新着情報

2018 MOUNTAIN BIKE WORLD CHAMPIONSHIPS

9月 6th, 2018
1.大会名:2018 MOUNTAIN BIKE WORLD CHAMPIONSHIPS
2.開催日程:2018年9月5日(水)~9月9日(日)

3. 派遣日程:2018年9月3日(月)~9月11日(火)

大会初日となる5日はXCR(チームリレー)が行われた。コースは4.2km標高差188mのコースで、標高が高いこととコースの多くが木の根がせり出していて、オフキャンバーという日本にはない設定。第一ライダーは山本幸平(男子エリート/全日本チャンピオン)、第二ライダー平林安里(男子U23/全日本チャンピオン)、第三ライダー村上功太郎(男子ジュニア/全日本チャンピオン)、第四ライダー川口うらら(女子ジュニア/アジアチャンピオン)、アンカーに小林あか里(女子ジュニア/全日本チャンピオン)のベストメンバーでエントリー。昨年の結果は16位であったが、途中11位での順位を走行したこともあり、10位以内を目標にスタート。
第一ライダーは山本幸平。スタートダッシュもばっちりと決まり、ヨーロッパの強豪が揃う中で先頭集団で走り、9位で第二ライダー平林安里に。トルクあふれる走りポジションをキープし、10位で第三ライダー村上功太郎へ。スタートから飛ばしていき一気にジャンプアップして5位まで浮上した。第四ライダー川口うららは、他国は女子エリートや女子U23を起用する国が多い中、上手くまとめて走ったが14位までポジションは下がってしまった。最終アンカーに小林あか里 。難しいコースも直前までの試走で克服しきっちり走り切り19位でゴールとなった。途中経過ではあるが一時は5位まで順位を上げることができたのは、高所循環合宿を行った結果と、日本ナショナルチームのレベルアップといえる。しかしカテゴリー違いで5名エントリーというXCRならではの国別競技力という意味において、今までで一番走力もありレベルアップを数字で表せたともいえるが同時にレベルの底上げは今後より一層強化していく必要があると感じられる結果となった。

明日はXCO男女ジュニアのレースになります。ご声援よろしくお願いいたします。

1SWITZERLAND 21.000 km/h 1:00:00
2 GERMANY 20.924 km/h 1:00:13
3 DENMARK 20.804 km/h 1:00:34
19 JAPAN 18.839 km/h 1:06:53

監督 鈴木雷太
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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ stage5

9月 5th, 2018

Stage5

最終ステージとなるstage5は30km地点にKOMの登りがあるが集団が分断されるような勾配と距離ではなく、またそこからゴールまでは下りと平坦コースのため、日本チームは馬越の個人総合5位を守りながら、ゴールスプリントで日野、福田によるステージ優勝を狙った。

スタートからアタックが続くが、危険な逃げには常に日本チームで対応していく。KOM手前で香山が落車をするが下りと平坦で15kmかけて集団復帰する。レース後半はどのチームも動かず集団スプリントの展開となる。カザフスタンのコントロールから小野寺、馬越、福田、日野の列車でラスト2kmを通過し、小野寺がラスト1kmまでの緩い登りを牽引したあと馬越が緩い下りを牽き続け福田、日野に託す。ゴールはstage2を制したオランダのRUSDUCK Nathanが制し、福田が2位、日野が3位となった。

馬越は個人総合順位で同タイムに4人がいる混戦の中で、ゴール前で福田と日野を強力に牽引した後に落車してしまい同タイムゴール扱いながら個人総合順位を1つ落として6位となった。

今回の韓国ネイションズカップは平坦コースが3ステージと登りコースが2ステージある中で、ステージ優勝こそならなかったが5日間全体としてチームとして良い動きをみせ、選手はチームで勝つためにまとまって動くことの重要性、そして有効性を理解できた。次のジュニア遠征はオーストリアでの世界選手権となるが、今回の遠征で課題となった登坂が厳しいコースとなる。世界選手権までの3週間で今のコンディションをさらに上げて上位を狙う。

