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松田祥位がステージ優勝!ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン)第3ステージ

9月 5th, 2018

松田祥位がステージ優勝!
ヴエルタ・ア・カンタブリア 第3ステージ 149.8㎞

レース結果
1 松田祥位(ジャパンU23ナショナルチーム)3h29m04s
2 GONZALEZ Oscar(スペイン/SUPERMERCADOS FROIZ)+0s
3 VIEJO Jose Daniel(スペイン/CIUDAD DE OVIEDO-TARTIERE)+17
…8大前翔、13石原悠希+17s、40蠣崎優仁+1m25s、64渡辺歩+4m01s
完走85人/出走140人

最終個人総合成績
1 GONZALEZ Oscar(スペイン/SUPERMERCADOS FROIZ)7h02m18s
2 ANGULO Antonio(スペイン/RIAS BAIXAS)+5s
3 CEPEDA, Jefferson(エクアドル/CAJA RURAL-SEGUROS RGA)+8s
…38石原悠希+3m01s、48松田祥位+5m26s、66大前翔+10m28s、69蠣崎優仁+11m42s、84渡辺歩+21m22s

コメント
最終ステージで松田祥位がチームの連携を生かし重要な逃げに乗り見事ステージ優勝を果たした。3級山岳を4つ越えるコースに備え、チームは連携してすべての登り区間を上位でクリアすることに動きを絞った。レースはリーダーチームに対しての攻撃が激しい中、小グループの逃げを2分差まで許すが終盤には吸収。その後出来た個人総合成績逆転に絡む重要な8名の逃げに松田を送り込み、最後の3級山岳では暫定リーダーと2人で飛び出し最後はゴールを制した。人数が絞られた後続集団でも大前が8位、石原が13位でゴールし、ステージのチーム賞を獲得した。この勢いを生かし明後日から始まるヴォルタ・ア・ヴァレンシアでも良いレースをして力を高めて行きたい。/浅田 顕

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2018 MOUNTAIN BIKE WORLD CHAMPIONSHIPS

9月 5th, 2018
1.大会名:2018 MOUNTAIN BIKE WORLD CHAMPIONSHIPS
2.開催日程:2018年9月5日(水)~9月9日(日)
3.  派遣日程:2018年9月3日(月)~9月11日(火)
4.  開催場所:スイス レンズハイデ
5.  派遣選手団:
〔監督〕
鈴木 雷太 (MTBヘッドコーチ)
〔メカニック〕
白井 三善 (強化支援スタッフ)
藤田 知高 (強化支援スタッフ)
〔スタッフ〕
軽部 修子 (強化支援スタッフ)
〔ドクター〕
金井 貴夫 (強化支援スタッフ)
〔選    手〕
クロスカントリー
男子エリート
山本 幸平(長 野 Dream Seeker)
平野 星矢(長 野 TEAMBRIDGESTONE Cycling)
男子U23
平林 安里(長 野 スペシャライズド レーシング ジャパン)
北林  力 (長 野 Dream Seeker)
小林 勇輝(長 野 イナーメ信濃山形)
男子ジュニア
村上功太郎 (愛 媛 愛媛県立松山工業高等学校)
神永 真一 (大 阪 大阪市立 都島工業高等学校)
藤木 雄大(滋 賀 長野県白馬高等学校)
女子ジュニア
川口 うらら (兵 庫 兵庫県立龍野高等学校)
小林 あか里 (長 野 長野県松本蟻ケ崎高等学校)
松本 璃奈(長 野 長野県茅野高等学校)
ダウンヒル
男子エリート
清水 一輝  (愛 知 株式会社H.L.N.A)
九島 勇気  (神奈川)
男子ジュニア
山田ルーカス淳一 (愛 知 愛知県立安城農林高等学校)

