新着情報

2019年BMXレースワールドカップ第5戦 大会レポート

6月 9th, 2019

UCIワールドカップシリーズ第4戦オランダ大会から1ヶ月があき、今週末フランス・パリにて第5−6戦が参戦。
日本チームは2週間前からフランスチームの本部サン=カンタン・アン・イブリーヌ ベロドロームに隣接されている本番会場へ現地入りし事前トレーニングを行った。
レースウィークは悪天候が続き、大会前日の公式練習も中盤にてキャンセルとなったが、本番当日は快晴の中レースが行われた。

男子エリート(ジュニア混走)
今大会の日本人最高位は、第1戦から1/16決勝敗退が続いていた中井飛馬が、1/4決勝(準々決勝)まで勝ち上がり、自己ベストの28位で第5戦を終えた。
第4戦にて決勝進出した長迫吉拓は、1/8決勝にて通過圏内を走行していたが、前方選手の転倒に巻き込まれ通過ならず。 第4戦からの好調は続いているため、明日の第6戦でも上位を狙う。

女子エリート(ジュニア混走)
女子は畠山紗英が1/4決勝へ進出するも、第1コーナーでの接触により転倒し、総合24位が日本チームのベストとなった。
丹野夏波、籔田寿衣はレース展開を味方にすることができず、それぞれ1/8決勝、ラストチャンスクオリファイ敗退であった。

文:三瓶将廣(監督)

ワールドカップ第6戦 大会ライブは下記よりご覧いただけます。
【予選ラウンド】


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【決勝ラウンド】

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<大会リザルト>
男子エリート
中井 ⾶⾺ 総合28位
⻑迫 吉拓 総合56位

⼥⼦エリート
畠⼭ 紗英 総合24位
丹野 夏波 総合35位
籔⽥ 寿⾐ 総合46位

UCI BMXスーパークロスワールドカップ第5-6戦 派遣選手団

大会期間:2019年6月7日(金)~6月9日(日)
開催場所:フランス・パリ

<スタッフ>
監 督   三瓶 将廣 (連盟強化スタッフ)
コーチ   Joey Bradford (連盟⽀援スタッフ)
マッサー  ⽯⽥ 将之 (連盟強化スタッフ)

<選手>
男⼦エリート
中井 ⾶⾺ (新潟 ⽇本体育⼤学)
⻑迫 吉拓 (岡⼭)

⼥⼦エリート
畠⼭ 紗英 (神奈川 ⽇本体育⼤学)
丹野 夏波 (神奈川 早稲⽥⼤学)

⼥⼦ジュニア
籔⽥ 寿⾐ (⼤阪 ⼤阪偕星学園⾼等学校)

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2019全日本ロード 大会情報(大会特別規則追加)

6月 8th, 2019
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2019全日本ロード 大会情報(要項修正・エントリーリスト公開、他)

6月 5th, 2019

大会要項の修正版(9日程、10規則、15UCIポイント、18大会本部)、エントリーリストを公開。
また大会HP(https://www.jpnc.biz/)にて競技以外の情報も随時更新しております。

全日本ロード/全日本ロードTT/パラサイクリングロード大会

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UCI JUNIOR NATIONS CUP Tour du Pays de Vaud 2019 stage3

6月 5th, 2019

最終ステージとなるStage3はGranges-pres-Marnandをスタートフィニッシュとして40km弱の毎回登り区間が異なる周回を3周する110kmで争われた。この日の登りはどれも勾配はstage1や2と比べると厳しくはないが距離が長い。山岳賞のかかったポイントが6か所あり、その中には7km弱の登りが2か所、10kmの登りもある。ニュートラル区間後すぐに7kmの登りが始まるということで日本チームは入念にウォーミングアップを行なってからスタートする。

スタートしてすぐにアメリカがアタックを仕掛け、集団は非常に長く伸び個人総合リーダーも動く激しい展開となるが大きく集団は崩れない。2周目にはアタックが複数回かかり集団から4名抜け出し、集団はドイツ、オランダなどが引っ張る。集団からこぼれる選手が増え、寺田も遅れたが粘り続け下り区間を使い集団復帰する。最後の3周回目の登り区間までには全ての逃げは吸収され集団は一つとなりスピードが上がっていく。登り区間ではアタック合戦となり各賞ジャージの選手も大きく動く。このペースアップで寺田が遅れ、昨日までの疲れが大きかった山田も遅れる。山頂までに先頭もばらばらになるが、下りで再び20人ほどの集団となり北宅がここに残る。頂上からゴールまでは20kmほど下りと平坦区間が多く、登り頂上近くで遅れていた津田も7名のグループで追いかけ続けラスト5kmで先頭に合流する。さらにその後ろの10名ほどの集団も追いつき、ゴール直前で40人ほどの集団となる。ラスト1.5kmは非常に狭い道となり、コーナーも増えるため各チーム列車を作る中で北宅は脚を使い位置取りして勝負を挑むが14位にとどまった。

