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【大会レポート Day3】2026年ロードアジア選手権 サウジアラビア大会

2月 9th, 2026

レースレポート|Day 3
チームタイムトライアル MIXED RELAY

2026年2月7日、サウジアラビア・AljaldahにてAsian Road Championships チームタイムトライアル Mixed Relay が実施されました。強豪国が揃う中、日本チームは粘り強い走りを見せ、UCIポイントを獲得しました。


 

日付:2026年2月7日
開催地:サウジアラビア・Aljaldah
天候:晴れ〜薄曇り
気温:約25℃
風:風速 約8m/s
種目:チームタイムトライアル MIXED RELAY

実施カテゴリー・参加選手(エリート)

  • 男子:新城 幸也、小石 祐馬、留目 夕陽
  • 女子:小林 あか里、水谷 彩奈、岡本 美咲

レース結果

日本チームは、強豪国がひしめく中で奮闘しましたが、表彰台には一歩届かず5位となりました。

  • 1位:香港(37分58秒270)
  • 2位:カザフスタン
  • 3位:中国
  • 5位:日本(39分16秒700/トップから1分18秒差)

レースレポート

コースはウナイザ周辺の31.6km。砂漠地帯特有の乾燥した空気と、遮るもののない強風が選手たちを苦しめるフラットなレイアウトでした。

日本チームは、経験豊富な新城幸也選手と小石祐馬選手、そして留目夕陽選手による男子パートでスタート。高い巡航速度を維持しながら安定した走りを見せ、女子チームへとバトンを繋ぎました。

後半の女子パートでは、小林あか里選手、水谷彩奈選手、岡本美咲選手が粘り強い追走を見せ、最後までチーム一丸となって走り切りました。

今回のレースを制したのは香港。優勝候補と目されていたカザフスタンを11秒差で抑え、2018年以来の金メダルを獲得するという波乱の展開となりました。日本はタイムを伸ばしきれず、メダル圏内の中国(3位)とは約1分差の5位でフィニッシュしました。

男子チームは、アジア最強との評価が高いカザフスタン(イェフゲニー・フェドロフら擁する)に対して致命的な差を広げられることなく女子パートへ繋ぐ走りを見せ、チームの底力を示しました。女子チームは、最先端のTT専用機材を揃える中国・韓国・カザフスタンといった強豪国に対し、機材面での差がある中でも粘り強い走りを披露しました。


総括

日本チームは5位入賞を果たし、本種目で設定されているUCIポイントを確実に獲得しました。強風環境や機材条件の差が結果に影響する中でも、男女ともに安定した走行を見せ、チームとしての総合力を発揮したレースとなりました。今回の経験と成果を今後のロードレースおよび国際大会での競技力向上へと繋げていきます。

 

 

Photo : Asian Cycling Confederation

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【大会レポート Day2】2026年ロードアジア選手権 サウジアラビア大会

2月 9th, 2026

レースレポート|Day 2
個人タイムトライアル

2026年2月6日、AljaldahにてAsian Road Championshipsの個人タイムトライアルが行われました。Day1とは対照的に、風速7m/sを超える非常に強い横風と小雨が重なり、路面状況も不安定な中でのレースとなりました。


 

日付:2026年2月6日
開催地:サウジアラビア・Aljaldah
天候:曇り(レース中、一時小雨)
気温:約25℃
風:風速 7m/s以上(非常に強い横風)
種目:個人タイムトライアル

実施カテゴリー・参加選手

  • U23 男子:望月 蓮
  • エリート男子:小石 祐馬

コースレイアウトおよびレース環境

コースは平坦基調ではあるものの、完全なフラットではなく、細かなアップダウンが連続するアウト&バック形式で実施されました。獲得標高自体は大きくないものの、実走感としてはリズムを崩しやすく、一定した出力とフォームを維持し続けることが難しいレイアウトです。

Day2はDay1とは打って変わり、風速7m/sを超える強い横風が終始吹き続けました。時間帯によっては小雨がぱらつく場面もあり、路面状況と相まって非常に不安定なコンディションとなりました。