Stage5 結果
1 RUSDUCK Nathan(オランダ Willebrord Will Vooruit)1時間45分06秒
2福田圭晃(日本) 同タイム
3日野泰静(日本) 同タイム
21小野寺慶(日本)同タイム
51香山飛龍(日本) 同タイム
54 湯浅博貴(日本) 同タイム
76馬越裕之 同タイム

Stage5 個人総合成績
1 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン)11時間22分49秒
2 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)8秒差
3FEDOROV Yevgeniy(カザフスタン) 37秒差
6馬越裕之(日本) 1分24秒差
10小野寺慶(日本)2分8秒差
22湯浅博貴(日本) 5分9秒差
29福田圭晃(日本)8分34秒差
31日野泰静(日本)8分38秒差
40香山飛龍(日本)8分46秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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松田祥位がステージ優勝!ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン)第3ステージ

9月 5th, 2018

松田祥位がステージ優勝!
ヴエルタ・ア・カンタブリア 第3ステージ 149.8㎞

レース結果
1 松田祥位(ジャパンU23ナショナルチーム)3h29m04s
2 GONZALEZ Oscar(スペイン/SUPERMERCADOS FROIZ)+0s
3 VIEJO Jose Daniel(スペイン/CIUDAD DE OVIEDO-TARTIERE)+17
…8大前翔、13石原悠希+17s、40蠣崎優仁+1m25s、64渡辺歩+4m01s
完走85人/出走140人

最終個人総合成績
1 GONZALEZ Oscar(スペイン/SUPERMERCADOS FROIZ)7h02m18s
2 ANGULO Antonio(スペイン/RIAS BAIXAS)+5s
3 CEPEDA, Jefferson(エクアドル/CAJA RURAL-SEGUROS RGA)+8s
…38石原悠希+3m01s、48松田祥位+5m26s、66大前翔+10m28s、69蠣崎優仁+11m42s、84渡辺歩+21m22s

コメント
最終ステージで松田祥位がチームの連携を生かし重要な逃げに乗り見事ステージ優勝を果たした。3級山岳を4つ越えるコースに備え、チームは連携してすべての登り区間を上位でクリアすることに動きを絞った。レースはリーダーチームに対しての攻撃が激しい中、小グループの逃げを2分差まで許すが終盤には吸収。その後出来た個人総合成績逆転に絡む重要な8名の逃げに松田を送り込み、最後の3級山岳では暫定リーダーと2人で飛び出し最後はゴールを制した。人数が絞られた後続集団でも大前が8位、石原が13位でゴールし、ステージのチーム賞を獲得した。この勢いを生かし明後日から始まるヴォルタ・ア・ヴァレンシアでも良いレースをして力を高めて行きたい。/浅田 顕

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2018 MOUNTAIN BIKE WORLD CHAMPIONSHIPS

9月 5th, 2018
1.大会名:2018 MOUNTAIN BIKE WORLD CHAMPIONSHIPS
2.開催日程:2018年9月5日(水)~9月9日(日)
3.  派遣日程:2018年9月3日(月)~9月11日(火)
4.  開催場所:スイス レンズハイデ
5.  派遣選手団:
〔監督〕
鈴木 雷太 (MTBヘッドコーチ)
〔メカニック〕
白井 三善 (強化支援スタッフ)
藤田 知高 (強化支援スタッフ)
〔スタッフ〕
軽部 修子 (強化支援スタッフ)
〔ドクター〕
金井 貴夫 (強化支援スタッフ)
〔選    手〕
クロスカントリー
男子エリート
山本 幸平(長 野 Dream Seeker)
平野 星矢(長 野 TEAMBRIDGESTONE Cycling)
男子U23
平林 安里(長 野 スペシャライズド レーシング ジャパン)
北林  力 (長 野 Dream Seeker)
小林 勇輝(長 野 イナーメ信濃山形)
男子ジュニア
村上功太郎 (愛 媛 愛媛県立松山工業高等学校)
神永 真一 (大 阪 大阪市立 都島工業高等学校)
藤木 雄大(滋 賀 長野県白馬高等学校)
女子ジュニア
川口 うらら (兵 庫 兵庫県立龍野高等学校)
小林 あか里 (長 野 長野県松本蟻ケ崎高等学校)
松本 璃奈(長 野 長野県茅野高等学校)
ダウンヒル
男子エリート
清水 一輝  (愛 知 株式会社H.L.N.A)
九島 勇気  (神奈川)
男子ジュニア
山田ルーカス淳一 (愛 知 愛知県立安城農林高等学校)