登りをそれほど得意としていない北宅であるが、今大会は長い登りでも好調で、集団走行技術、下りの技術などは同世代の世界のトップ選手らと比べても劣らない。
日本チームは厳しいこのステージもまとまりチームとしての存在感を示した。登りの厳しい寺田は集団から遅れながらも粘り続け集団復帰し、チームカーへの補給の仕事をこなし、最後の登り区間手前も各チームが列車を作り位置取りが激しい中で日本チームの列車を全力で牽引して登れる選手のサポートに徹する走りを見せた。
日本チームは4日間を通しての走りから大会側から特別にFAIR PLAY賞をもらい、チームメンバー全員で表彰台に上がることが出来た。

今回のスイス遠征では各選手、今現在のジュニアの世界のトップのレベルを知り、またロードレースの厳しさを知ることが出来た。今大会は登りが厳しいコース設定であったが、日本の選手はチームでまとまって登り口手前から集団の前方をキープし、また登りでも力をみせるステージがあり、フランスから続く初めてのヨーロッパ遠征において大きな収穫があった。一方で独走力においてはまだまだ世界のレベルで戦うには厳しい現状も突き付けられた。次回日本チームの参加するジュニアネイションズカップは8月末に韓国で開催されるDMZ Tourとなる。

Stage3
1 BAUDIN Alex(フランス) 2時間37分6秒
3 LAMPERTI Luke(アメリカ)同タイム
3 BITTNER Pavel(チェコ)同タイム
14北宅柊麻 同タイム
35 津田悠義 同タイム
54山田拓海 3分10秒差
63寺田吉騎 9分49秒差

個人総合時間
1 BRENNER Marco(ドイツ) 8時間18分37秒
2 BOVEN Lars(オランダ) 36秒差
3 LEVY William Blume(デンマーク)1分3秒差
29 北宅柊麻 5分6秒差
39山田拓海 9分50秒差
43津田悠義 12分20秒差
88寺田吉騎 52分38秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之


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UCI JUNIOR NATIONS CUP Tour du Pays de Vaud 2019 stage2

6月 2nd, 2019

Stage2

Stage2は午前ロードレース、午後タイムトライアルの2部レースとして行なわれた。ロードレースはLAUSANNEの北の街CUGYをスタートしてBIEREのスイス軍施設にゴールする82.7kmで、スタートから20kmの平坦区間のあとは10kmの登りと6kmの登りが続く。一度15kmほどの平坦区間があるが、再び7kmの登りをこなし、ラスト20kmは道幅の狭い厳しい下り区間を抜けてゴールを迎える。

ロードレースはスタートしてすぐに逃げが決まり寺田がここに入る。数名の追走が入りイタリア、ベルギー、カザフスタン、スイス、イタリア、フランスらと8名の先頭グループを形成して50秒までタイム差を広げる。登り口までにオランダ、ノルウェーが集団をコントロールして集団は一つとなり10kmの登り区間に入る。集団から多くの選手がこぼれ、ここで渡邉、寺田が遅れる。集団はいくつにも分断して40名ほどの集団となる中で、山田は先頭でノルウェー2名と一緒に集団を引っ張る。津田も10番手ほどの良い位置で登る。北宅は登り区間での落車に巻き込まれるが、山頂までには隊列を使い復帰する。長い下り区間で集団復帰する選手が多く、そのあとの平坦区間はアタック合戦となる。ここで山田、北宅は動きスプリントポイントに絡む。60km地点からの登り区間でベルギーが抜け出し、その影響で集団はペースアップし、個人総合リーダーのBRENNER Marcoのアタックで集団は崩壊する。登りで数名が追いついたがテクニカルな下り区間でBRENNER Marcoが再びアタックし独走を開始するとばらばらとなった後続に追いつく力はなくそのまま独走でこのステージも制した。日本チームは最後の登りで津田が遅れ、その後山田、北宅と遅れる。厳しい下り区間で北宅が第3集団まで戻るにとどまった。