明日から世界選手権が始まります。大会初日はXCR(チームリレー)が17時30分(現地時間)に行われます。日本チームは山本幸平、平林安里、村上功太郎、川口うらら、小林あか里のベストメンバーで挑みます。ご声援よろしくお願いいたします。
監督 鈴木雷太
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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ stage4

9月 4th, 2018

Stage4
第4ステージは114.5kmで、スタートと同時に1.5kmの登り、そして60km過ぎに4.5kmの勾配のあるKOMの登りが控え、その後もアップダウンが続く。ラスト10kmからは道幅の広い平坦の直線となり、鋭角コーナーを2か所曲がってゴールを迎える。

日野が20kmあたりの登りで抜け出しアメリカのエースVOLLMER ANDREWらと攻撃をしたが、カザフスタンが危険な逃げは逃さない。KOMの登り口から日本チームで集団前方にまとまり、良い位置で馬越、小野寺を送り出す。アメリカのVOLLMER ANDREW、カザフスタンのPRONSKIY Daniilのペースアップで人数が絞られ、KOMまで800mあたりで小野寺と馬越が遅れ始める。カザフスタン4名を含む7名でKOMを通過するが、昨年の経験のある小野寺は焦らず追走グループをまとめてその後の平坦、下り区間で合流し、また馬越も湯浅も復帰する。20名強の先頭集団にはカザフスタン4名、フランス2名、アメリカ3名で日本も3名残し、馬越、小野寺での個人総合上位のチャンスを狙う。ラスト15kmほどの短い登り区間でカザフスタンのPRONSKIY DaniilとBRUSSENSKIY Glebが抜け出し、それを追いかけて馬越が個人総合上位の選手らと6名で抜け出す。前の2名が強力でジワジワ差をつけられていく中で、馬越のグループからさらにカザフスタンのFEDOROV Yevgeniyが抜け出し、上位3名に与えられるボーナスタイムのチャンスを失う。スプリント力のある馬越であるがゴール前の2か所の鋭角コーナーで失速しステージ7位にとどまったものの、個人総合では7位から5位まで上げることに成功した。小野寺はラスト2kmあたりから2名で抜け出したがゴール直前で追いつかれてタイム差はつけられず個人総合で10位となった。

最終ステージとなるstage5はKOMの登りが1か所あるが勾配は緩く集団ゴールとなることが予想される。日本チームは馬越の個人総合5位を守りながら、日野、福田のスプリントでステージ優勝を狙う。

Stage4 結果
1 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)2時間45分48秒
2 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン)同タイム
3 FEDOROV Yevgeniy(カザフスタン) 39秒差
7馬越裕之(日本) 1分差
9小野寺慶(日本) 1分44秒差
19 湯浅博貴(日本) 同タイム
29日野泰静(日本) 5分21秒差
39香山飛龍(日本) 同タイム
47福田圭晃(日本) 同タイム

Stage4 個人総合成績
1 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 9時間37分43秒
2 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)8秒差
3FEDOROV Yevgeniy(カザフスタン) 37秒差
5馬越裕之(日本) 1分24秒差
10小野寺慶(日本)2分8秒差
23湯浅博貴(日本) 5分9秒差
31福田圭晃(日本) 8分40秒差
32日野泰静(日本)8分42秒差
41香山飛龍(日本)8分46秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン)第2ステージ

9月 4th, 2018

ヴエルタ・ア・カンタブリア 第2ステージ 148.4㎞

レース結果
1 VIEJO Jose Daniel(スペイン/CIUDAD DE OVIEDO-TARTIERE) 03h31m19s
2 COL RIVERA Ever A(コロンビア/GINESTAR-ULB) +1s
3 SUAREZ, Kevin(スペイン/NESTA – MMR)+4s
…60石原悠希+2m51s、75松田祥位+5m31s、109蠣崎優仁+10m15s、113大前翔+10m18s、139渡辺歩+17m11s
山本大喜、大町健斗は途中棄権
140人完走/162人出走