路面は、スタートから約5km区間が特に荒れており、その後は比較的改善されるものの、要所要所で荒れたポイントが点在。キャットアイがスタートからゴールまで断続的に設置されているといった条件が重なり、走行安定性やライン取り、バイクコントロールが強く問われる一日となりました。


レース結果・内容

U23 男子

U23男子個人タイムトライアルには、望月 蓮が出走。本レースは、強風・横風・不安定な路面という非常に難しい条件下で実施されました。

機材面では、フロントホイールのリムハイト選択が横風条件下において不安定要素となり、ハンドル操作に常に修正が必要な状況が続きました。その影響で、バイクを安定させることに労力を要し、一定したリズムで踏み続けることが難しい局面が見られました。

ペーシング面では、終盤にかけて想定していたほどペースを引き上げることができなかったものの、最終局面で一度リズムを立て直し、再度ペースを上げ直す走りが見られました。本人の振り返りとしても、この踏み直しをより早い段階で行う判断ができていれば、結果をさらに改善できた可能性があると捉えています。

競技結果としては、走行内容自体は3位と1秒差という非常に僅差であった一方、サポートカー運用に起因する40秒のタイムペナルティが加算され、最終的に8位(トップから2分16秒53差)という正式結果となりました。
結果として最終順位に大きな影響を与えてしまい、サポートチームとして重く受け止めて、同様の事象を二度と起こさないよう、反省点として持ち帰り再発防止に努めていきます。

 

エリート男子

エリート男子個人タイムトライアルには、小石 祐馬が出走。本カテゴリーでは、風速7m/sを超える強い横風に加え、小雨がぱらつく場面もあり、レース中には風に煽られ落車する選手も出るほど厳しいコンディションでの実施となりました。

そのような状況下においても、小石は終始落ち着いた走行を維持し、バイクコントロールおよびフォーム保持の両面で非常に安定したパフォーマンスを披露。高速域においても姿勢を大きく崩すことなく、風と路面状況に対応しながら走り切りました。結果は7位(トップから1分53秒99差)でフィニッシュしました。

走行データから見ても、各国における機材およびウエアを含めたエアロダイナミクスへの追求が非常に高いレベルで進んでいることを、改めて実感させられるレースとなりました。


選手コメント(U23 男子)

望月 蓮 コメント
「前半は想定より速いペースとなりましたが、中盤以降は状況を見ながらしっかり修正して走ることができました。強い横風の中でリズムを作る難しさはありましたが、今の自分が持てる全力は出し切れたと感じています。

個人的に強く狙っていたタイトルだっただけに、届かなかった悔しさはあります。しかし、コンディション自体は非常に良い状態なので、この悔しさを糧に、ロードレースでは日本チーム一丸となってタイトル獲得を目指します。

現地、そして日本から届く多くの応援、支えてくださるサポートスタッフの皆さんに心から感謝しています。次のレースも全力で戦います。」


総括

Day2の個人タイムトライアルは、Day1とは対照的に、強風・小雨・不安定な路面という厳しい環境下で実施されました。この条件下では、出力だけでなく、機材選択・判断力・経験値が結果を大きく左右し、国際大会におけるタイムトライアルの難しさと奥深さが強く表れる一日となりました。

 

Photo : Asian Cycling Confederation

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【大会レポート Day1】2026年ロードアジア選手権 サウジアラビア大会

2月 7th, 2026

レースレポート|Day 1
個人タイムトライアル

2026年2月5日、サウジアラビア・AljaldahにてAsian Road Cycling Championshipsの個人タイムトライアルが行われました。平坦基調ながら細かなアップダウンが連続するアウト&バック形式のコースで、一定した出力とフォームを維持し続ける能力が問われる一日となりました。


 

日付:2026年2月5日
開催地:サウジアラビア・Aljaldah
天候:晴れ〜薄曇り
気温:約22℃
風:風速 約4m/s
種目:個人タイムトライアル

実施カテゴリー・参加選手

  • ジュニア男子:松村 拓弥
  • エリート女子:小林 あか里
  • U23 女子:水谷 彩奈

コースレイアウトおよびレース環境

本大会の個人タイムトライアルは、平坦基調ではあるものの細かなアップダウンが連続するアウト&バック形式のコースで実施されました。一本道を進んで折り返すシンプルなレイアウトで、コーナー数は少ない一方、一定した出力とフォームを維持し続ける能力が強く求められるコース特性です。