このステージでも日本選手はこちらでのレース経験の少なさの影響が出るレースとなった。山田は10kmの1級山岳とその後の6kmの2級山岳をノルウェーと先頭を牽き続け、リーダーチームに任せて最後の登り勝負にかけずに平坦のアタック合戦でも自ら動いて最後の登りでは力尽きてしまった。ただこのレベルの大会の1級山岳で集団を牽き続ける力をみせた。津田は最後の登り区間でフラフラとなってしまったが1級山岳、その後の2級山岳と山田とともに集団前方をキープし続けた。北宅も最後の登りで遅れたもののテクニカルな狭い下り区間でも非凡な走りをみせた。どの選手も脚を使う場所と休む場所をうまく選択出来れば、より結果に結びつく走りが出来ると期待できる走りであった。

Stage2-1
1 BRENNER Marco(ドイツ) 2時間3分43秒
3 STOKKE Vegard(ノルウェー)16秒差
3 MARTINELLI Alessio(イタリア)同タイム
32北宅柊麻 2分31秒差
55山田拓海 4分24秒差
54 津田悠義 8分38秒差
94寺田吉騎 23分37秒差
リタイア 渡邊涼馬

Stage2-2
午後のタイムトライアルはテクニカル区間の少ないアップダウンコースで力を求められるコースでの争いとなった。春のジュニアネイションズカップGent-Wevelgemで優勝し、先週のオランダのレースでも圧勝して今大会も優勝候補の1人のアメリカのSIMONES Quinnが個人総合リーダーのBRENNER Marcoに5秒差をつけて優勝した。山田の1分30秒遅れの32位が日本チームの最高順位であった。

Stage2-2 14.6km
1 SIMONES Quinn(アメリカ) 17分49秒
2 BRENNER Marco(ドイツ) 5秒差
3 BOVEN Lars(オランダ) 同タイム
32山田拓海 1分30秒差
40北宅柊麻 1分43秒差
45津田悠義 2分24秒差
76寺田吉騎 2分43秒差

個人総合時間
1 BRENNER Marco(ドイツ) 5時間23分24秒
2 BOVEN Lars(オランダ) 36秒差
3 Levy William Blume(デンマーク)1分3秒差
32 北宅柊麻 5分6秒差
46山田拓海 6分40秒差
55津田悠義 12分20秒差
94寺田吉騎 42分49秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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2019JBMXF大東建託シリーズ第2戦は島田遼が優勝

6月 2nd, 2019

2019JBMXF大東建託シリーズ第2戦が、埼玉県秩父市の秩父滝沢サイクルパークで開催された。2009年に開場した秩父滝沢サイクルパークは、今年秋の着工で国際規格の8mスタートヒル増設が予定されているなど、日本国内でも屈指のハイレベルなスキルが求められるトラックだ。

男子は島田遼、女子は早川優衣が優勝
開幕戦の覇者、池上泰地が前日の練習で転倒し、欠場となる波乱のなかで行われた男子チャンピオンシップ。初戦のモトから準決勝、決勝まですべてトップでゴールした島田遼が今季初優勝を挙げた。2位には秩父をホームコースとするベテランの高山一成、3位には開幕戦でも2位に入賞した深川匠が入った。
島田遼のコメント「転倒せず、コーナーのインだけを押さえることだけを考えて走った。練習と比べるとパフォーマンスは出ていないが、優勝という結果を出せて素直にうれしい」

女子チャンピオンシップは、開幕戦をUCI
BMXスーパークロス・ワールドカップ出場のため欠場していた早川優衣が出場。開幕戦を制した酒井亜樹とのジュニア同士の戦いは、3ヒートの合計で争われ、すべて早川が1着でゴールし優勝した。
早川優衣のコメント「内容的には不本意な部分もあったが、優勝できてうれしい。次戦の全日本選手権も頑張りたい」

男子チャンピオンシップ結果
優勝 島田 遼(広島県/広島県BMX協会/GAN TRIGGER AIC OSHU、表彰中央)
2位 高山 一成(埼玉県 /
秩父BMX協会/モトクロスインターナショナル、表彰左)
3位 深川 匠(埼玉県/秩父BMX協会、表彰右)