明日から世界選手権が始まります。大会初日はXCR(チームリレー)が17時30分(現地時間)に行われます。日本チームは山本幸平、平林安里、村上功太郎、川口うらら、小林あか里のベストメンバーで挑みます。ご声援よろしくお願いいたします。
監督 鈴木雷太
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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ stage4

9月 4th, 2018

Stage4
第4ステージは114.5kmで、スタートと同時に1.5kmの登り、そして60km過ぎに4.5kmの勾配のあるKOMの登りが控え、その後もアップダウンが続く。ラスト10kmからは道幅の広い平坦の直線となり、鋭角コーナーを2か所曲がってゴールを迎える。

日野が20kmあたりの登りで抜け出しアメリカのエースVOLLMER ANDREWらと攻撃をしたが、カザフスタンが危険な逃げは逃さない。KOMの登り口から日本チームで集団前方にまとまり、良い位置で馬越、小野寺を送り出す。アメリカのVOLLMER ANDREW、カザフスタンのPRONSKIY Daniilのペースアップで人数が絞られ、KOMまで800mあたりで小野寺と馬越が遅れ始める。カザフスタン4名を含む7名でKOMを通過するが、昨年の経験のある小野寺は焦らず追走グループをまとめてその後の平坦、下り区間で合流し、また馬越も湯浅も復帰する。20名強の先頭集団にはカザフスタン4名、フランス2名、アメリカ3名で日本も3名残し、馬越、小野寺での個人総合上位のチャンスを狙う。ラスト15kmほどの短い登り区間でカザフスタンのPRONSKIY DaniilとBRUSSENSKIY Glebが抜け出し、それを追いかけて馬越が個人総合上位の選手らと6名で抜け出す。前の2名が強力でジワジワ差をつけられていく中で、馬越のグループからさらにカザフスタンのFEDOROV Yevgeniyが抜け出し、上位3名に与えられるボーナスタイムのチャンスを失う。スプリント力のある馬越であるがゴール前の2か所の鋭角コーナーで失速しステージ7位にとどまったものの、個人総合では7位から5位まで上げることに成功した。小野寺はラスト2kmあたりから2名で抜け出したがゴール直前で追いつかれてタイム差はつけられず個人総合で10位となった。

最終ステージとなるstage5はKOMの登りが1か所あるが勾配は緩く集団ゴールとなることが予想される。日本チームは馬越の個人総合5位を守りながら、日野、福田のスプリントでステージ優勝を狙う。

Stage4 結果
1 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)2時間45分48秒
2 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン)同タイム
3 FEDOROV Yevgeniy(カザフスタン) 39秒差
7馬越裕之(日本) 1分差
9小野寺慶(日本) 1分44秒差
19 湯浅博貴(日本) 同タイム
29日野泰静(日本) 5分21秒差
39香山飛龍(日本) 同タイム
47福田圭晃(日本) 同タイム

Stage4 個人総合成績
1 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 9時間37分43秒
2 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)8秒差
3FEDOROV Yevgeniy(カザフスタン) 37秒差
5馬越裕之(日本) 1分24秒差
10小野寺慶(日本)2分8秒差
23湯浅博貴(日本) 5分9秒差
31福田圭晃(日本) 8分40秒差
32日野泰静(日本)8分42秒差
41香山飛龍(日本)8分46秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン)第2ステージ