路面には一部荒れた区間も見られ、ライン取りやバイクコントロールへの集中力が必要とされました。当日は気温約22℃、風速約4m/sと比較的安定したコンディションであり、選手にとって走行条件に恵まれた中でのレースとなりました。


レース結果・内容

ジュニア男子

男子ジュニア個人タイムトライアルにおいて、松村 拓弥が優勝し、アジアチャンピオンのタイトルを獲得しました。松村はレース全体を通して高い巡航速度を維持し、平均時速49.2kmを記録。参加選手の中で唯一49km/h台で走り切る圧巻のパフォーマンスを披露しました。

2位以下の選手に対しては、43秒42という大きなタイムギャップをつけての勝利となり、内容・数値の両面から見ても、他を寄せ付けない完成度の高い走りでした。

なお松村は、昨年出場した Tour de l’Abitibi の個人タイムトライアルにおいても6位に入り、国際舞台で高い走力を示しています。同レースで2位となった選手は、UCI Road World Championships においても4位に入賞しており、その実力者から大きく遅れることなくフィニッシュしている点は、松村の国際基準での競争力と将来性を示す重要な実績です。

今回のアジア選手権での圧勝は、これまでに示してきた走力と経験が着実に積み重なった結果であり、今後の国際大会におけるさらなる活躍が大いに期待される内容となりました。

エリート女子

小林 あか里は、スタート前にトラブルが発生する場面もありましたが、レース中は落ち着いた判断で状況に対応。経験の少ない個人タイムトライアルにおいても自身の実力を発揮し、5位(トップから46秒21差)でフィニッシュしました。この結果、貴重なUCIポイントを獲得し、国際舞台において確かな成果を残しています。

U23 女子

水谷 彩奈は、レース全体を通してバランス良く走り切り、安定したペース配分でフィニッシュ。6位(トップから1分38秒88差)でレースを終え、国内およびアジア地域でも数少ない女子UCIポイント獲得という成果を挙げました。

トラック中距離強化選手である一方、ロードタイムトライアルでも伸び代が多く、次回以降のレースでも期待されます。


監督コメント(ジュニア男子)

清水監督 コメント
「プレッシャーがかかる中で、持てる実力を最大限に発揮してくれました。ウォーミングアップから主体的に準備を進め、フィニッシュまでセルフマネジメントを徹底できていた点は非常に高く評価しています。また、日頃から選手を支えてくださっている所属チームの皆様、そして現地および日本国内で尽力してくれた代表スタッフの献身的なサポートに心から感謝しています。チームジャパン一丸となって掴み取った、価値あるアジアチャンピオンタイトルだと思います。」


総括

大会初日の個人タイムトライアルでは、男子ジュニアがアジアチャンピオンを獲得するという、最高の形で大会をスタートすることができました。あわせて、エリート女子およびU23女子においてもUCIポイントを獲得し、日本チームとして結果と将来性の両面を強く示す一日となりました。

この成果を、今後のロードレースおよび長期的な強化へと確実につなげていきたいと思います。

 

 

Photo : Asian Cycling Confederation

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第3級公認審判員講習会(ロード、トラック)開催のお知らせ 長野県

2月 6th, 2026

長野県自転車競技連盟では2026年3月1日に第3級公認審判員講習会を開催します。
詳細・申し込みは実施要項をご確認ください。

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第3回関東チャレンジサイクルロードレース実施要項について

2月 6th, 2026

一般社団法人群馬県自転車競技連盟主催の第3回関東チャレンジサイクルロードレースの実施要項を大会ページに掲出致しました。

こちらよりご確認ください。

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レポート② 2026年 シクロクロス世界選手権大会 各カテゴリー

2月 5th, 2026

⚫︎女子ジュニア
3名ともに難コースを恐れながらも大きな落車もせず、レースを終えた。
日本選手の技術は決して低くないものだと改めて感じるレースとなった。
各選手、単独にならずパックで終始展開し、ドライコンディションの高速コースを無事に走り終えた。