コメント
第2ステージは第3カテゴリーの山岳ポイントとゴール前の激坂丘越えを含む148㎞のステージ。チームは積極的に動き、特に重要な攻撃には強豪チームに同調し上位入賞を目標とした。レースは序盤よりハイペースで逃げが決まりにくい中、最初の山岳ポイントは山本が麓から飛び出しトップ通過を果たす。その後チームは7名の重要な逃げを逃したが、主力チームのコントロール下最後の攻撃に備える。最後の3級山岳では7名の逃げが吸収されるとともに本格的な攻撃が始まるが、残った石原、松田、大前の連携も重要なタイミングでの落車トラブル等で失敗しチャンスを逃した。昨年はチーム賞を獲得したステージだっただけに今日のチームの状態と結果が悔やまれる。明日は5人出走となるが戦い方を変えてステージ上位入賞を目指す。/浅田 顕

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ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン)レースレポート

9月 4th, 2018
ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン国内全国級レース)
場所:スペイン・カンタブリア州
期間:9月2日~4日 全3ステージ
日本代表チーム:石原悠希、山本大喜、松田祥位、渡辺歩、大前翔、大町健斗、蠣崎優仁

第1ステージ サンタンデール 800m個人TT
1 ANGULO Antonio(スペイン/RIAS BAIXAS)1m39s
2 CEPEDA, Jefferson(エクアドル/CAJA RURAL-SEGUROS RGA)+3s
3 URBANO, Carmelo(スペイン/B.RODRIGUEZ-EXTREMADURA)+6s
…18大前翔、21石原悠希+9s、32松田祥位+11s、54山本大喜+15s、80蠣崎優仁+18s、93大町健斗+19s、140渡辺歩+26s
完走162人/出走162人

コメント
スペイン北部カンタブリア州で開催される今大会は、外国チームの参加が3チーム以内と制限されている中、ナショナルチームとしては毎年U23の世界選手権ロード準備レースとして出場している。第1ステージはプロローグ的な800mの登坂個人タイムトライアル。集客を考慮しナイターレースが試みられた。日本チーム最上位は大前でトップから9秒遅れの18位、次いで石原、松田と僅差でまとまりチーム総合も6位につけ好調スタートとなった。続く2つのステージは共に約150㎞のロードレース。各ステージで積極的に攻め上位を目指しながらコンディションを上げて行く。 / 浅田 顕
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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ stage3

9月 2nd, 2018

Stage3はYeoncheonの運動公園からHwacheonまでの平坦基調の115kmのコースで争われた。この日のステージは60km地点過ぎから緩く登り始めて65km地点から3kmの山岳ポイントのある登り区間があり、その頂上からゴールまでは平坦基調となる。ただ100kmあたりに1.5kmの勾配のきつい登り区間があり、この2つの勝負所でレースが大きく動くと予想され、日本チームは小野寺と馬越で個人総合上位を狙った。
スタートしてすぐにアタックがかかり、アメリカ3名、オランダ2名を含む10名の先頭グループが形成されて、その中に香山が入る。先頭集団は複数名を入れたアメリカ、オランダが積極的に牽き、カザフスタンがコントロールする集団に1分20秒ほどのタイム差をつけてレースは進む。先頭10名のペースは良くカザフスタンもコントロールに脚を使う。日本チームにとっては非常に良い展開で、この日のステージで勝負する小野寺、馬越を登り口まで温存する。登りに入ると強力なアタックはないが、集団からこぼれていく選手が増えていく中で、優勝候補のアメリカのVOLLMER ANDREWがアタックして、小野寺がそれに反応して集団は15名ほどになる。この登りで出来た先頭グループ15名にはカザフスタン4名、フランス2名、アメリカナショナル1名、アメリカHOLOWESKO2名、韓国のチーム2名に日本からは小野寺と馬越の2名が入り後続集団を大きく引き離して2分差をつける。ラスト20kmの勾配のある1.5kmの登り区間で先頭集団でも動きがあり、ここで馬越ら5名が遅れて先頭は10名となる。カザフスタン4名、フランス2名を含む先頭集団の中で、小野寺は攻撃をするが逃げを打ちたいチームは出てこない。ラスト4kmで少し牽制の入った先頭集団に馬越が4名で合流して先頭集団は14名となる。ここからラスト1kmあたりでカザフスタンのFEDOROV Yevgeniが抜け出しそのまま独走で優勝し、2位争いのスプリントでは小野寺が5位、馬越が7位となった。

