新着情報

LE TOUR DE LANGKAWI 増田が個人総合5位で終了

4月 14th, 2019
LE TOUR DE LANGKAWI 第8ステージ
DATARAN LANG ‐ KUAH,LANGKAWI LOOP 103.8km

ステージ成績
BENFATTO Marco (イタリア/Androni Giocattoli – Sidermec) 2h17m42s
QUICK Blake(オーストラリア/St George Continental Cycling Team) +0s
PELUCCHI Matteo (イタリア/Androni Giocattoli – Sidermec)+0s
・・・35増田成幸+0s、62松田祥位、66窪木一茂+1m0s、96入部正太朗+5m14s、112雨澤毅明+14m0s
完走113人/出走114人

最終個人総合成績
1  DYBALL Benjamin (オーストラリア/Team Sapura Cycling) 29h15m53s
2  SWIRBUL Keegan (アメリカ/Floyd’s Pro Cycling)+50s
3  PRONSKIY Vadim (カザフスタン/Vino – Astana Motors)+1m05s
・・・5増田成幸+1m29s
・・・45松田祥位+19m14s、78雨澤毅明+43m54s、91窪木一茂+47m40s、103入部正太朗+58m35s
最終完走者113人/第1スタート出走者131人

コメント
第8ステージは増田の個人総合5位以内を確保する事一本に絞りスタート。チームは昨日同様リーダーチームに混ざり個人総合上位者を含む先行グループに対し一定の差でコントロールしレース終盤を迎えた。チームは各役割に徹しながら急坂のあるゴール周回まで増田を温存し、増田は最終局面でも危なげなく攻撃に対応した末、絞られたトップ集団でゴールし個人総合5位を守った。8日間に渡り19歳から35歳のそれぞれタイプが違う選手が集まった今回の代表チームは、素晴らしいチームワークで連日奮闘し目標の個人総合6位以内を達成した。/浅田 顕

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2019年BMXアジア選手権大会 大会レポート

4月 13th, 2019

4月13日、マレーシア・ニーライにて開催されたBMXアジア選手権大会。
日本チームはエリートカテゴリー12名、ユースカテゴリー9名、総勢21名の選手にてタイトル獲得に挑んだ。
本大会は、タイトルをかけたプレッシャー下でのパフォーマンス発揮の実践練習として位置づけており、翌年に控えたオリンピック前の重要な指標の一つと考えていた。
例年ではUCIポイント獲得も1つの重要項目としていますが、東京オリンピックに関しては開催国枠もあることから、本大会でのプライオリティーとしては、確実なタイトル獲得を重点において出場。

男子エリート
2013年から続いていた日本チームの連覇でしたが、昨年選手の転倒が相次ぎタイトルを逃した男子エリートクラス。
決勝は吉村樹希敢がスタートから先頭にたち、後続の接触に影響されず、終始先頭を守り、自身3度目の優勝となった。
昨年、ジュニアクラス優勝者である中井飛馬は、第1コーナーで2位につけるも、接触によりコースアウトとなった。昨年の全日本選手権優勝者である松下巽と、準優勝者である池田大暉のは、それぞれ5位と6位に終わった。

女子エリート
2005年からはじまったBMXアジア選手権大会だが、過去に日本チームが優勝を獲得したことはない。
今大会には、昨年のジュニアアジア選手権大会優勝者である、丹野夏波が出場。
大会3連覇中の中国選手を相手に、決勝ではスタートから先頭をキープし、最終ストレートで追いつかれるものの逃げ切り、日本人女子エリートクラス初となる優勝となった。

男子ジュニア
このクラスにおいて日本は5連覇中であったが、増田優一が優勝争いに絡むも、最終コーナーで転倒しタイトル獲得はならなかった。転倒を回避した橋本颯馬が3位に入った。

