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北京オリンピックレポート 2008/08/22<BMXファイナル>

8月 23rd, 2008

8月22日・北京オリンピック15日目。前日の雨はすっかり上がり、朝から雲一つ無い青空の下でのBMX再開となった。競技は女子と男子それぞれ準決勝と 決勝が行われ、女子は今年の世界選手権で2位となったフランスのアンカロリーヌ・ショソン(30)、男子は今年の世界選手権を制したラトビアのマリス・ス トロンベルグス(21)がBMX初のオリンピックチャンピオンの座に着いた。なお、午後に予定されていたマウンテンバイク女子クロスカントリーは、会場準 備やメディア対応等の関係で開催が翌日の午前中に変更となった。23日は午前10時から女子、午後3時から男子のレースが行われる。
BMX準決勝 は8人ずつ2組が3回レースを行い、各組上位4選手が決勝へ進む。その決勝は一発勝負。勝ち上がった8選手によるただ一度きりのレースで初代オリンピック チャンピオンが決まる。準決勝は女子も男子も第1走から白熱したレースが展開された。特に女子は、2年連続世界チャンピオンで、今シーズン出走した全ての レースで1着という驚異の19歳、イギリスのシャネーズ・リードが、第1走は第1コーナー手前で落車して7着。その後は立て直して第2走2着、第3走1着 で決勝進出は確保したものの、どこか気負い込んだ走りに不安を残した。そして迎えた決勝レース。リードに対抗するのはUCIランキングトップのサラ・ ウォーカー(20・ニュージーランド)に、今年の世界選手権2位の実力者アンカロリーヌ・ショソン(30・フランス)。レースは大方の予想通りスタートで リードが抜け出し、タイヤ一つ分前に出て第1コーナーに入った。しかしそのコーナー出口でスピードコントロールをミスして一瞬失速、そこを突いて先頭に出 たのがショソンだった。ショソンは第2ストレート、第3ストレートをトップで通過。その後ろからは猛然とリードが追い上げを図る。そして最終コーナー、勝 負をかけ強引にインから抜きに来たリードが、スピードを抑えきれずショソンの後輪に自分の前輪をぶつけまたしても転倒。ショソンも一瞬ふらつくが上手く立 て直してそのまま1着ゴール。初代オリンピックチャンピオンの座に着いた。ショソンはもともとBMX選手だったが1993年にマウンテンバイクに転向。ダ ウンヒルのスター選手として人気を博した。手にした世界タイトルはダウンヒル、デュアルスラローム、そしてフォークロスの3種目で合計13にものぼる。そ の後大きなケガもあって一時競技から遠ざかったが、BMXが北京オリンピックの正式種目になることが決まったのを機に、再びBMX選手として競技の世界に 復帰しこの日を目指してきた。ショソンにとって復帰後初の世界タイトルがこのオリンピックとなった。
男子で目立ったのは、やはり今年の世界チャン ピオン、マリス・ストロンベルグ(21・ラトビア)の走りだった。スタート、ジャンプ、コーナリング、全ての面で安定した走り見せ準決勝は3走とも1着。 難なく決勝進出を決めた。これに対抗するは、シーディングランでトップタイムのマイク・デイ(23)とドニー・ロビンソン(25)の強豪アメリカコンビ。 南アフリカの実力者スフィソ・ニラポ(21)。そして好調オランダのロベルト・デヴィルデ(26)。決勝レースはスタートから横一線のデッドヒートが演じ られたが、第1コーナーで第1ゲートスタートのストロンベルグがわずかに抜け出しレースをリード。これをデイが猛追しスリリングな展開は続いたが、第2ス トレート最後のジャンプから第2コーナーを出る辺りでストロンベルグが完全に抜け出し勝負を決定づけた。2位はアメリカのデイ、3位も同じくアメリカのロ ビンソン。BMXの本場アメリカでは国内のBMX人気は非常に高く、今回のオリンピック初開催に対しては多くのメディアが注目するところとなっていた。そ れだけにチームとしては金メダル獲得を絶対的な使命としてこの大会に臨んだが、その目論見はヨーロッパの小国から来たひとりのクールな若者によって外され てしまった。