カザフスタンが圧倒的に有利な展開の中で、ゴール前で日本チームは冷静さを欠いてしまった。今年のジュニアレースで多くの結果を残しているアメリカのVOLLMERや2名残っていたフランスチームらは小野寺が先頭集団でのアタックに一番に反応するので、それを利用して後ろで力を温存していた。今大会はステージ3位までにつくボーナスタイムが個人総合争いで重要な中で、ここまでのステージで誰がスプリント力のある選手か分かっていながら、それを確認せずにゴール前でもただ動くだけの選手に反応してほかのチームにうまく使われる走りとなってしまった。

明日のstag4は今日のステージの登りより厳しく集団が分断されると予想される。チームでしっかり動いて馬越、小野寺の個人総合での上位進出を狙う。

Stage3 結果
1 FEDOROV Yevgeniy (カザフスタン) 2時間49分53秒
2 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)6秒差
3 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 同タイム
5 小野寺慶(日本) 同タイム
7 馬越裕之(日本) 同タイム
33 福田圭晃(日本) 3分7秒差
34 香山飛龍(日本)同タイム
48 日野泰静(日本)同タイム
62 湯浅博貴(日本)同タイム

Stage3 個人総合成績
1 FEDOROV Yevgeniy (カザフスタン) 6時間51分57秒
2 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 4秒差
3 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)16秒差
7 馬越裕之(日本) 22秒差
8 小野寺慶(日本)同タイム
24 福田圭晃(日本) 3分17秒差
25 日野泰静(日本) 3分19秒差
42 香山飛龍(日本) 3分23秒差
43 湯浅博貴(日本)同タイム

JCF強化コーチ 柿木孝之

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2018アジア大会 トラック第5日目(最終日)

9月 2nd, 2018
トラック最終日 レポート

ジャカルタ・インターナショナル・ヴェロドロームで開催されたアジア大会自転車トラック競技。5日間にわたり熱戦が繰り広げられたが、31日に最終日を迎えた。

女子スプリントは、昨日の1/8決勝での日本人対決を勝ち上がった太田りゆ(日本競輪選手会埼玉支部)が1/4決勝に出場し、LEE Wai Sze(香港)と対戦。積極的に攻めるシーンも見られたが二本先取され敗退し太田は8位。1/8決勝で敗退した前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)は9位だった。LEEはその後、圧倒的な力で女子スプリントを制し、ケイリンに次ぐ今大会2つ目の金メダルを獲得した。

男子ケイリンは新田祐大(日本競輪選手会福島支部)が銀メダルを獲得し、脇本雄太(日本競輪選手会福井支部)が5位だった。二選手は一回戦をそれぞれ首位通過し、二回戦で新田が1組2位、脇本が2組1位で決勝へと勝ち上がった。今大会の最後の決勝種目となったケイリン決勝は、大熱狂のなかで開催され、最終周回に入り、新田が先行しレースをリード。しかし、ゴールライン直前で勝者となるANGSUTHASAWIT Jai(タイ)に抜かされ、写真判定の僅差で2着、銀メダル獲得となった。

男子マディソンでは橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と今村駿介(中央大学)がペアを組んで出走し、銅メダルを獲得。優勝は香港で59ポイント、日本は28ポイントだった。女子マディソンには橋本優弥(鹿屋体育大学)と梶原悠未(筑波大学)が出場したが、中盤から失速し4位でレースを終えた。