9月 4th, 2018

ヴエルタ・ア・カンタブリア 第2ステージ 148.4㎞

レース結果
1 VIEJO Jose Daniel(スペイン/CIUDAD DE OVIEDO-TARTIERE) 03h31m19s
2 COL RIVERA Ever A(コロンビア/GINESTAR-ULB) +1s
3 SUAREZ, Kevin(スペイン/NESTA – MMR)+4s
…60石原悠希+2m51s、75松田祥位+5m31s、109蠣崎優仁+10m15s、113大前翔+10m18s、139渡辺歩+17m11s
山本大喜、大町健斗は途中棄権
140人完走/162人出走

コメント
第2ステージは第3カテゴリーの山岳ポイントとゴール前の激坂丘越えを含む148㎞のステージ。チームは積極的に動き、特に重要な攻撃には強豪チームに同調し上位入賞を目標とした。レースは序盤よりハイペースで逃げが決まりにくい中、最初の山岳ポイントは山本が麓から飛び出しトップ通過を果たす。その後チームは7名の重要な逃げを逃したが、主力チームのコントロール下最後の攻撃に備える。最後の3級山岳では7名の逃げが吸収されるとともに本格的な攻撃が始まるが、残った石原、松田、大前の連携も重要なタイミングでの落車トラブル等で失敗しチャンスを逃した。昨年はチーム賞を獲得したステージだっただけに今日のチームの状態と結果が悔やまれる。明日は5人出走となるが戦い方を変えてステージ上位入賞を目指す。/浅田 顕

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ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン)レースレポート

9月 4th, 2018
ヴエルタ・ア・カンタブリア(スペイン国内全国級レース)
場所:スペイン・カンタブリア州
期間:9月2日~4日 全3ステージ
日本代表チーム:石原悠希、山本大喜、松田祥位、渡辺歩、大前翔、大町健斗、蠣崎優仁

第1ステージ サンタンデール 800m個人TT
1 ANGULO Antonio(スペイン/RIAS BAIXAS)1m39s
2 CEPEDA, Jefferson(エクアドル/CAJA RURAL-SEGUROS RGA)+3s
3 URBANO, Carmelo(スペイン/B.RODRIGUEZ-EXTREMADURA)+6s
…18大前翔、21石原悠希+9s、32松田祥位+11s、54山本大喜+15s、80蠣崎優仁+18s、93大町健斗+19s、140渡辺歩+26s
完走162人/出走162人

コメント
スペイン北部カンタブリア州で開催される今大会は、外国チームの参加が3チーム以内と制限されている中、ナショナルチームとしては毎年U23の世界選手権ロード準備レースとして出場している。第1ステージはプロローグ的な800mの登坂個人タイムトライアル。集客を考慮しナイターレースが試みられた。日本チーム最上位は大前でトップから9秒遅れの18位、次いで石原、松田と僅差でまとまりチーム総合も6位につけ好調スタートとなった。続く2つのステージは共に約150㎞のロードレース。各ステージで積極的に攻め上位を目指しながらコンディションを上げて行く。 / 浅田 顕
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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ stage3