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北京オリンピック速報<女子MTB>

8月 23rd, 2008

[公式WEBサイトによる]
Final Results
Women”s Cross Country
Mountain Bike Course / 6 Laps – 26.7km
1 SPITZ Sabine Germany 1:45:11
2 WLOSZCZOWSKA Maja Poland 1:45:52
3 KALENTYEVA Irina Russian Fed. 1:46:28
20 KATAYAMA Rie Japan -1LAP

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北京オリンピック・MTB女子は明日(8/23)に変更

8月 22nd, 2008

現地からの連絡によると、北京オリンピック・マウンテンバイク女子は明日に日程変更になった。
本日8/22(金)は、昨日雨の影響で順延になったBMXが行われる。

8月23日(土)
10:00-(現地時間) 女子マウンテンバイク
15:00-(現地時間) 男子マウンテンバイク

関連リンク:http://results.beijing2008.cn/WRM/ENG/Schedule/CM_2008-08-23.shtml

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北京オリンピックレポート 2008/08/20<新種目BMX初日>

8月 21st, 2008

■新種目BMX初日 阪本章史は1/4決勝敗退
8月20日・北京オリンピック13日目。自転車競技は20・21日の2日間、今大会から正式種目と して採用されたBMXの開催を迎える。競技会場は前日までトラック競技の熱戦が繰り広げられていた老山自転車競技場に隣接するフィールド。世界でも指折り の難しさと評される全長約400mのコースには、特徴的な高さ8mのスタート台と、ジャンプやコーナリングなどに高度なテクニックを要求する様々な障害が 設定されている。参加選手は21カ国から男子32人、女子16人の合計48選手。日本からは本場アメリカをベースにプロ活動を続ける阪本章史(26)がた だ1人参加した。

<阪本章史選手レース前のコメント>
コースの印象は見てもらったら分かる通り、スタートヒルは高いしジャンプも 尋常じゃなく大きいというところですね。普通のBMXの倍は高さがあるでしょう。最初のジャンプは上から見ると壁にぶつかっていくような感じですよ。一回 こけたら終わりじゃないですかね。ポイントはやっぱりスタートとジャンプですね。スタートで前を取れなければトップをとるのは難しいし、ジャンプは全部難 しいんで、ミスせず走りきれるかどうかですね。トップ10はそれを余裕でやってくるんで、できるだけそのトップ10に近い走りを出来るようにがんばりたい ですね。体調はまずまずです。とにかく自分の全ての力を出し切れるように、それだけに集中してがんばりたいです。

2日間に亘って行われる オリンピック新種目BMX。この日は、男女のシーディングランと、男子の1/4決勝が行われた。シーディングランは1人ずつ2回タイムトライアルを行い、 いい方のタイムをもとに本選の組合せが決められるというもの。ここで阪本が出したタイムはトップタイムから5秒近く遅い40秒548。緊張もあってか2回 ともスムーズな走りが出来ず、結局最下位の成績で1/4決勝に進んだ。
1/4決勝は、8人ずつ4組が同じメンバーで3回レースを行い、着順によっ て与えられるポイントの合計を競うというもの。次の準決勝となる1/2決勝に進めるのは各組4人。ポイントは着順の数字がそのまま累計されるため、合計ポ イントが少ない順に4人が勝ち上がることになる。シーディングランで最下位の阪本は、トップタイムを叩き出した選手と同じ第1組での出走となった。まずは 第1走。ゲートが開くとともに8人が一斉に高さ8mのスタート台を駆け下りる。阪本はここで横一列のラインから僅かに後れたのが見て取れる。そして、ダブ ルからステップアップ・ステップダウンと続く第1ストレートのジャンプセクション。その最後のところで阪本がタイミングを外し大きく後れをとってしまっ た。もう挽回は不可能な状況だったが、その後トップ争いをする集団で落車があり結局阪本は5位でゴール。着順と同じ5ポイントで第1走を終えた。
続 く第2走。スタート位置は前走の成績順に自分で選ぶことが出来るが、阪本の位置は第1コーナーに対してインから5番目。このコースは、スタートはインを取 るのが有利とされている。一番インを取ったのはシーディングランでトップタイムを出し、先ほど行われた第1走でも1着ゴールを果たしたアメリカのマイク・ デイだ。緊張のスタート。阪本はまたもスタート台を下りるまでに後れを取ってしまった。BMXの勝負を左右するスタート。しかし、シーディングランでのタ イム差を見れば致し方ないところか。そして第1コーナーでは最後尾追走となってしまった阪本。結局そのままゴールとなり、第2走は8着8ポイント。
そ して最後の第3走。阪本は第1走と同じく一番アウトからのスタートとなった。結果は前の1・2走と同じくスタートで出遅れて最後尾追走となり、そのまま為 す術無くゴール。これが世界との差なのか。日本のBMX第一人者・阪本章史のオリンピック挑戦は、本選最初の1/4決勝敗退という成績で幕を閉じた。新種 目BMXは明日、準決勝・決勝が行われる。