石川七海 23位+4:10
昨年は32位で終えた石川だが、今年は大きくジャンプアップした。
スタートで落車し、その後も序盤から中盤にかけてペースが上がらなかった。
終盤にかけては本来のハイペースを取り戻せたが、彼女自身が目標としていた10番台には届かなかった。
10番台までは1分以内と序盤の失速が悔やまれたが、昨年よりも成長した走りができており、
来年以降のWU23クラスでの活躍も期待できた。

日吉彩華 30位+5:07
ジュニア1年目、日本国内の女子エリートクラスでも上位で走る彼女だが、
その能力がどこまで世界選手権で通用するかが期待された。スタートなどの混乱もうまく処理し、
10番台に迫る位置でレースを展開した。中盤までパックを前後しながら耐えるレースができていたが、
後半にかけて順位を落とした。後半の持久力をつければ10番台のリザルトは容易に見えてくるポテンシャルの高さを感じた。

小林碧 38位+6:35
日吉選手同様のジュニア1年目。昨年11月のUCIシクロクロストレーニングキャンプ以降急成長しており、
その走りは世界選手権の舞台でも同様に発揮された。スタート位置は他日本選手と同様の位置だったが、
スタートもうまく切り抜け、レースをパックで展開した。30番代前半でパックを形成し、パック内で積極的に走る姿が見えた。
惜しくも後半にかけて順位を落としたが、今後の可能性が十分に見えるレースをした。

⚫︎男子U23
試走から大きく乱すことなく淡々とレースに向けて取り組み、その結果は共に大きな成果となって現れた。
柚木選手のトップから4分遅れでのゴールは現時点ではとても評価のできる内容だと言える。

柚木伸元 35位+4:00
序盤は20番代後半でレースを展開、昨年同様に序盤の展開の巧さをみせ、
そのスピードと技術は欧州のプロの入り口に立つ選手層に届く勢いだった。
終盤にかけてはペースを維持できず、順位を徐々に落としたが、その最後まで戦い抜いていた姿は
U23最後の柚木選手の競技への取り組む姿が映し出されていた。来年以降、エリートクラスでの彼の活躍が期待される。

野嵜然新 38位+5:34
序盤からパックに乗り切れず、単独走行が続いたが後半にかけてペースを取り戻し、
安定したペースでレースを進めることができていた。順位以上に厳しいレースとなったが、
U23クラス1年目の彼にとってはとても大きな経験になったと思う。
日頃レースでミスが目立つが今回の世界選手権では大きなミスもなく成長を感じた。

⚫︎女子エリート
近年高速化が進むシクロクロスにおいて、女子も同様でハイペースなレース展開となった。
技術は十分カバーできたが、コンディショニングが整い切らなかった印象。来年も引き続き挑んでいきたい。

渡部春雅 28位 -1Lap
得意のスタートは世界選手権の舞台でも成功し、順位を上げることができた。
しかし、その後、ペースを維持できずに苦しいレースを展開。
最後までペースを上げることができず、-1Lapで終えた。
彼女本来のパフォーマンスとは程遠かった。原因を探し、チームとしても再発防止に努めたい。

⚫︎男子ジュニア
2名ともにトップから4分台遅れと健闘した。男子ジュニアのレース時間は雨が降り出し、
難しいコースコンディションとなったが、そのような状況下でも終始安定したパフォーマンスを発揮した
山田選手は個人的な海外遠征を繰り返しており、その経験値が好成績に繋がったと考えられる。

山田駿太郎 42位 +4:29
昨年はスタートで落車に巻き込まれてしまい、大きく出遅れ悔しい結果となった。
パフォーマンス的にも足りない点が多かったが、今年は国内シクロクロスシーズン序盤からパフォーマンス改善が容易に見てとれ、
その成長を感じた。その成長したパフォーマンスは、今回の世界選手権でも同様に発揮され、終始安定したレースをパックで展開できた。
30番代も見える位置で42位となっており、今後の成長を期待できる走りを披露した。