9月 2nd, 2018

Stage3はYeoncheonの運動公園からHwacheonまでの平坦基調の115kmのコースで争われた。この日のステージは60km地点過ぎから緩く登り始めて65km地点から3kmの山岳ポイントのある登り区間があり、その頂上からゴールまでは平坦基調となる。ただ100kmあたりに1.5kmの勾配のきつい登り区間があり、この2つの勝負所でレースが大きく動くと予想され、日本チームは小野寺と馬越で個人総合上位を狙った。
スタートしてすぐにアタックがかかり、アメリカ3名、オランダ2名を含む10名の先頭グループが形成されて、その中に香山が入る。先頭集団は複数名を入れたアメリカ、オランダが積極的に牽き、カザフスタンがコントロールする集団に1分20秒ほどのタイム差をつけてレースは進む。先頭10名のペースは良くカザフスタンもコントロールに脚を使う。日本チームにとっては非常に良い展開で、この日のステージで勝負する小野寺、馬越を登り口まで温存する。登りに入ると強力なアタックはないが、集団からこぼれていく選手が増えていく中で、優勝候補のアメリカのVOLLMER ANDREWがアタックして、小野寺がそれに反応して集団は15名ほどになる。この登りで出来た先頭グループ15名にはカザフスタン4名、フランス2名、アメリカナショナル1名、アメリカHOLOWESKO2名、韓国のチーム2名に日本からは小野寺と馬越の2名が入り後続集団を大きく引き離して2分差をつける。ラスト20kmの勾配のある1.5kmの登り区間で先頭集団でも動きがあり、ここで馬越ら5名が遅れて先頭は10名となる。カザフスタン4名、フランス2名を含む先頭集団の中で、小野寺は攻撃をするが逃げを打ちたいチームは出てこない。ラスト4kmで少し牽制の入った先頭集団に馬越が4名で合流して先頭集団は14名となる。ここからラスト1kmあたりでカザフスタンのFEDOROV Yevgeniが抜け出しそのまま独走で優勝し、2位争いのスプリントでは小野寺が5位、馬越が7位となった。

カザフスタンが圧倒的に有利な展開の中で、ゴール前で日本チームは冷静さを欠いてしまった。今年のジュニアレースで多くの結果を残しているアメリカのVOLLMERや2名残っていたフランスチームらは小野寺が先頭集団でのアタックに一番に反応するので、それを利用して後ろで力を温存していた。今大会はステージ3位までにつくボーナスタイムが個人総合争いで重要な中で、ここまでのステージで誰がスプリント力のある選手か分かっていながら、それを確認せずにゴール前でもただ動くだけの選手に反応してほかのチームにうまく使われる走りとなってしまった。

明日のstag4は今日のステージの登りより厳しく集団が分断されると予想される。チームでしっかり動いて馬越、小野寺の個人総合での上位進出を狙う。

Stage3 結果
1 FEDOROV Yevgeniy (カザフスタン) 2時間49分53秒
2 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)6秒差
3 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 同タイム
5 小野寺慶(日本) 同タイム
7 馬越裕之(日本) 同タイム
33 福田圭晃(日本) 3分7秒差
34 香山飛龍(日本)同タイム
48 日野泰静(日本)同タイム
62 湯浅博貴(日本)同タイム

Stage3 個人総合成績
1 FEDOROV Yevgeniy (カザフスタン) 6時間51分57秒
2 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 4秒差
3 PRONSKIY Daniil (カザフスタン)16秒差
7 馬越裕之(日本) 22秒差
8 小野寺慶(日本)同タイム
24 福田圭晃(日本) 3分17秒差
25 日野泰静(日本) 3分19秒差
42 香山飛龍(日本) 3分23秒差
43 湯浅博貴(日本)同タイム

JCF強化コーチ 柿木孝之

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2018アジア大会 トラック第5日目(最終日)

9月 2nd, 2018
トラック最終日 レポート

ジャカルタ・インターナショナル・ヴェロドロームで開催されたアジア大会自転車トラック競技。5日間にわたり熱戦が繰り広げられたが、31日に最終日を迎えた。

女子スプリントは、昨日の1/8決勝での日本人対決を勝ち上がった太田りゆ(日本競輪選手会埼玉支部)が1/4決勝に出場し、LEE Wai Sze(香港)と対戦。積極的に攻めるシーンも見られたが二本先取され敗退し太田は8位。1/8決勝で敗退した前田佳代乃(京都府自転車競技連盟)は9位だった。LEEはその後、圧倒的な力で女子スプリントを制し、ケイリンに次ぐ今大会2つ目の金メダルを獲得した。