女子チャンピオンシップ結果
優勝 早川 優衣(岡山県/岡山県BMX協会、表彰中央)
2位 酒井 亜樹(大阪府/関西BMX競技連盟/DEUX ROUES ELITE TEAM、表彰左)
3位 瀬古 遥加(三重県/中部BMX協会/IRC TIRE、表彰右)

次世代ライダーが集まるレースは、坂と西村が優勝
来年で17歳、つまりジュニアの年齢を迎える選手たちのカテゴリーは、次世代のトップライダーが集まっているといっても過言ではなく、注目のレースだ。男子15-16歳は、坂望加(ばん
もか)。女子15歳オーバーでは、西村寧々花がそれぞれ優勝した。

男子15-16結果
優勝 坂 望加(愛知県/中部BMX協会、表彰中央)
2位 中林 凌大(埼玉県/秩父BMX協会、表彰左)
3位 早川 敦哉(岡山県/岡山県BMX協会、表彰右)

女子15オーバー結果
優勝 西村 寧々花(大阪府/関西BMX競技連盟、表彰中央)
2位 野村 凪沙(大阪府/関西BMX競技連盟、表彰左)
3位 岡本 彩桜(茨城県/茨城県BMX協会、表彰右)

大会概要
大会名:JBMXF大東建託シリーズ第2戦/東日本1戦 秩父大会
主催:一般社団法人全日本BMX連盟
主管:秩父BMX協会
公認:公益財団法人日本自転車競技連盟
開催場所:秩父滝沢サイクルパーク(埼玉県秩父市)
開催期日:2019年6月1日(土)~6月2日(日)
後援:秩父市、秩父市体育協会
協賛:大東建託未来のアスリート支援プロジェクト、IRC TIRE/井上ゴム工業株式会社、Team
Gantrigger、SYSTEMATIC BMX、CREDIT
RACING、有)安曇板金、特定非営利法人ドゥールース

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UCI JUNIOR NATIONS CUP Tour du Pays de Vaud 2019 stage1

6月 1st, 2019

Stage1

Stage1はレマン湖畔に近いTolochenazの街をスタートしてアップダウン区間をこなした後Chamblonを中心とした50kmの大きな周回をしてゴールする128.8kmで争われた。山岳賞のかかった登りが4か所あるコース設定であるが、このポイント以外にも短いながら厳しい登り区間が多く、また登り口が狭く直角コーナーが多いため集団内での位置取りも求められる非常に厳しいコース設定であり、日本チームは津田、山田、川崎でステージ上位を狙った。スタートして30kmほどで集団落車が発生し、個人総合リーダーを含め多くの有力選手が巻き込まれるが日本の選手は難を逃れる。川崎が集団内ではじかれ落車し、足首を痛めて再走を断念してリタイアする。50km手前で寺田が落車するが大事に至らず代車に乗りかえ、すでに遅れていた10名ほどの選手とグルペットでゴールを目指す。
集団内では大周回に入る登り区間でペースが上がり集団が大きく分解し40名ほどの集団となる。ここで渡邉が遅れるが、津田、山田、北宅の3名が残る。その後ノルウェーとベルギーの2名が逃げ、30秒遅れでアメリカ、デンマーク、ドイツなどがコントロールする集団が続く。下り区間と平坦区間でパラパラとメイン集団に追いつく選手が増え、60名ほどの集団となる。ラスト10km手前では逃げは全て吸収され集団は一つになり、最後の1.5km
の登り勝負に向け道が狭くなるため位置取り争いが激しくなる中、津田、山田、北宅は集団の10番手以内の最高のポジションをチームでまとまりキープする。最終コーナー手前300mで津田の前を走っていたドイツ選手が落車し、10番手以内にいた津田が影響を受けて登り口で遅れてしまう。登りに入り強烈にペースが上がる中で山田が集団前方で粘って
いたがラスト500mあたりからのアメリカのペースアップで遅れ18秒差の22位が日本チームの最上位であった。

非常に厳しいアップダウンコースで有力国の選手の多くもこぼれていく中で日本チームはラスト10kmをきってからの位置取り争いでは集団内で残った3選手がまとまって集団前方をキープし続けたことは非常に評価できる。また途中の1級山岳でもチームでまとまって集団前方をキープする走りを見せた。最後の登り口では津田がトラブルに巻き込まれてしまったがチームとして良い結果を残すための最善の走りを行なうことが出来た。

この日は非常に暑くなったため北宅がチームカーにたびたび補給に来たが、補給するポイントが補給ポイント近くであったり、山岳ポイント手前であったりとチームカーを呼ぶタイミングなど経験のなさが出てしまったが、脚のあるところをみせた。