■結果
男子マディソン
3位 日本(橋本英也・今村駿介)
http://www.tissottiming.com/File/0003100003010101FFFFFFFFFFFFFF02

男子ケイリン
2位 新田祐大
5位 脇本雄太
http://www.tissottiming.com/File/0003100003010504FFFFFFFFFFFFFF02

女子マディソン
4位 日本(梶原悠未・橋本優弥)
http://www.tissottiming.com/File/0003100003020101FFFFFFFFFFFFFF02

女子スプリント
8位 太田りゆ
9位 前田佳代乃
http://www.tissottiming.com/File/0003100003020303FFFFFFFFFFFFFF02

●新田祐大のコメント(男子ケイリン 銀メダル)
今大会のチームスプリントで自己ベストが出たので、最終日のケイリンに向けて高いモチベーションをもっていた。決勝では落ち着いて、力を発揮することだけを考えて走った。思ったような展開にはならなかったが、残り1周回で自分の力を出すべく先行したが、最後のストレートで抜かされてしまった。ゴールライン直前で、抜き返そうとハンドルを投げたが届かなかった。出発直前に落車したが、コーチに「出たいと思っているなら出るべき」と言ってもらい、そう思ってくれる監督や、現地に来てから完璧な状態に調整していただいたスタッフ、ここに来れなかった仲間のためにも必ずメダルを取りたいと思っていた。

●脇本雄太のコメント(男子ケイリン、5位)
自分が仕掛けたところで迷いがあったのがすべての敗因。二回戦では3位までが勝ち上がりだったので、多少強気に攻めても大丈夫だったが、決勝になると勝ちたい気持ちから渋ってしまった部分があった。

●橋本英也のコメント(男子マディソン 銅メダル)
昨日のオムニアムの疲れが残っていたので、最終日のマディソンは勢いで走った。ここに来るまで、マディソンに特化したトレーニングをしていなかったため、どこまで走れるかわからず、まずはメダルを目標にして走った。銅メダルを獲得できて良かったが、上位2カ国とは大きな差があった。東京オリンピックに向けて、チームパシュート、オムニアム、マディソンとすべての種目への能力を高めていき、もし今後マディソンに集中するなら、ヨーロッパの六日間レースに出場することも考えていきたい。

●太田りゆのコメント(女子スプリント 8位)
格上相手にどうやったら今後の可能性を見出せるか、相手がどんなに強くても諦めずに戦う姿勢をみせるということを意識して挑んだ。脚、経験すべての面で負けていて、いくつか自分がやりたいことを考えていたが、一本目では何もさせてもらえず、中途半端な走りになった。二本目は自分から仕掛けようと思いスタートしたが、スピードの違いもあり、世界との差を感じる結果になった。いろいろとできないながらに勉強し、課題を見出しながら走っている。リスクをもってでも難しい相手に戦えるように向き合っていきたい

●ブノア・ヴェトゥ短距離ヘッドコーチのコメント
今日はいいレースだったが、男子ケイリンでは表彰台に日本人二人が乗って欲しかったので、けっして思うどおりではなかった。脇本選手はもっと早い段階で行くべきだったし、勝負のかけ方も今回のやり方ではないほうがよかったと思う。けれど、日本チームとしてはメダルを獲得できたので、がっかりするだけではない。新田選手はいいレースをし、フィニッシュラインでの差はわずかだった。ポジティブな面もたくさんあったので、今回の経験を将来につなげていきたい。自分の力を出し切らずに負けるのは好きではないが、今回は違う。今後の方針を決める大会になった。昨年の世界選手権で勝っているアワンが3位という表彰台はレベルの高いものだった。全体の結果については金メダルがないので、がっかりしている気持ちが強い。しかし、今後のトレーニングの方針に繋がる収穫もあったので、引き続き頑張っていきたい。