男子ケイリンは新田祐大(日本競輪選手会福島支部)が銀メダルを獲得し、脇本雄太(日本競輪選手会福井支部)が5位だった。二選手は一回戦をそれぞれ首位通過し、二回戦で新田が1組2位、脇本が2組1位で決勝へと勝ち上がった。今大会の最後の決勝種目となったケイリン決勝は、大熱狂のなかで開催され、最終周回に入り、新田が先行しレースをリード。しかし、ゴールライン直前で勝者となるANGSUTHASAWIT Jai(タイ)に抜かされ、写真判定の僅差で2着、銀メダル獲得となった。

男子マディソンでは橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling)と今村駿介(中央大学)がペアを組んで出走し、銅メダルを獲得。優勝は香港で59ポイント、日本は28ポイントだった。女子マディソンには橋本優弥(鹿屋体育大学)と梶原悠未(筑波大学)が出場したが、中盤から失速し4位でレースを終えた。

■結果
男子マディソン
3位 日本(橋本英也・今村駿介)
http://www.tissottiming.com/File/0003100003010101FFFFFFFFFFFFFF02

男子ケイリン
2位 新田祐大
5位 脇本雄太
http://www.tissottiming.com/File/0003100003010504FFFFFFFFFFFFFF02

女子マディソン
4位 日本(梶原悠未・橋本優弥)
http://www.tissottiming.com/File/0003100003020101FFFFFFFFFFFFFF02

女子スプリント
8位 太田りゆ
9位 前田佳代乃
http://www.tissottiming.com/File/0003100003020303FFFFFFFFFFFFFF02

●新田祐大のコメント(男子ケイリン 銀メダル)
今大会のチームスプリントで自己ベストが出たので、最終日のケイリンに向けて高いモチベーションをもっていた。決勝では落ち着いて、力を発揮することだけを考えて走った。思ったような展開にはならなかったが、残り1周回で自分の力を出すべく先行したが、最後のストレートで抜かされてしまった。ゴールライン直前で、抜き返そうとハンドルを投げたが届かなかった。出発直前に落車したが、コーチに「出たいと思っているなら出るべき」と言ってもらい、そう思ってくれる監督や、現地に来てから完璧な状態に調整していただいたスタッフ、ここに来れなかった仲間のためにも必ずメダルを取りたいと思っていた。

●脇本雄太のコメント(男子ケイリン、5位)
自分が仕掛けたところで迷いがあったのがすべての敗因。二回戦では3位までが勝ち上がりだったので、多少強気に攻めても大丈夫だったが、決勝になると勝ちたい気持ちから渋ってしまった部分があった。

●橋本英也のコメント(男子マディソン 銅メダル)
昨日のオムニアムの疲れが残っていたので、最終日のマディソンは勢いで走った。ここに来るまで、マディソンに特化したトレーニングをしていなかったため、どこまで走れるかわからず、まずはメダルを目標にして走った。銅メダルを獲得できて良かったが、上位2カ国とは大きな差があった。東京オリンピックに向けて、チームパシュート、オムニアム、マディソンとすべての種目への能力を高めていき、もし今後マディソンに集中するなら、ヨーロッパの六日間レースに出場することも考えていきたい。

●太田りゆのコメント(女子スプリント 8位)
格上相手にどうやったら今後の可能性を見出せるか、相手がどんなに強くても諦めずに戦う姿勢をみせるということを意識して挑んだ。脚、経験すべての面で負けていて、いくつか自分がやりたいことを考えていたが、一本目では何もさせてもらえず、中途半端な走りになった。二本目は自分から仕掛けようと思いスタートしたが、スピードの違いもあり、世界との差を感じる結果になった。いろいろとできないながらに勉強し、課題を見出しながら走っている。リスクをもってでも難しい相手に戦えるように向き合っていきたい

