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北京オリンピック速報<男子チームスプリント最終結果>

8月 15th, 2008

[公式WEBサイトによる]
Final Classification
Men”s Team Sprint

1 GBR – Great Britain
2 FRA – France
3 GER – Germany
4 AUS – Australia
5 NED – Netherlands
6 JPN – Japan

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北京オリンピック速報<男子チームスプリント1回戦>

8月 15th, 2008

[公式WEBサイトによる]
Results
Men”s Team Sprint First Round
1 Germany 43.699
2 Japan 44.437

※決勝はイギリス対フランス、3〜4位決定戦はドイツ対オーストラリア

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北京オリンピックレポート 2008/08/14<トラック競技開幕前日>

8月 14th, 2008

8月14日・北京オリンピック7日目。自転車競技は昨日のロード個人タイムトライアルでロード競技の全日程を終え、明日からはいよいよトラック競技が開幕する。19日までの5日間でメダル争いが演じられるのは男子7種目、女子3種目の合計10種目。日本選手の出場種目は、先のアテネ大会で銀メダルを獲得したチームスプリントが明日15日。ケイリンと男子ポイントレースが16日。男女スプリントが17日から3日間。そして女子のポイントレースが18日に行われる。
日本のトラックチームは今日午前11時からのトラック練習で最終調整に努めた。参加したのは、明日の本番に備え今日は休養にあてた長塚以外の7選手。トラックに入った選手たちの表情は、これまでのリラックスムードとはうってかわり、さすがに緊張の色が浮かんでいた。各選手に競技開始までいよいよあと1日となった心境を聞いた。
<伏見選手>
緊張してます。レースのまだ2日前ですけど、自分1人で興奮してます。調整の方は、これでダメなら仕方ないという感じですね。やるだけやったという実感はあるんで、あとは本番で自分の力を出し切れれば悔いはないです。
<飯島選手>
今日辺りからオリンピックという気持ちになってきました。レースはケイリンと同じ2日目なので、伏見君ともどもチームにいい流れを作りたいですね。体調は、あとはいかに疲れをとるかなんで、今日も軽めに乗って、気持ちよくスタートラインにたてるようにしたいですね。結果は後から付いてくると思ってるんで、本番では自分のレースに徹したいですね。
<永井選手>
全く緊張してないです。多分今日の夜あたりから緊張すると思います。体調はいいです。チームスプリントでは、世界選手権で13秒4だったんで、それを上回ることが目標です。ケイリンの方はプレッシャーがないので思い切りいけると思います。決勝目指してがんばります。
<渡邉選手>
不思議と緊張感はまだないですね。多分今日の夜とか明日の朝になると全然違うと思いますけど、それがいい方に向いてくれるといいですね。チームスプリントは合わせの練習が思うように出来なかったので、長塚さんのダッシュについていけるか不安があります。でも本番では多少離されるぐらいのほうが逆に自分の力が出せるような気がします。スプリントに関してはやはりハロンですね。ここにきて徐々に感覚も良くなってきてるんで、自分としては10秒1台の日本記録を塗り替えて、10秒0台を出したいですね。
<北津留選手>
緊張しまくってます。実は1週間ぐらい前から舞い上がってました。ここから逃げ出したいぐらいですよ。コンディション的にはまだしっくり来ない部分があります。まだあと3日乗れるのでその辺りを調整したいと思ってます。とにかく今できることを精一杯やって、自信を持ってレースに臨みたいですね。
<佃選手>
変な緊張感があります。いろいろ考えちゃって落ち着かない感じです。本番の日までに気持ちを整理してレースに臨みたいと思います。
<和田見選手>
だんだん緊張してきました。オリンピックというものを感じています。この緊張をいい方向に変えられればいいんですけど、まだ初めてのことなので不安も感じています。本番ではためらうことなく思いっきり自分の力を出し切りたいです。
<長塚選手>※電話取材
緊張はありません。体調もこれまでで最高に良く、メダルを目指してがんばれる状態にあります。明日の目標タイムは全体では最低でも44秒前半。できれば43秒台は出したいです。個人的には自己ベスト(17秒566)更新が目標です。明日はレーザーレーサーをはいて本番に臨むつもりです。

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北京オリンピックレポート 2008/08/13<男子個人タイムトライアル>