女子ジュニア
初参戦となった籔田寿衣が、決勝から先頭にたち優勝。
日本人表彰台独占も視野に入れていが、最終コーナーにて2位争いの早川優衣が転倒し、続く酒井も転倒に巻き込まれ表彰台は逃す形となった。 本クラスでは、日本チームが5年連続での優勝となった。

総括
日本チームとして、初の4カテゴリー制覇はならなかったが、課題とするプレッシャー下でのパフォーマンス発揮の観点では、エリートカテゴリー参戦の全12名が決勝進出したことや、男子エリートのタイトル奪回などポジティブな面も多く見られた。
また2週間後から開幕するワールドカップシーズンに向けて弾みをつけることができた。

ユースカテゴリー
男女共に13−14歳クラス、15−16歳クラスに出場。
男子カテゴリーでは40名を超える参加があり、日本国内では経験が難しい準々決勝などを戦うことができた。
参加した4カテゴリー全てにおいて優勝したものの、アジア特有のコースに対応するための基礎技術などに課題が見られた。
本大会での経験を、数年後にひかえるジュニアカテゴリーに向けて、現段階からアジアの気候を始めとする、現場での対応力向上につなげたい。

本遠征へ関わる様々なサポートに感謝します。 応援ありがとうございました。

文:三瓶将廣(コーチ)

〈リザルト〉
男子エリート
優勝  吉村樹希敢(大阪 Gan Trigger)
2位   Bagus Saputra(インドネシア)
3位   Rio Akbar(インドネシア)
5位   松下巽(神奈川 全日空商事株式会社)
6位   池田大暉(新潟)
DNF   中井飛馬(新潟 日本体育大学)

女子エリート
優勝  丹野夏波(神奈川 早稲田大学)
2位   Yan Lu(中国)
3位   Na Peng(中国)

男子ジュニア
優勝  Patrick Coo(フィリピン)
2位   Methasit Boonsane(タイ)
3位   橋本颯馬(茨城 常磐大学高等学校)
5位   庄司佳真(神奈川 神奈川県立秦野総合高等学校)
6位   滝口怜弥(千葉 東邦大学付属東邦高等学校)
8位   増田優一(大阪 大阪偕星学園高等学校)

女子ジュニア
優勝  籔田寿衣(大阪 大阪偕星学園高等学校)
2位   Tanaporn Tothong(タイ)
3位   Panatda Buranaphawanc(タイ)
6位  酒井亜樹(大阪 岸和田市立産業高等学校)
8位  早川優衣(岡山 興譲高等学校)

男子15−16歳
優勝  坂望加(愛知 中京大学附属中京高等学校)
3位   中林凌大(埼玉 帝京大学系属帝京高校)
8位   早川敦哉(岡山 興譲高等学校)
準決勝敗退 澤畑琉(茨城 明秀学園日立高等学校)

男子13−14歳
優勝  木内彪凱(静岡 伊豆の国市立韮山中学校)
3位   岸龍之介(東京 町田市立つくし野中学校)

女子15−16歳
優勝  西村寧々花(大阪 岸和田市立桜台中学校)
2位   野村凪沙(大阪 大阪学芸高等学校)

女子13-14歳
優勝  浅見渚(埼玉 秩父市立影森中学校)

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LE TOUR DE LANGKAWI 第7ステージ

4月 13th, 2019
LE TOUR DE LANGKAWI 第7ステージ
PANTAI CENANG ‐ PANTAI CENANG 106.8km

ステージ成績
1 BEVILACQUA Simone(イタリア/Neri Sottoli – Selle Italia – KTM)  2h17m59s
2 KASTRANTAS Charalampos(ギリシャ/Brunei Continental Cycling Team,)+0s
3 WIGGINS Craig (オーストラリア/St George Continental Cycling Team)+0s
・・・35窪木一茂、36増田成幸、100入部正太朗、105雨澤毅明+0s、114松田祥位+7m46s