<阪本選手レース後のコメント>
自分は勝負に絡めるほどの実力はまだないので緊張はあ まりしないと思っていましたが、やはりオリンピックのプレッシャーは半端ではありませんでした。でも、そんな状況の中で自分が持ってる力は全て発揮できた と思います。悔いはありません。コースはやっぱり世界で一番アブナイと言われるだけあって、走ってて怖さを感じました。それでも自分の力を出せたのはその 恐怖心に勝てたからだと思います。その意味でも今回のオリンピックに関して悔いはありません。

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北京オリンピックレポート 2008/08/21<マウンテンバイク開幕前日>

8月 21st, 2008

8月21日・北京オリンピック14日目。北京市の天候は雨。今日予定されていたBMXの決勝ラウンドは、雨によるコース状態不良のため明日に順延になっ た。自転車競技の最後の競技マウンテンバイクが始まる明日は、午前9時からBMX、午後3時からマウンテンバイク女子クロスカントリーというスケジュール となった。
マウンテンバイクには日本から女子の片山梨絵と男子の山本幸平の2選手が参加する。17日に選手村入りした2人は、一昨日から老山自転 車競技場近くの本コースで最終調整を行っている。コースは、この一帯の地名でもある老山の斜面を縫うように設定された1周4.5Kmの周回路。前半部分は 細かなアップダウンの繰り返し、そして後半部分は長い上りとダウンヒルを思わせるスピードの出る下りというレイアウトとなっている。また路面状況も凸凹の 岩場・乾いた砂地・ぬかるみ・木の根が張った道など変化に富み、強豪選手たちが口を揃えて「テクニカルでタフ」と評するコースだ。昨日、練習を終えた日本 代表の2人に話を聞いた。

<片山選手>
去年プレイベントで走った印象よりもかなり手を加えてあって、タフなコースになった感じで す。気持ちだけは切らしてはいけないコースですね。しんどさを忘れるぐらいの集中度合いになればいいですね。でも昨日と今日走ってみて、調子に乗ってク ラッシュとか起こさなければ行けるかなぁという印象です。体調は問題ないです。目標は完走は最低限、できればトップ10に入れるような走りができればと 思っています。
<山本選手>
コースを実際に走ってみると事前の情報より上りは長いし下りも難しい感じがしました。ずっと集中が必要なコー スですね。ポイントになるのは中盤の長い上りだと思います。ここを切れずに走れるかどうかですね。体調はバッチリです。目標は自分の力を出し切ることで す。そのために残り2日間で気持ちをしっかり作ってスタートラインに立ちたいですね。

マウンテンバイクは明日22日に女子クロスカントリー、そして明後日23日に男子クロスカントリーが行われる。

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北京オリンピックレポート 2008/08/19<クリス・ホイ3つ目の金メダル獲得>

8月 20th, 2008

8月19日・北京オリンピック12日目。トラック競技最終日。男女スプリントは残る準決勝・決勝と順位決定戦が行われ男子はイギリスのクリス・ホイが今大 会3つめとなる金メダルを獲得。そして女子は、同じくイギリスのヴィクトリア・ペンデルトンが初のオリンピックチャンピオンの座に着いた。イギリスはこの 男女スプリントを制したことでトラック競技全10種目中7種目で金メダル獲得ということになった。またこの日行われたもう一つの決勝種目・マディソンは、 レース序盤でラップを決めたアルゼンチンがそのまま逃げ切って初のオリンピックチャンピオンの座に着いた。
なお、この日、男女スプリントの1/8決勝で敗退した4選手による9−12位決定戦が行われ、日本からは男子に渡邉一成、女子に佃咲江が出場した。結果は両者共に4着と敗れ最終成績12位が決定した。