三上将醐 45位+4:47
1周目から落車やバイクトラブルが相次ぎ、後方から追い上げるレースとなった。
TeamRelay1走目でも見せたスピードを活かせば30番台前半までなんとか追い上げることが可能かと思われたが、
本来持っているスピードが戻ってくることなく苦しいレースとなった。
ジュニア1年目で、海外レースはUCIシクロクロストレーニングキャンプの時から2戦目。
海外レースでの安定したパフォーマンスが発揮できるようにチームとしても準備していきたい。


シクロクロス世界選手権が終わりました。世界との差は依然として大きく相対評価としては厳しい結果ではありますが、
シクロクロス日本代表チームの成長という観点で、コンディションが日本人の得意な状況であったことも活かして確実に成績を残せたことは大きな成果だと感じています。

監督に就任させていただき3年目、今年は特にチーム力の向上を感じました。
毎年、選手の意識向上と目標設定を軸に選手と接していますが、選手たちの世界へ挑むチカラが着実についてきたと思います。

また、現地スタッフと市原メカニックとの協働で日々のオペレーションがスムーズに行えたことも大きいと感じます。スタッフの強化も継続して行います。

最後になりましたが、世界選手権派遣に際しご支援ご協力を頂きました皆様ありがとうございました。
若手育成やシクロクロスの競技力向上については引き続きAJOCC様にもご協力をいただきながら、
ナショナルチームとして今後も海外に向けて活動していけるよう環境整備に力を入れていきます。
今後ともシクロクロスナショナルチームへの応援をよろしくお願いいたします。

シクロクロスナショナルチーム監督 竹之内悠


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第3級公認審判員講習会(ロード、トラック)開催のお知らせ 岡山県

2月 4th, 2026

岡山県自転車競技連盟では2026年3月28日に第3級公認審判員講習会、チームアテンダント講習会を開催します。
詳細・申し込みは実施要項をご確認ください。

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レポート① 2026 World Championships in Hulst, Team Relay

2月 2nd, 2026

日本シクロクロスナショナルチームとしては2度目の参戦であった。

昨年は10カ国中9位、+8:08でレースを終えた。

昨年は初参戦ということもあり、現地でのスタッフの采配、スタート順など見直す点が多く、今年は昨年の反省を活かした再挑戦となった。

今年はオランダ、スロバキア、ルクセンブルク、デンマークが新たに参戦し、計13ヶ国が出走した。

スタートの1走目は世界選手権初出場の男子ジュニア三上将醐。先般スイスUCIシクロクロストレーニングキャンプでも鍛えられた三上は、安定感のある堂々とした走りを見せ8位で2走目に繋いだ。

2走目は女子エリート渡部春雅。渡欧後、身体にキレがないかと心配されたが持ち前のスタート力を活かし次にバトンを繋いだ。

3走目は男子U-23柚木伸元。ヨーロッパのコースにマッチした走りで13位に落ちた順位を11位まで引き上げた。

4走目のU-23野嵜然新は、柚木の好走を引き継ぎ1走目と同じく8位までジャンプアップ。

5走目、6走目は女子ジュニアの石川七海、日吉彩華が務め、順位はそれぞれ落としたものの最後まで粘り、12位/13ヶ国、+4:17でのゴールとなった。

目標はTop10

派遣メンバーのうち、出走しなかった女子ジュニア小林碧、男子ジュニア山田駿太郎も出場メンバーのサポートに徹し、まさにナショナルチーム一丸となって挑めた「Team Relay」であった。

監督の私自身、心の内に秘めていた「目指せTop10」には惜しくも届かなかったが、その10位とのタイム差は約1分。日本は比較的若いメンバーで構成されている中、世界を相手によく健闘した。日本の選手層は決して薄いものではない。

チームリレー開催翌日より各選手個人の世界選手権レースが開催される。

チーム全員、それぞれの活躍に期待する。

 

シクロクロスナショナルチーム監督 竹之内悠

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JCFロード部会第5回会合のご報告(2026 年1月27日)

1月 30th, 2026

公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)ロード部会は、2026年1月27日に第5回会合を開催し、「選手育成パスウェイの具体化」「全日本選手権の運営見直し」「ステークホルダー連携」について議論を行いました。