第7ステージ終了時点個人総合成績
1 DYBALL Benjamin (オーストラリア/Team Sapura Cycling) 26h58m11s
・・・5増田成幸+1m29s

コメント
第7ステージかは海を渡りランカウイ島で開催。一昨日からのハードスケジュールで大会全体が睡眠不足気味。チームは引き続き増田の個人総合を最優先にステージ成績のチャンスもうかがう。レースは107㎞と短めのステージであるためスタートから動きが活発で、チームからは入部と松田が動くが成功に至らず、その後集団からは個人総合上位を含む5名の先行する。チームは増田の個人総合の順位を落とさぬ様に早めに集団のペースづくりに加わり後半へと進んだ。ラスト10㎞で集団は先行グループを全員吸収し大集団でのゴールスプリントとなる。窪木はチームの連携を生かし今日もスプリントを試みるが力が発揮できず上位に入ることはできなかった。増田は調子よく今日もチームの協力のもと総合上位をキープし明日の最終日へと繋げた。

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2019チャレンジロード 大会レポート

4月 12th, 2019

今年44回目の開催となったチャレンジサイクルロードレース。春のレースとして、また新年度最初のレースとして定着している伝統の大会でもある。
4月6日、7日の2日間両日共に天候に恵まれ、特に7日は最高気温が20℃を超える暑さを感じる中での大会となった。

<A-E>
日本サイクルスポーツセンターの5kmサーキットを13周+4kmの69kmで行われたA-Eクラスには、国内トップチームの選手が多数出場。昨年優勝の入部正太朗はツール・ド・ランカウィ出場のため欠場となったものの、ほぼフルメンバーを揃えたシマノレーシングをはじめ、会場に近い三島市を拠点とするチームブリヂストンサイクリングや愛三工業レーシングチーム、宇都宮ブリッツェンなどがエントリーリストに揃った。

レース序盤、30名前後の集団が先行。後続の集団はチームブリヂストンサイクリングが牽引するも、差は1分以上開く。先頭集団は人数が17人まで絞られるものの、レース後半に入ってもペースは落ちず、後続集団との差をさらに広げていく。
残り3周、森本誠(イナーメ信濃山形)や才田直人(LEOMO Bellmare Racing
Team)のペースアップで先頭集団が二つに割れ、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、木村圭佑(シマノレーシング)、前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、米谷隆志(LEOMO
Bellmare Racing team)の4人が抜け出す。
最終周回に入る直前、岡が単独で先行。そのまま1周を逃げ切り、独走勝利を決めた。


<A-U>
12周+4kmの64kmで行われたA-Uには、大学生を中心に167人が出走した。
スタート直後からアタックと吸収が繰り返されたレース中盤、山本哲央(中央大学)が単独で先行する。後続のメイン集団は追走の動きがまとまらず、差は1分以上開く。山本はそのまま最後まで逃げ切り、2位以下に2分以上の大差をつけて優勝した。


<A-F・A-Fj>
女子のA-Fは4周+4kmの24km。42人でスタートしたレースは後半までに5人に絞られ、その中から大堀博美(YOKOSUKA
UNO
RACING)と榎本美帆(MIVRO)の2人が先行して最終周回に入る。最後は大堀が榎本を振り切ってフィニッシュし、チャレンジサイクルロードレース初優勝を決めた。
同時スタートのA-Fjは、全体の5位に入った石田唯(北桑田高校)が優勝した。


<A-J1・A-J2>
当初予定より1周少ない6周+4kmの34kmで行われたA-J1は、2018年のインターハイロードで優勝した川崎三織(栄北高校)が優勝。A-J2は津田悠義(三好高校)が優勝。A-Yでの3連覇とあわせてチャレンジサイクルロードレース4連勝とした。


<A-Y・AーM>
レースキャンセルとなり、その時点でDNFとなっていない選手が完走扱い、通過記録のみコミュニケ掲載となった。なお、A-Y、A-Mともに完走扱いとなった選手へは全日本ロード申込資格が与えられる。