Stage2はstage1よりも一つ一つの登りの距離が長くなり、クライマーのステージとなる。
津田、山田と好調の北宅でステージ上位を狙う。

Stage1
1 BRENNER Marco(ドイツ) 3時間13分03秒
2 BAUDIN Alex(フランス)同タイム
3 STOKKE Vegard(ノルウェー)同タイム
22山田拓海 18秒差
42北宅柊麻 27秒差
54 津田悠義 50秒差
96渡邊涼馬 15分30秒差
97寺田吉騎 15分32秒差

個人総合時間
1 BRENNER Marco(ドイツ) 3時間19分51秒
2 BOVEN Lars(オランダ) 11秒差
3 SIMMONS Quinn(アメリカ)15秒差
35山田拓海 52秒差
39 北宅柊麻 57秒差
45津田悠義 1分23秒差
93 渡邊涼馬 16分22秒差
98寺田吉騎 16分34秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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UCI JUNIOR NATIONS CUP Tour du Pays de Vaud 2019 プロローグ

5月 31st, 2019

5月30日から6月2日までの4日間で行なわれるジュニアネイションズカップTour du Pays de Vaudが始まった。20チーム(17のナショナルチームと3つのクラブチーム)が参加するこの大会に日本からは先週のフランスでのネイションズカップと同じく津田悠義、山田拓海、川崎三織、寺田吉騎、北宅柊麻、渡邊涼馬の6選手が出走した。

プロローグはレマン湖を眺めるEchichensの街の田舎道を使った5.2kmのプロローグが行なわれた。

4つのコーナーがあるもののアップダウンコースでの力差が大きく出るコース設定であり、日本国内ではTTが強い選手でも5.2kmでトップから30秒以上の差をつけられた。
明日からのロードレースでは厳しい登りを含むステージが続くが、津田、山田、川崎を中心に先頭集団に残る走りを期待したい。

プロローグ 5.2km 結果

1 BRENNER Marco(ドイツ) 6分48秒
2 BOVEN Lars(オランダ) 同タイム
3 LEIJNSE Enzo(オランダ)4秒差
36 北宅柊麻 30秒差
45津田悠義 32秒差
52山田拓海 34秒差
77川崎三織 41秒差
92 渡邊涼馬 51秒差
103寺田吉騎 1分1秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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マウンテンバイク ワールドカップ チェコ大会

5月 30th, 2019

1 日時 令和1年5月21日ー5月28日
2 会場 ドイツ NOVE MESTO
3 参加選手 
男子エリート 山本幸平
男子U23  平林安里
スタッフ JCF強化スタッフ 
今田大三 メカニック
西川昌己 コーチ

21日に1日かけてドイツの宿舎から700kmの車移動をしてチェコの宿舎にチェックイン。
22日は大雨の為にコース試走はしないように!と、UCIからメールが届きローラーにて調整を行った。
コースは基本的に斜面を直登する短くキツイ登り3本が踏みどころでポイントとなる。
山本は毎年走っているのでコースを完全に攻略しており、コンディションを整える為だけに集中した。平林は以前の世界選手権で経験済だが、バイクセッティングと身体のコンディションを整える事の両方に集中した。試走時にはシートポストが壊れるトラブルもあったが、前回のシフトトラブルは新品のパーツ交換を行った。
男子U23には平林がエントリー。SL2.8km+3.9kmを6周の26.2kmでレースは行われた。
スタート直後は得意のダッシュも決まり10番手まで上がることが出来た。しかしSLを終えて1周目に入るところで、シートポストが壊れてしまいサドルの角度が大きく変わってしまい、最初のピットでシートポスト交換を行った。ここで大きくタイムロスしてしまい一気に順位は下がり、そのまま走ったがリタイヤとなった。
男子エリートには山本がエントリー。今回はコースレイアウトと相性がよく、気分的にも落ち着いて調整を行うことが出来た。
レースはSL2.8km+3.9kmを7周の30.1km。スタートは5列目と悪くないところからのスタート。流れに乗って走り出し55位でSLを終えた。一列棒状のロードレースのような集団で周回を重ねる。前にも後ろにも選手が終始つながっていて気が抜けない状況でレースは進んだが、最後スプリントで2名を抜き59位でゴールした。
一週間前のドイツ大会よりも体の切れと反応は良くなってきているようで、やはり厳しい本場ヨーロッパでレースを行うことが、成績に結び付くと思える内容でもあった。