出欠状況

出席者:加地/飯田/中梶/別府/大庭/古家/松村/今西/川口/栗村/辻/樫木

会合の概要

今回の会合では、前回までに議論されたパスウェイ(選手育成の道筋)の具体化を中心に、全日本選手権における運営面の見直し、および普及施策の進捗確認が行われました。
また、メーカー・主催者等のステークホルダーとの連携状況についても報告・共有が行われました。

パスウェイに関する議論

【大学経由パスウェイの具体化】

松村・川口両氏より、前回提示された大学進学ルートのパスウェイについて、より具体的な内容が共有された。
・T1(高校生段階):国内公認レースへの参加、集団走行スキルの習得、トラック中距離の基礎習得
・T2(大学1年):育成プログラムを経て国内チームに所属、学連レースで実績を積む
・T3(大学2~3年):コンチネンタルチームへの登録、UCIポイントの取得、年代別国際大会への出場
・T4(大学4年~卒業後):国際レースでの入賞、プロ契約を目指す

【海外直接挑戦パスウェイ】

別府氏より、大学を経由せず早期に海外挑戦を目指すルートについても提案された。
・T1(~18歳):国内レースで実績を積む、語学・生活スキルの早期習得
・T2(U19):ナショナルチームでの短期海外遠征、民間プロジェクト、または海外U19クラブチームへの所属(選択制)
・T3(U19後半~U21):海外クラブチームに所属し、欧州エリートレースで上位入賞(Top10)、UCIポイント取得
・T4(U21~U23):海外クラブチームに所属し、欧州エリートレースで優勝、欧州UCIレースで優勝および入賞を目指す。欧州コンチネンタル・プロ・ワールドツアーチームへの昇格を目標とする

【海外挑戦における課題】

・日本は国内コンチネンタルチームが多いため、欧州クラブチームレベルの重要性が認識されていない傾向がある
・欧州コンチネンタルチーム加入のハードルは非常に高く、即座にコンチネンタル登録を目指すのは現実的ではない
・欧州クラブチームレベルでも実際にはプロレースよりも厳しい環境であり、ここで実績を残す経験が重要
・個人で海外クラブチームに所属する場合、旅費と滞在費を自身で工面しなければならない点が最大の障壁
・民間の海外派遣プログラムとの連携が現実的な選択肢として提案された

【評価指標の整理】

・各段階での到達要件として、全日本選手権でのリザルトを基準とする方向性が提案された
・ハイパフォーマンスセンター(HPCJC)との連携により、パワー等の定量指標を活用する可能性についても議論された

【強化指定選手について】

・強化指定選手の発表がなされていない現状について確認が行われた
・パスウェイと強化指定の連動が必要との認識が共有された
・パスウェイの各段階に誰が・何人いるかを把握できる仕組みの整備が求められた

【トラック中距離との連携について】

・トラック中距離の選手がすぐにロードに繋がるとは限らないとの指摘があった
・一方で、これまでの10年間とは異なるアプローチでチャレンジを行うべきとの意見も共有された

コーチ制度に関する議論

【ロードコーチ認定制度の素案】

部会長より、USA Cyclingを参考とした3レベル制のコーチ認定制度の素案が提示された。
・Level 1:上級コーチ(エリート選手の育成が可能)
・Level 2:中級コーチ(幅広い選手層に対応)
・Level 3:認定コーチ(基礎知識を習得した入門レベル)
主な特徴として、以下が提案された。
・専門分野証明書制度(トレーニングデザイン、生理学、アスリートマネジメント、コーチングビジネス)
・継続教育制度(CEU)による年間学習の義務化
・オンライン学習管理システム(LMS)の構築
・Level 3については、アテンダント講習との置き換えや無償化による指導者の底上げについても検討された
・高校の指導者への負担軽減も考慮しながら制度設計を進める方針
・高校・大学の指導者が同じ方向を向いて選手育成に取り組むための基盤として、コーチ資格制度の整備が重要との認識が共有された

全日本選手権の運営見直し

【女子のチームカー運用】

・日本一を決めるレースにふさわしい運営体制の構築が議論された
・前年度上位選手(6位以内)については、人数にかかわらず個別のサポートカー運用を認める方向性
・乗り合い運用の場合は、レース中の順位に応じて前方選手を優先する等のルール整備を検討