自転車競技は明日からオリンピック新種目のBMXが始まる。

<男子スプリント>
準 決勝となる1/2決勝は1組目がフランスのブルガン(28)対イギリスのホイ(32)、2組目がイギリスのケニー(20)対ドイツのレヴィ(21)という 組合せで行われた。3回の対戦のうち先に2回勝った方が金メダルを争う1−2位決定戦に駒を進めるこの戦い。1組目の対戦は現世界チャンピオン、イギリス のクリス・ホイの独壇場となった。1回戦は後方からの一踏みで、2回戦は大差をつける逃げでフランスの実力者ブルガンを寄せ付けず、難なく1−2位決定戦 進出を決めた。2組目の対戦はホイと同じイギリスの若きスプリンター、ジェイソン・ケニーが、同世代のライバル、ドイツのレヴィをストレートで下し、 1−2位決定戦進出を決めた。これでイギリスの金銀が決まった。
イギリス勢同士、クリス・ホイ対ジェイソン・ケニーの対戦となった1−2位決定 戦。1回戦はホイ先行でスタートするが残り2周となるホームでスピードをゆるめ追走のケニーを前に出す。緊迫したにらみ合いのままレースが進む中、残り1 周手前の3コーナーで先行のケニーがホイの不意をついてスパート。ホイは一瞬踏み後れたものの猛然とペダルを踏み込んで逃げる獲物を追う。そして最終コー ナーでこれを捕らえゴール先着。力の差を見せつけて1回戦を制した。
そして迎えた2回戦。先行はケニー。ホイはこれを4車身ほどあけて追走する。 半周を過ぎた辺りから徐々にスピードが上がる。そして残り1周手前の3コーナーで両者ほぼ同時に踏みだしスプリント勝負が始まった。逃げるケニー、追うホ イ。しかし、両者の力の差は明らかだった。ホイは必死で逃げ切りを図るケニーを最終3コーナーで捕らえ、最後は右コブシを挙げてゴール。チームスプリン ト、ケイリンに続いて3つめの金メダルを手にした。
<女子スプリント>
決勝となる1−2位決定戦は、予選から完璧な走りで勝ち上がったイギリスの世界チャンピオン、ヴィクトリア・ペンデルトン(27)と、準決勝で地元中国の郭を決定戦の末に下して勝ち上がったオーストラリアのアンナ・メアーズの対戦となった。
1 回戦、先行はペンデルトン。残り2周過ぎまでスローペースのにらみ合いが続くが、残り1周半となったバックで追走のメアーズがスピードを上げながら外に膨 らむ。そしてこれを見たペンデルトンが一気にスパート。メアーズも踏みだし追走するがなかなか差が縮まらない。ペンデルトンは、500mTT世界記録保持 者メアーズの追撃を最後まで寄せ付けず1回戦を制した。
続く2回戦はメアーズが先行。レースは睨み合いのまま徐々にスピードが上がる展開となった が、残り1周のホーム手前で後ろのペンデルトンが外に上がって一気の踏みだしをかけた。メアーズも踏みだしこれに応戦するが、スピード上位のペンデルトン があっという間にメアーズを抜き去り勝負を決めた。

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永井選手 帰国

8月 20th, 2008

img6908月20日夕方、ケイリンで銅メダルを獲得した永井選手が無事帰国した。
成田空港で記者会見が行われ、ロンドンでは金メダルを目指したいと語った。

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北京オリンピック速報<男子BMX 1/4決勝>

8月 20th, 2008

[公式WEBサイトによる]
Results
Men”s Quarterfinals
Heat 1
7 SAKAMOTO Akifumi Japan 48.487 (5) 42.614 (8) 40.046 (6)
Total=19

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北京オリンピック情報<男子スプリント9〜12位決定戦>

8月 19th, 2008

[公式WEBサイトによる]
Results
Men”s Sprint Race for 9th-12th Places
9 NIMKE Stefan Germany 11.051
10 CHIAPPA Roberto Italy
11 BAYLEY Ryan Australia
12 WATANABE Kazunari Japan

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北京オリンピック速報<女子スプリント9〜12位決定戦>

8月 19th, 2008

[公式WEBサイトによる]
Results
Women”s Sprint Race for 9th-12th Places
9 GRANKOWSKAJA Swetlana Russian Fed. 12.192 59.055
10 GUERRA Lisandra Cuba
11 HIJGENAAR Yvonne Netherlands
12 TSUKUDA Sakie Japan

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