今回の遠征はこれで終了となるが、引き続き2020TOKYOに向けて出来る限りのチャレンジは行っていきたいと思う。

ご声援ありがとうございました。

JCF強化スタッフ
今田大三



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Trophee Centre Morbihan UCI ジュニア ネイションズカップ

5月 29th, 2019

5月25日ステージ1 Plumelin-Plumelin 123㎞

1位 Butteroni Gregorio イタリア
38位 津田 悠義  +1’21”
46位 川崎 三織 +1’21”
55位 山田 拓海 +1’21”
85位 寺田 吉騎 +9’46”
88位 北宅 柊麻 +14’32”
リタイヤ 渡邊 諒馬

スタート後、5.5㎞の山岳ポイントに向けたポジションの位置取りにとてもナーバスな状態でスタートした。スタート後、わずか4㎞で集団落車が発生。寺田と渡邊が巻き込まれた。寺田は集団委復帰するが渡邉は5名前後の選手達と集団を追ったがリタイヤとなった。
その後、8名の逃げができ、イギリスを中心に集団がコントロールされ、集団は落ち着きをみせた。ラスト30㎞から逃げるメンバーを吸収するべくペースが上がり、ラスト20㎞で吸収、その後15名の選手が集団から抜け出し、12名が最後まで逃げ切った。
メイン集団に残った川崎、山田、津田の3名は連携しながら集団の前方に位置取りを行い、ラスト15㎞で発生した集団での大きな落車を免れる事ができた。

5月26日 ステージ2    7㎞ 個人タイムトライアル
1位 Hebmann Michel ドイツ
51位 山田 拓海 +55”
70位 津田 悠義 +1’18”
71位 川崎 三織 +1’19”
73位 北宅 柊麻 +1’22”
83位 寺田 吉騎 +1’39”

国内ではタイムトライアルを得意とする津田だったがメカトラブルに見舞われタイムを大きく落とした。優勝した選手は若干の向かい風と緩い起伏のあるコースで平均時速46.12k/hだった。

5月26日 ステージ3 MoustoirAC – Locmine 107km
午前中にTTを終えた約4時間後に107㎞のロードレースがある。スタート直後からアタックがあり、ハイペースな展開が続いた。序盤に山岳賞ジャージを含む6名が先行し、ドイツのコントロールで安定したペースとなった。
ラスト30㎞で逃げる選手たちを吸収、その後もアタックが繰り返されていたが、ラスト7㎞で総合成績で16分遅れているウクライナの選手が単独でアタック。
ドイツチームにとっては脅威とならない選手であったため、特に集団のペースが上がることもなくそのまま逃げ切り、後続は約50名の集団スプリントとなった。

1位 Ponomar Andrii ウクライナ
23位 津田 悠義  +30”
55位 山田 拓海 +30”
39位 寺田 吉騎 +30”
40位 北宅 柊麻 +30”
64位 川崎 三織 +8’34”

橋川コメント
欧州での本格的なレースが初めての選手が津田以外全員で、いきなりワールドクラスのネイションズカップに参加したことで、選手たちの衝撃も大きかったと思うが、それでもレース中に修正を繰り返しながら、要所においてレース展開に加わる意識を持ち、実行できた事は大きな収穫でした。第1ステージ、ラスト15㎞では川崎が「今 集団の前方へ上がるべき」と判断した事により日本選手3名は直後に発生した集団落車を免れる事ができたし、津田、山田の連日メイン集団に残る力走、寺田の第3ステージのアタック、北宅の集団での位置取りなど初戦としてはとても充実した経験にとなった。彼らのキャリアはまだ始まったばかり。これからより多くの事を経験し、学び成長して欲しい。

津田のコメント
「ジュニアのレースは3月にエカーズの遠征でフランスで数レースを経験していましたが、ネイションズカップのレベルは想像以上に高かったです。。準備段階からしっかりとコースを頭に入れてコンディションもとても良い状態でしたが、それ以上にレベルが高く何もできないで終わってしまいましたが、スイスのレースに向けて気持ちを切り替えて全力で戦います」




集団の前方で次の展開に備える山田。小さな積み重ねが2年後、5年後大きな飛躍に繋がっていく。今後も積極的なレースを期待したい。


本来の実力を出し切れずに終わってしまった津田。来年は是非リベンジして欲しい。

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