8月 13th, 2008

8月13日・北京オリンピック6日目。ロード競技の最終種目、女子と男子の個人タイムトライアルが、万里の長城周辺の周回コースで行われ、日本からは男子の部に別府史之が出場した。この日の天候は、女子の部の最初の走者がスタートする午前11時半時点で、空は薄曇りで気温27℃、湿度80%。相変わらず湿度は高めだが、ロード競技が行われた3日間の内では一番凌ぎやすい天候だった。
先に行われた女子の部は参加選手25人。コースはロードレースと同じ万里の長城・八達嶺で折り返す周回コースを1周回、距離23.5Kmで争われた。1人ずつ2分間隔で次々にスタートする競技は、5番目スタート、イギリスのプーリーが出した35分16秒01というタイムが終盤までトップタイムとして残り、これを誰が破るかという展開になった。結局これを破ってオリンピックチャンピオンの座に着いたのは、25人中20番スタートのアメリカのクリスティン・アームストロングだった。タイムは34分51秒72。2位プーリーとのタイム差は24秒29だった。
続いて午後1時30分にスタートした男子は参加選手39人。女子と同じ周回コースを2周回、距離47.3Kmで争われた。男子の部は、コース上の混雑を避けるため、13人ずつ3ヒートに分かれ、各選手のスタート間隔は1分半、ヒート間隔は40分で競技は行われた。
第1ヒートの2番目スタートとなった別府史之は、午後1時31分30秒、やや緊張の面持ちでペダルを踏み出した。最初のチェックポイントは上りの頂上、10.8Km地点の万里の長城・八達嶺。1番スタート・アルゼンチンのメディチの通過から2分以上経って別府の姿が見えてきた。歯を食いしばり必死の形相で坂を上る別府。赤白のジャパンのウェアは、すでにびっしょりと汗で濡れている。4日前のロードレースでは暑さで脱水症状を起こしてのリタイア。不安がよぎる。別府の通過タイムはメディチから後れること48秒。上位進出はこの時点ですでに絶望的だ。2回目のチェックポイントは1周目が終わるフィニッシュライン。別府は先行するメディチからなおも後れ、2分46秒差で通過。そのすぐ後ろにはもう次の選手、そしてスピードがあるその次の選手も姿を見せている。別府はここでも苦しそうな表情を見せながら2周目の上りに向かっていった。
結局別府のフィニッシュタイムは1時間11分5秒14。トップタイムから後れること8分53秒。39人中最下位の成績だった。

<別府選手コメント>
精一杯がんばりました。自分の今の力は最大限出し切りました。ロードレースからの気分転換は上手くできて、今日は集中してベストの状態で臨んだんですけど・・・。タイムが出なかったのは僕自身に別の問題があるということだと思います。これからは根本的な部分を一からやり直してまたがんばります。そしてまたオリンピックに戻ってきたいと思います。

男子個人タイムトライアル。競技の方は、スウェーデンのラーソン、アメリカのレイフェマー、スペインのコンタドール、そして、最終走者スイスのカンチェッラーラがデッドヒートを繰り広げる展開となったが、最後は昨年のTT世界チャンピオン、スイスのファビアン・カンチェッラーラが、最終チェックポイントでトップだったラーソンを逆転して金メダルを獲得した。フィニッシュタイムは、1時間2分11秒43。平均時速は45.633Km/hだった。

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北京オリンピック速報<男子個人タイムトライアル>

8月 13th, 2008

[公式WEBサイトによる]
Men’s Individual Time Trial
Race Distance: 47.3 km (23.5 km+23.8 km)
1 CANCELLARA Fabian Switzerland 1:02:11.43
2 LARSSON Gustav Sweden 1:02:44.79
3 LEIPHEIMER Levi United States 1:03:21.11
39 BEPPU Fumiyuki Japan 1:11:05.14

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北京オリンピックレポート 2008/08/12<トラックチーム練習2日目>