●イアン・メルビン中距離ヘッドコーチのコメント
男子マディソンはできるだけいい組み合わせを探っていて、今回は今村選手と橋本選手のペアになった。二人ともベストな状態ではないなかで頑張り、できるかぎりの走りをした。今はチーム全体として疲れが溜まっている。ワールドカップに向けての調整で、疲労感が出やすい段階であり、とくに女子は大きく影響した。女子二人は疲れ切っている状態だった。それでもスキルの面や、二人の連携など改善点が見つかった。全体的には、目標をすべてクリアできたわけではないが、金メダルを取れた種目もあるし、選手がやるべきことをやってくれたことに満足している。これまでやってきたとトレーニングは東京オリンピックに向けて重要なものであるし、秋からのワールドカップで成果が実り、結果に繋がることを願っている。

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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ stage2

9月 1st, 2018

Stage2はGimpoのショッピングモールからYeoncheonの運動公園までの平坦基調の83kmで争われた。昨年のこのステージでは松田祥位がステージ優勝しており、今年もチームでの連覇を狙った。
スタートしてアタックが続くが大きくタイム差は広がらない。日本チームは昨日のゴール付近での落車のダメージのある湯浅以外は集団前方をキープし、有力チームのアタックにはしっかり対応し続ける。個人総合に関係のない選手らのアタックが続くが、カザフスタン、オランダ、日本がしっかり集団ゴールに向けて動くとゴール3km前には一つの集団になる。小野寺がそこから昨日に続き集団先頭で日本チーム牽引して湯浅、香山につないでラスト1kmの危険なロータリーを先頭で通過し、そこから最終列車の馬越がペースを上げる。しかし福田と日野がはぐれてしまいそこからはオランダ、カザフスタンが主導権を取りステージはオランダのRUSDUCK Nathanが制した。チームとしてゴールに向けてよい動きをみせたが、結果にはつながらなかった。明日から山岳ステージが始まるが、日本チームは好調の小野寺、馬越で個人総合上位を狙う。

Stage2 結果
1 RUSDUCK Nathan(オランダWillebrord Will Vooruit)1時間56分43秒
2 FEDOROV Yevgeniy  (カザフスタン) 同タイム
3 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 同タイム
9 福田圭晃(日本)  同タイム
10 日野泰静(日本)  同タイム
70 小野寺慶(日本)  同タイム
51 馬越裕之(日本)  同タイム
81 湯浅博貴(日本)  同タイム
86 香山飛龍(日本)  同タイム

Stage2個人総合成績
1 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン)  4時間2分6秒
2 RUSDUCK Nathan(オランダ Willebrord Will Vooruit)4秒差
3 FEDOROV Yevgeniy  (カザフスタン)  8秒差
4 福田圭晃(日本) 同タイム
5 日野泰静(日本) 10秒差
37 馬越裕之(日本) 14秒差
41 小野寺慶(日本)  同タイム
77 湯浅博貴(日本)  同タイム
79 香山飛龍(日本)  同タイム

                  JCF強化コーチ 柿木孝之

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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ 

9月 1st, 2018

8月31日から韓国と北朝鮮の国境付近で開催される韓国ジュニアネイションズカップTour de DMZがスタートした。このツアーは昨年からジュニアネイションズカップに加わり、今年はアメリカ、フランス、カザフスタンなどの強豪ナショナルチームのほかアジアの多くのナショナルチーム、オランダロードチャンピオンを擁するクラブチームとアメリカの強豪クラブチーム、韓国の複数の高校チームの計24チーム139名が参加する。日本からはナショナルチームのほかにネイションズカップになる以前からこの大会に参加している神奈川選抜チームも参戦する。日本ナショナルチームは小野寺慶、日野泰静、福田圭晃、香山飛龍、馬越裕之、湯浅博貴の6選手で挑む。第1ステージと第2ステージ、そして最終の第5ステージは平坦基調のコースで、第3ステージと第4ステージは登り区間が勝負所となる。