【男子U23カテゴリーのサポート】

・男子U23については、ニュートラルサポートを中心とした体制で対応する方向性が確認された

ステークホルダー連携

【メーカー・主催者との連携状況】

普及施策の一環として、以下のステークホルダーとのコミュニケーションが進められていることが報告された。

・メーカー:国内外メーカー各社
・主催者:ツール・ド・おきなわ、大磯クリテリウム 他

【連絡協議会の設置】

・主催者・メーカー・ショップとの連絡協議会を設置し、継続的な連携体制を構築したい旨が共有された

【普及施策(新重量規制)】

・入門カテゴリー向けの機材重量規制について、メーカーとの対話を通じて最善策を模索する方針が確認された
・ショップを導入サポートの拠点として活用する可能性についても検討が進められている

【普及施策・新カテゴリーの素案提示】

部会長より、普及施策および新カテゴリーについての素案が提示された。主な内容は以下の通り。

<チャレンジクラス(機材重量規制)>

・完成車重量9kg前後(仮)の規制を設けたエントリーカテゴリーの新設
・最適な重量値については今後検討を進める
・中高生は全カテゴリー必須、大学生は下位カテゴリーに適用を想定
・参入コストの抑制(15~35万円程度)による競技人口拡大を目指す
・メーカー協力による推奨モデルリストの作成を検討

<エンデューロ・ヒルクライムの公認競技化>

・非公認レースの統合と登録選手拡大を目的とした公認化
・全日本エンデューロ選手権・全日本ヒルクライム選手権の新設を検討
・女子選手の競技機会拡大のため、エンデューロにおける男女混合部門の設置も提案

<安全講習の義務化>

・入門者向けレース参加者への事前安全講習受講を義務付け
・オンライン講習と対面講習の併用を想定

<その他>

・クロスバイク・フラットバーレースの公認についても、実現の難易度は高いものの検討の価値があるとして言及された

 

部会内で資料を展開し、次回会合においてより深い議論を行う予定。

報告事項

【2025年ツール・ド・おきなわについて】

・前回会合で指摘された安全管理上の課題について、主催者側での原因確認が行われていることが報告された

【その他】

・医事委員会への相談事項として、特定の健康状態における競技参加の可否に関するガイドライン整備の必要性が提起された
・e-Sports部会との連携についても、今後の検討課題として共有された

総括

今回の会合では、パスウェイの各段階における具体的な到達要件の整理が進み、全日本選手権の運営面でも選手目線での改善方針が確認されました。
また、普及施策におけるステークホルダー連携が着実に進展していることが報告されました。

部会長コメント

パスウェイについては、各委員の知見を集約し、選手が目指すべき道筋がより明確になってきました。
国内の育成が同じ方向を向くためにも、このパスウェイの浸透が不可欠です。
さらに、ハイパフォーマンスセンター(HPCJC)の知見を共有することで、新しい日本ロード育成体制を構築していきたいと考えています。
コーチ制度の整備と合わせて、高校から大学、そして世界へと続く一貫した育成体制の実現を目指します。
ステークホルダーとの連携についても、具体的な施策実行に向けて引き続き対話を進めてまいります。

今後の予定

次回会合では、以下の事項を中心に審議を行う予定です。
・パスウェイの最終案確定と公表準備
・コーチ認定制度の詳細設計
・普及施策の実行計画具体化


公益財団法人日本自転車競技連盟
ロード部会長
加地 邦彦

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あの日のキッズライダーたちが、世界へー2026 UCIシクロクロス世界選手権代表選手団紹介

1月 29th, 2026

 

2026 UCIシクロクロス世界選手権大会に挑む8名の日本代表選手たちは、全国各地のAJOCCレースをキッズ、ユース時代から走り、切磋琢磨して育ってきたライダーたちです。 各選手のAJOCCレースでの思い出やシクロクロスがもたらした自身の成長についての思い、応援してくださる方々への感謝のメッセージなどを、竹之内悠日本代表監督、影山善明AJOCC代表理事、飯田太文JCFシクロクロス部会長のコメントとともに紹介するページが公開されました。

ぜひご覧ください。
・AJOCC HP
 あの日のキッズライダーたちが、世界へー2026 UCIシクロクロス世界選手権代表選手団紹介

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