●ブノア・ヴェトゥ短距離ヘッドコーチのコメント
今日はいいレースだったが、男子ケイリンでは表彰台に日本人二人が乗って欲しかったので、けっして思うどおりではなかった。脇本選手はもっと早い段階で行くべきだったし、勝負のかけ方も今回のやり方ではないほうがよかったと思う。けれど、日本チームとしてはメダルを獲得できたので、がっかりするだけではない。新田選手はいいレースをし、フィニッシュラインでの差はわずかだった。ポジティブな面もたくさんあったので、今回の経験を将来につなげていきたい。自分の力を出し切らずに負けるのは好きではないが、今回は違う。今後の方針を決める大会になった。昨年の世界選手権で勝っているアワンが3位という表彰台はレベルの高いものだった。全体の結果については金メダルがないので、がっかりしている気持ちが強い。しかし、今後のトレーニングの方針に繋がる収穫もあったので、引き続き頑張っていきたい。

●イアン・メルビン中距離ヘッドコーチのコメント
男子マディソンはできるだけいい組み合わせを探っていて、今回は今村選手と橋本選手のペアになった。二人ともベストな状態ではないなかで頑張り、できるかぎりの走りをした。今はチーム全体として疲れが溜まっている。ワールドカップに向けての調整で、疲労感が出やすい段階であり、とくに女子は大きく影響した。女子二人は疲れ切っている状態だった。それでもスキルの面や、二人の連携など改善点が見つかった。全体的には、目標をすべてクリアできたわけではないが、金メダルを取れた種目もあるし、選手がやるべきことをやってくれたことに満足している。これまでやってきたとトレーニングは東京オリンピックに向けて重要なものであるし、秋からのワールドカップで成果が実り、結果に繋がることを願っている。

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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2018 Tour de DMZ stage2

9月 1st, 2018

Stage2はGimpoのショッピングモールからYeoncheonの運動公園までの平坦基調の83kmで争われた。昨年のこのステージでは松田祥位がステージ優勝しており、今年もチームでの連覇を狙った。
スタートしてアタックが続くが大きくタイム差は広がらない。日本チームは昨日のゴール付近での落車のダメージのある湯浅以外は集団前方をキープし、有力チームのアタックにはしっかり対応し続ける。個人総合に関係のない選手らのアタックが続くが、カザフスタン、オランダ、日本がしっかり集団ゴールに向けて動くとゴール3km前には一つの集団になる。小野寺がそこから昨日に続き集団先頭で日本チーム牽引して湯浅、香山につないでラスト1kmの危険なロータリーを先頭で通過し、そこから最終列車の馬越がペースを上げる。しかし福田と日野がはぐれてしまいそこからはオランダ、カザフスタンが主導権を取りステージはオランダのRUSDUCK Nathanが制した。チームとしてゴールに向けてよい動きをみせたが、結果にはつながらなかった。明日から山岳ステージが始まるが、日本チームは好調の小野寺、馬越で個人総合上位を狙う。

Stage2 結果
1 RUSDUCK Nathan(オランダWillebrord Will Vooruit)1時間56分43秒
2 FEDOROV Yevgeniy  (カザフスタン) 同タイム
3 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン) 同タイム
9 福田圭晃(日本)  同タイム
10 日野泰静(日本)  同タイム
70 小野寺慶(日本)  同タイム
51 馬越裕之(日本)  同タイム
81 湯浅博貴(日本)  同タイム
86 香山飛龍(日本)  同タイム

Stage2個人総合成績
1 BRUSSENSKIY Gleb (カザフスタン)  4時間2分6秒
2 RUSDUCK Nathan(オランダ Willebrord Will Vooruit)4秒差
3 FEDOROV Yevgeniy  (カザフスタン)  8秒差
4 福田圭晃(日本) 同タイム
5 日野泰静(日本) 10秒差
37 馬越裕之(日本) 14秒差
41 小野寺慶(日本)  同タイム
77 湯浅博貴(日本)  同タイム
79 香山飛龍(日本)  同タイム

                  JCF強化コーチ 柿木孝之

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