Stage1は今年から新設されたステージでGanghwado島を1周する87kmで争われた。多少のアップダウンがあるものの平坦基調のコースで、海からの風が吹かなければ集団スプリントになることが予想された。スタートして50km/hオーバーのハイペースで進む中、20km過ぎで馬越が今大会のカザフスタンのエース選手と思われるFEDOROV Yevgeniyと2名で逃げて集団に1分差をつける。しかし優勝候補のアタックに対してアメリカ、フランスが集団をコントロールして15kmほどで吸収される。その後も単発の逃げがあるが、山岳ポイントはスプリント勝負となり小野寺が3位通過する。集団スプリントに向けて進んでいくなかで日本チームは集団前方をキープして多発する落車にも引っかからず最終局面を迎える。小野寺が集団最前列で日本チームのポジションをキープしてフランスの列車と張り合い、その後はカザフスタン列車に対抗して馬越、福田、日野の列車でスプリントを狙ったが、この日はカザフスタンの列車のほうが枚数も力もあった。福田がラスト400mほどからスプリントを開始したがカザフスタンのBRUSSENSKIY Glebが先行し、福田が2位、日野が3位に入った。このステージは勝つことはできなかったが、キャプテンの小野寺、そして馬越がレース全般を通してチームとして良い動きをみせた。

明日のstage2も平坦基調のコースであり、福田、日野のスプリント勝負でステージ優勝を狙う。

Stage1 結果
1 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 2時間5分37秒

2 福田圭晃(日本) 同タイム

3 日野泰静(日本) 同タイム

41小野寺慶(日本) 同タイム

43馬越裕之(日本) 同タイム

81香山飛龍(日本)同タイム

84 湯浅博貴(日本)同タイム ※ラスト2kmでの落車に引っかかり遅れたものの3kmルール適用で同タイムゴール

                   JCF強化コーチ 柿木孝之

 

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2018アジア大会 トラック第4日目

8月 31st, 2018

トラック4日目 レポート

トラック競技4日目は、男子オムニアムの1種目目スクラッチからスタート。日本からは前回2014年の仁川アジア大会で同種目を制しているディフェンディングチャンピオンの橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が出場。1種目目のスクラッチでは5選手がラップに成功し、橋本は集団内3番手の8位でフィニッシュ。続いてのテンポレースは2位、暫定3位タイで午前のレースを終えた。
午後からのエリミネイションでは、橋本は順調にレースを進め、最後はSHIN Dongin(韓国)との勝負となり、スプリントを制して勝利。3種目目を終えて獲得ポイント104で暫定首位に立ち、LEUNG Chun Wing(香港)とZAKHAROV Artyom(カザフスタン)に4ポイントのリードをもって最終種目のポイントレースへと臨んだ。
ポイントレースでは、ライバル選手の動きを常に警戒しながら、橋本は落ち着いて走り、一時はLEUNGに逆転される場面もあったが、ライバル選手を射程圏内におさめ、6回目、7回目のポイント周回を首位通過するなど、積極的にレースを進め、最終獲得ポイントを119に伸ばし、2位のLEUNGに5ポイント差で優勝。仁川アジア大会から男子オムニアム2連覇を達成した

男子スプリント1/4決勝には、昨日の予選、1/8決勝を勝ち抜いた深谷知広(日本競輪選手会愛知支部)が出場。SAHROM Muhammad Shah Firdaus(マレーシア)との勝負を二本先取で勝ち上がり、決勝ではリオ五輪のケイリン銅メダリストのAWANG Mohd Azizulhasni(マレーシア)と対戦し、二本先取される形で敗退。しかし初めてのアジア大会で銀メダル獲得となった。

