)が出場
午後から始まった男子ポイントレースは,昨日のマニエ監督の言葉通り,積極的なレース展開を見せたが、結果19位で終わった。レース終了後本人は世界で戦うにはスピードが必要であると語った。
●女子スクラッチ
柁原 彩(熊本:千原台)が出場
スタート位置は外側で,ローリングスタートの後,マニエ監督の指示通り後方を位置し、1回のアタックを残り8周回で決めた。地元メキシコの選手の単独逃げを追う形となり,大集団を約50m離しての1周半を追いかけた単独アタックである。集団からキューバの選手が追いかけ柁原をかわし、単独でゴールに飛び込み優勝した。柁原は大集団につかまり15位でゴール。本人は「キューバの選手が来た時に付けていたら優勝も夢ではないと語っていた。」
関連リンク:http://www.veloresults.com/jrworlds2007/default.asp
<日本記録>
チームスプリント(333.33m)
男子ジュニア
1’02929
日本(雨谷一樹・深谷知広・坂本貴史)
2007/8/4 メキシコ・アグアスカリエンテス
更新前の記録(参考)
1’02″959
日本(新田祐大、松田優一、北津留翼)
2003/08/24 ロシア・モスクワ
8月5日、中国・江蘇省で行われた2007年MTBアジア選手権ダウンヒルの速報です。
●男子エリート
1位 井手川直樹(広島・G Cross HONDA)
4位 永田 隼也(神奈川・G Cross HONDA)
●女子エリート
1位 末政 実緒(兵庫・FANFANCY/INTENSE)
8月1〜5日にスペイン・カスティ・イ・レオン地方で開催されたロードレース、ヴエルタ・シクリスタ・ア・レオン(VUELTA CICLISTA A LEON) UCI 2.2クラスで清水都貴(NIPPOコーポレーション・梅丹本舗・エキップアサダ)が第1ステージからリーダーとなり5日間ステージを終え、総合優勝を勝ち取った。新城も個人総合2位と山岳賞を獲得し、チームでも団体総合優勝を飾った。
関連リンク:http://www.cyclisme-japon.net/
現地日本選手団からのレポートをお伝えします。
8月5日(日)現地時間
昨日の風雨によりスケジュールが若干の変更となったが、昼間の気温35度を越えるなど猛暑日であった。
●2kmインディウ゛ィデュアルパーシュート(個人追抜競走)
柁原 彩(熊本:千原台高校)が出場
予選第4組スタートのバックスタート。3月に行われた全国高校選抜大会においてジュニア新を出し期待がかかる。練習ではフライング1000mを1分14秒で走り,好調ぶりを見せたが極度の緊張により,スタートからペースが上がらず2分41秒209のタイムで15位に終わった。ちなみに優勝選手はTOMIC Josephine(AUS)は予選で世界新記録を樹立2分24秒のタイムを更に決勝で2分23秒台と更新をした。世界との距離を感じた。
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8月4日(土)
●オムニアム
脇本雄太(日本競輪学校)が出場。現地時間10:00競技がスタートし、脇本選手は200mタイムトライアル10秒6で1位通過,続いてスクラッチも持ち前のスプリント力を活かして快勝し、2勝目をあげる。2km個人追抜は2分20秒台を出しながらも10位と振るわず総合1位から3位へ後退。18:00からの開会式を挟み,15kmポイントレースへ出場し、総合1位のオーストラリア選手を徹底マークし2ポイントを獲得したが,無念の落車による棄権。この競技は日本で実施されていない競技であるが1日の内に,200mtt,スクラッチ・2kmIP(ジュニア)・ポイント・1kmの総合順位を競い合う競技である。マニエ監督は合宿中(7月16日から28日まで日本CSCで実施)から選手の適性
を判断,常に作戦・戦術を与えている。
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●女子エリート(5.5km×3周=16.5km)
1位 LIU Ying CHN 1:34:44.386
2位 REN Chengyuan CHN 1:37:30.558
3位 WANG Jingjing CHN 1:39:31.403
4位 片山 梨絵 神奈川・TREK 1:44:58.887