<付帯イベント>
2019シクロクロス世界選手権日本代表・三船雅彦監督による若手向けの講習会とシニア向けのライドスクールが実施された。


■B部門含む、大会結果は下記の大会ページより
第44回チャレンジサイクルロードレース大会



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〈MEDIA〉TV放送予定(トラック)TBS-炎の体育会TV

4月 12th, 2019

■炎の体育会TV ☆東京五輪期待の”筋肉美女アスリート”参戦SP☆
TBS系列 2019年4月13日(土) 18時55分~21時00分
https://www.tbs.co.jp/taiikukaitv/

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LE TOUR DE LANGKAWI 第6ステージ

4月 11th, 2019

LE TOUR DE LANGKAWI 第6ステージ BAGAN ‐ ALOR SETAR 130.8km

ステージ成績
1 PELUCCHI Matteo (イタリア/Androni Giocattoli – Sidermec)2h47m19s
2 REGUIGUI Youcef (イラン/Terengganu Cycling Team)+0s
3 SALEH Mohd Hariff (マレーシア/Terengganu Cycling Team)+0s
…10窪木一茂、50増田成幸、94松田祥位+0s、112雨澤毅明+1m39s、116入部正太朗+3m49s
117人完走、118人出走、1人未出走

第6ステージ終了時点個人総合成績
1 DYBALL Benjamin (オーストラリア/Team Sapura Cycling) 24h40m12s
・・・5増田成幸+1m29s
コメント
第6ステージは平坦で130㎞と距離が短くスピードレースとなった。アタック対集団の追いかけっこで距離を消化するなか、ペースが緩んだ隙に出来た24人のグループが先行。チームからは今日も入部が入り一時は1分半の差が開く。しかしロシアチームの強烈な追走で間もなく吸収されレースは集団スプリントとなった。チームではスプリントに備えた窪木だったが今日はうまくスプリント出来ず10位にとどまった。個人総合成績では増田が難なく集団ゴールし5位をキープした。明日からはランカウイ島に入りコースもテクニカルになる。残り2日を攻めの走りで上位を狙ってゆきたい。/浅田 顕

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Bredene U23 欧州ベルギー遠征第8戦

4月 11th, 2019

Bredene
114㎞ 7.1㎞X16周 出走155人

1 CLAUW JOHN-ROSS BEL
2 DESMECHT DAVID BEL
3 BREYNE JONATHAN BEL
40 蠣崎 優仁 +1’35”
DNF 冨尾 大地
DNF 福田 圭晃

会場が海沿いのリゾート地にあり、時速20㎞以上の強い風が吹いている。エントリーが多いこともあり、スタート直後の横風による集団の分断が心配されたが、コースの形状が横風になりにくく風による集団の分断は起こらなかった。

細かいアタックがスタート直後から繰り返されるがどれも決まらない。しかし、3周目に入り蠣崎を含む6名が集団を抜け出したが、蠣崎が次の周には遅れてしまう。
先頭集団はこの4名となり1時間半が過ぎ、メイン集団との差が約数秒まで縮まったタイミングで複数名がブリッジ。ここで福田が反応し、約15名の先頭集団ができ、更にペースを上げた。

福田は積極的にロ-テーションに加わっていたが、ラスト3周で遅れてしまいリタイヤとなった。この15名の先頭集団は逃げ切り最後はゴールスプリントとなった。
冨尾は1周目に落車リタイヤとなった(幸いなことに大きな怪我はありません)。

蠣崎も福田も良い動きに反応したものの、千切れてしまったのは残念だが、前回のレースで「積極性」が指摘され、次のレースで修正してくるのはレースを読むセンスの良さと、気持ちの強さを感じた。