女子スプリントに出場した前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)と太田りゆ(日本競輪選手会埼玉支部)は、前田が予選8位、太田が予選9位となり、1/8決勝では日本人同士の対決となった。前田が先行する形でレースは進んだが、太田が最終コーナーでリードを奪い勝利した。明日、太田は1/4決勝で今大会の女子ケイリンで金メダルを獲得しているLEE Wai Sze(香港)と対戦する。

また午前中には女子3キロ個人パシュートの予選も開催され、中村妃智(日本写真判定株式会社)が出場。中村は3分50秒604で予選6位となり、上位4選手が勝ち進む準決勝には進めなかった。予選ではLEE Jumi(韓国)がアジア記録を更新する3分33秒048の好タイムを刻み、LEEはWANG Hong(中国)との決勝も制して金メダルを獲得した。

■結果
男子スプリント
2位 深谷知広
http://tissottiming.com/File/0003100003010406FFFFFFFFFFFFFF02

男子オムニアム
1位 橋本英也
http://tissottiming.com/File/00031000030106FFFFFFFFFFFFFFFF04

女子3km個人パシュート
6位 中村妃智
http://tissottiming.com/File/0003100003020701FFFFFFFFFFFFFF02

●橋本英也のコメント
「最初のスクラッチは8位と良くないスタートになったが、スクラッチでは強い選手がわかっているので、彼らに先行されないよう気をつけていた。その後のテンポレース、エリミネイション、ポイントレースと自分らしく走ることができ、最後に優勝することができた。最後のポイントレースでは、2位と4ポイント、思っていたより少ないポイント差でのスタートとなり、途中逆転される場面もあったが、上位の選手をマークしながら、他の選手が疲れたところでポイントを重ねた。仁川大会では運が良くて勝ったが、今大会では実力で勝つことができた。強さを証明できたと思うし、手応えがある。次はワールドカップや世界選手権での優勝をめざしたい。東京五輪での金メダルをめざしているが、自分が競輪、トラック中長距離、ロードレースと活動することによって、日本の自転車界を盛り上げることができればと良いと思う。」

●深谷知広のコメント
「決勝の1本目は手ごたえがあったけど負けてしまった。2本目は何度かチャンスがあったものの、それを掴むことはできなかった。アワン選手との力の差はあまり感じていない、経験の差だと思う。今回は自分の成長を実感する大会になった。競技を始めて1年でここまで来れるとは思っていなかった。しかし、金メダルが取れる位置にあったのでやはり悔しい気持ち。短距離種目のうちどの種目が向いているか、自分の特性はまだわからないので、今後、競技をやりながら、全ての底上げを図っていきたい。」

●ブノア・ヴェトゥ短距離ヘッドコーチのコメント
「金メダルを取れなかったことに悔しさを感じている。深谷選手は短距離競技に向いている選手で、今後への可能性を感じるレースになった。まだ深谷選手は競技の経験が浅いが、これまで学んだことや戦略を実戦で応用できる。アワン選手との差は経験のみだと感じた。女子については、これまで情けないレースが続いてしまっている。良い環境はあると思うので、選手が意識を入れ替える必要があると感じている。」

●イアン・メルビン中距離ヘッドコーチのコメント
「中村選手については、思っていた結果が出なかったのが残念。その原因としては(2ヶ月後に開幕する)ワールドカップシーズンに合わせた調整をしているので、その影響があったと思う。彼女はやるべきことをやってきた。今日はコンディションが合わなかっただけ。このまま続けていくことで、ワールドカップではいい結果が出ると期待している。橋本選手については、とてもいいレースだった。スクラッチレースではいくつかミスがあったが、そのあと修正することができた。テンポレースからは、ワールドクラスのレースを意識して、しっかりと勝ちに行けと伝え、エリミネイションは作戦どおり、世界で通用する走りができた。ポイントレースは課題が少し残るものの、ポイントを取らないといけないときに取り、休まないといけないときに休み、追い込まないといけないときに追い込み、結果としてメダルを獲得することができた。全体として素晴らしい内容だった。」

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