5位 矢沢みつみ 山梨・SY-NakSPECIALIZED 1:54:37.390
6位 真下 正美 神奈川・GLOBAL RACING 2:02:41.230
★女子クロスカントリー北京オリンピック参加資格について
今回のアジア選手権で優勝した1位の国(中国)にオリンピック参加資格が与えられるが、その中国が2007年12月31日付のUCI国ランキング(2006年-2007年)で上位18カ国に入った場合、今回のアジア選手権の次位国である日本が、参加資格枠を1つ獲得できる。
●男子エリート(5.5km×4周=22km)
1位 JI Jianhua CHN 1:40:33.115
2位 ZHANG Haitao CHN 1:41:47.362
3位 CHAN Chun Hing HKG 1:43:16.527
5位 小野寺 健 北海道・SUBARU GARYFISHER 1:45:58.393
6位 竹谷 賢二 千葉・SPECIALIZED 1:46:39.399
7位 山本 幸平 北海道・ブリヂストンアンカー 1:49:23.290
11位 野口 忍 京都・トレック 1:57:50.777
33位 辻浦 圭一 奈良・ブリヂストンアンカー -2Laps
DNF 白石 真悟 大阪・シマノドリンキング
昨日中国・江蘇省で行われたMTBアジア選手権クロスカントリー女子エリートで日本代表片山梨絵(神奈川・TREK)が4位に入った。1位から3位までは中国選手が独占した。
また、男子エリートは5位に小野寺健(北海道・SUBARU GARYFISHER)、6位に竹谷賢二(千葉・SPECIALIZED)、7位に山本幸平(北海道・チームブリヂストン・アンカー)が入った。
クルーザー12才以下BOYSクラスで
吉井康平(東京)が8位に入賞。
12 & UNDER BOYS CRUISER
Pos. Bike UCI Code Rider Name Hometown
1 59 USA19951208 SENGER, DAKOTA (12) , (USA)
2 74 USA19950128 WHITFIELD, TYLER (12) , (USA)
3 19 USA19950119 BETTS, BRYCE (12) , (USA)
4 W7 USA19950321 BYNDLOSS, MALIEK (12) , (USA)
5 70 USA19960708 VOLLE, ALDEN (11) , (USA)
6 35 USA19951018 JONES, ALEX (12) , (USA)
7 68 FRA19950424 VICAT, MAXIME (12) , (FRA)
8 73 JPN19950314 YOSHII, KOHEI (12) , (JPN)
MTBジャパンシリーズJ 白馬さのさか(UCI-3)XCO#5
(2007/7/29 長野・白馬さのさか)
●男子クロスカントリー(31.2km)
1 竹谷 賢二 千葉 チームスペシャライズド 1:57:00.81
2 山本 幸平 長野 チームブリヂストン・アンカー 1:58:09.40
3 武井 亨介 茨城 FORZA・フォルツァ! 2:00:00.30
4 小野寺 健 京都 SUBARUGARYFISHER 2:00:02.46
5 千田 尚孝 愛知 TEAM KHS/重力技 2:02:03.60
6 山本 和弘 東京 キャノンデール・ディアドラ 2:05:01.12
7 松本 駿 長野 TREK 2:05:51.91
8 江下健太郎 長野 チーム・エムエックス Salsa 2:06:20.68
9 後藤 清作 島根 TEAM GIANT 2:10:15.81
10 山田大五郎 福岡 福砂屋/GIANT 2:10:57.34
●女子クロスカントリー(20.8km)
1 中込由香里 長野 SY-NakSPECIALIZED 1:38:30.67
2 田近 郁美 岐阜 GOD HILL 1:44:30.01
3 笹本 みき 山梨 splash/GT 1:52:10.29
4 深井 薫 大阪 Team BMC 1:56:11.53
5 山本 佳苗 岡山 Team BMC 2:03:24.50
6 渡辺キャリー 長野 キャノンデール 2:06:48.23
7 光田 真基 三重 TEAM KHS/重力技 -1Lap
8 丸山八智代 長野 -2Laps