先頭集団でローテーションを回すテクニックや、自分が休むタイミングなど、経験不足からくる非効率的な動きにより、余計に脚を使わされてしまい千切れてしまったが、とても良いレース内容だった。今後このような経験を積みながら学び、近い将来最後まで逃げ切って欲しい。

福田コメント
「前回のレースで勝ち逃げのチャンスに反応したもののイギリス人に置いて行かれて悔しい思いがあった。もっと思い切りいけば届いたのかとか、レース後に色々と考えました。
今回は前半に蠣崎さんが逃げに乗ってくれていたのもあり、的を絞って思い切り行くことができました。千切れてしまったのは残念ですが、気持ち的にも力的にもフランドルに向けて良い手応えを感じる事ができました。」

U23 ネイションズカップ ツール ド フランドル(4月13日)は 渡邉 歩、大町 健斗、門田 祐輔、蠣崎 優仁、福田 圭晃、小野寺 慶の6名で走ります。応援よろしくお願いします。

レース序盤にエスケープグループに加わった蠣崎。

約1時間エスケープグループに加わった福田(左端)。2名共に良いレース内容だった。これからも思い切りのよいレースを期待したい。

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LE TOUR DE LANGKAWI 第5ステージ

4月 11th, 2019

LE TOUR DE LANGKAWI 第5ステージ TANJUNG MALIM – TAIPING 200.1km

ステージ結果
1 PELUCCHI Matteo (イタリア/Androni Giocattoli – Sidermec) 4h27m11s
2 QUICK Blake (オーストラリア/St George Continental Cycling Team)+0s
3 MCCABE Travis (アメリカ/Floyd’s Pro Cycling)+0s
・・・20松田祥位、34窪木一茂、44増田成幸+0s、89雨澤毅明+42s、102入部正太朗+1m09s
119人完走/120人出走

第5ステージ終了時点個人総合成績
1 DYBALL Benjamin (オーストラリア/Team Sapura Cycling) 21h52m53s
・・・5増田成幸+1m29s

コメント
個人総合成績に差がついた山岳ステージ明けの第5ステージは200㎞のフラットロングステージ。チームは増田の個人総合を守りながら展開し、入部は序盤からイタリア勢を含む個人総合成績入賞圏外の8名の先行グループでゴールを目指した。集団は最大3分半まで差を開けたがゴール10㎞手前で1分まで詰める。入部は素晴らしい走りで最後の5名までに残りステージ優勝のためのアタックを試みるがラスト1㎞で大集団は5名を飲み込みゴールスプリントとなる。増田はチームに守られ集団ゴールとなり個人総合も変動なくレースを終えた。

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The Princess Maha Chakri Sirindhorn’s Cup Women’s Tour of Thailand 2019 stage3

4月 11th, 2019

Stage3

Stage3はチェンマイの中心から道幅の広い国道を東に向かい、そこから北側を回ってチェンマイに戻る83.8kmの平坦コースで争われた。日本チームはスプリントポイントでのボーナスタイムを狙い、最後は集団スプリントに持ち込みJUTATIPと勝負して逆転での個人総合優勝を狙った。Stage2のゴール前に上野、唐見が落車に巻き込まれてしまい、唐見が手首を強く打ちつけこの日はスタートを見合わせ4名で戦うこととなった。

前半35kmは道幅の広いコースでアタックがかかるが大きな逃げは決まらず、1回目のスプリントポイントを梶原が1位通過する。JUTATIPとのタイム差を3秒まで縮め、暫定2位まで個人総合をあげるのに成功する。
45kmあたりから9名の逃げが決まり集団に最大35秒のタイム差をつける。逃げの中には梶原と11秒差のウクライナの選手がいたが、この選手にスプリントポイントでボーナスタイムをとられても問題はなく最後の集団スプリントに集中する。2度目のスプリントポイント後に9名の逃げが吸収され、アタックはかかり続けるが集団は分断されることはない。ゴールが近くなると梶原が自力で位置取りする場面が多くなり、ラスト1.2kmの最終コーナーも脚を使って梶原はほぼ一番前まで上がる。そこからの緩い登りゴールに向けてラスト400mあたりまで単独で位置取りする。最後は上野が梶原をサポートするために前まで上がるが、同時にWCCの列車が動き始めそこから梶原はスプリントに臨んだ。チームでまとまってゴール前の位置取りをしてきたWCCの CAMPBELL Teniel、タイのJUTATIP Maneephanとの脚の温存度合いの差がそのまま着順差となってしまった。JUTATIP Maneephanがステージを獲り、写真判定でも判断が出来ないほどの僅差でCAMPBELL Tenielが先着し梶原は3位となり、最後のボーナスタイム争いの結果で梶原は個人総合3位となった。

今大会直前の現地での練習で5選手全員落車する惨事があったが、そこから集中力を切らさず何とかコンディションを整え、各選手力を尽くしたが個人総合優勝には届かなかった。
この3日間のレースではチームとしての動きに課題も残った。集団スプリント、途中のボーナスタイムが重要となる平坦レースで結果を残すにはチームでいかに力を分担してエースを勝負所まで温存するかが重要となる。スプリントポイントやゴールに向けてエースをより良い位置からスプリントさせるための位置取り、アタック合戦の際のチームでの防御の仕方、集団コントロールの際のペースの上げ下げやタイム差と逃げメンバーを確認しながらの追いかけ方、チームでの集団内での位置取り、補給のタイミング、レース中のコミュニケーションなど一つ一つ修正出来ればチームとしてより良い結果を残す可能性を高めることが出来る。5月に参加予定のUCI2.1、1.1に向けて修正すべき点をチームで共有してよりまとまって優勝を目指す。

Stage3 結果
1 JUTATIP Maneephan(タイ)1時間57分49秒
2 CAMPBELL Teniel (WCC TEAM) 同タイム
3 梶原悠未 同タイム
33 上野みなみ 同タイム
45 牧瀬翼 10秒
63石上夢乃 1分37秒差

個人総合成績 stage3
1 JUTATIP Maneephan(タイ)5時間46分34秒
2 CAMPBELL Teniel (WCC TEAM)8秒差
3 梶原悠未 9秒差
35上野みなみ 28秒差
41牧瀬翼  38秒差
63 石上夢乃 8分29秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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LE TOUR DE LANGKAWI 第4ステージ 増田個人総合5位浮上

4月 10th, 2019

LE TOUR DE LANGKAWI 第4ステージ SHAH ALAM – GENTING HIGHLANDS 114.2km

第4ステージ結果
1 DYBALL Benjamin (オーストラリア/Team Sapura Cycling) 3h22m02s
2 AGUIRRE Hernán (コロンビア/Interpro Cycling Academy) +:23s
3 SWIRBUL Keegan (アメリカ/Floyd’s Pro Cycling)+44s
・・・5増田成幸+1m19s、48松田祥位+10m22s、113入部正太朗+27m19s、115雨澤毅明+27m23s、120窪木一茂+28m36s
完走120人/出走120人
第4ステージ終了時点個人総合成績
1 DYBALL Benjamin (オーストラリア/Team Sapura Cycling) 17h25m42s
・・・5増田成幸+1m29s

コメント
第4ステージは個人総合成績に最重要な山頂ゴールステージ。チームは増田の個人総合6位以内を目標にスタート。レースは終始展開がある中、山岳区間に入った後半からチームは全員で前衛をキープし集団をコントロール。チームワークにより勝負所まで力を温存できた増田は標高1645mの山頂ゴールで実力を発揮し重要なステージを5位で終えた。この結果個人総合も5位に浮上し今回の目標達成に向けて大きく前進した。明日からは増田の個人総合成績を最重要視しながらもレースを展開し残りのステージでも好成績を残してゆきたい。/浅田 顕

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