8月 13th, 2008

8月12日・北京オリンピック5日目。二日前から続いた悪天候が回復し、久々に青空が広がる好天となった。メインスタジアムがあるオリンピック公園の天候は、午後1時のデータで気温29℃、湿度59%。オリンピック開幕以来、蒸し暑さと雨で不快指数は上昇しっぱなしだったが、初めてさわやかさを感じる1日となった。
日本のトラックチームは、午後5時から2時間、老山自転車競技場で2回目のトラック練習を行った。いつものように最初はウォーミングアップのための周回走行とフライングダッシュ。その後チームスプリントの3人(長塚・渡邉・永井)は、本番を想定したスタートダッシュの合わせトレーニングを3セット。伏見・北津留・佃のケイリンとスプリント組は、フライングスタートの1周モガキというハロンのタイムを意識したトレーニングに終始した。
自転車競技は本日(13日)ロード競技の最終種目・男女個人タイムトライアルが、ロードレースで死闘が繰り広げられた万里の長城周辺の周回コースで行われる。参加選手は女子25人、男子39人。日本からは別府史之が、男子の部の2番目の出走者として、午後1時31分30秒にスタートする。
<トラック練習後の伏見選手の話>
タイムはいい感じですね。本番の16日までにベストに持って行くつもりです。直前の前橋で追い込んだ分、ここに来てはマニエ監督の方針もあっていくぶんペースを落としてやってます。物足りなさも多少感じますが、ここで自分勝手にいろんな事をやり出すと結局マイナス方向に行くだけだと思うので、今はマニエ監督の指導方針を信じて調整に専念したいと思ってます。気持ち的には今はリラックスしてるけど16日の本番ではもの凄く緊張すると思います。でもそれがオリンピックだと思うし、これが人生最後のオリンピックだという気持ちでその緊張に立ち向かいたいですね。

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北京オリンピックレポート 2008/08/11<トラックチーム初練習>

8月 12th, 2008

8月11日・北京オリンピック4日目。前日北京入りしたトラックチームが、午後1時から、本番の舞台となる老山自転車競技場で初練習を行った。トラックの代表選手は男子短距離に伏見俊昭、長塚智広、永井清史、渡邉一成、北津留翼の5選手。男子中長距離の飯島誠。女子短距離の佃咲江。そして女子中長距離の和田見里美の合計8選手。この内オリンピック経験者は、伏見、長塚、飯島の3選手で、それ以外の5選手は今回が初めてのオリンピックとなる。練習に入る8選手に北京入りの感想を聞いた。
<伏見選手>
気持ちの高ぶりというより、楽しんでますね。選手村もアテネの時と同じような感じなので問題はありません。でもやっぱり雰囲気が全然違うしオリンピックという空気は感じますね。ここまで自分なりに調整はうまくいったと思います。今の状態はいいのですが16日の本番にどう合わせていくがこの数日間の課題なると思います。気持ちはまだリラックスしている感じですね。まだ5日ありますからこれから徐々に高めていきたいと思います。
<長塚選手>
オリンピックはこれで3回目なので、へんな緊張感はないですね。選手村も普通に過ごしています。体調は問題ないです。これから徐々に集中力を高めて本番に臨みたいと思います。
<永井選手>
オリンピックに来たという実感はまだ全然ありません。選手村も昨日入ったばかりなのでよく分かりません。食事はバイキング形式でいろんなものがあるので問題ないですね。体調はいいです。前橋の直前合宿ではチームスプリントの走りにちょっと不安も感じたのですが、状態はいいのでこれから集中力を高めていけば大丈夫だと思います。
<渡邉選手>
オリンピックという高揚感はまだ特にないですね。これよりは小さいけどアジア大会の経験もありますから。前橋合宿のあと少し疲れが出て体を休めていたのですが、ここに来る直前に軽く乗ったらいい感じだったので大丈夫だと思います。
<北津留選手>
アジア大会と同じような感じなのでそれほど緊張していません。選手村もまだ全部見て回ったわけではないので分かりません。でも食事はおいしかったです。体調はまずまずなのでこの数日間でマックスに持って行けるようがんばります。
<飯島選手>
3回目なので結構冷静に回りを見ちゃいますね。前橋の直前合宿でいい練習が出来たので仕上がり具合は100%に近いですね。あとはがんばると言うより、どれだけリラックスできるかですね、僕の場合。
<佃選手>
まだアジア大会に来ているような感じで、オリンピックに来たという感じはないですね。選手村は思ったよりきれいでした。体調はまぁまぁですね。ボルドー合宿で痛めた指の状態は、まだ完全ではないけど大丈夫です。本番は楽しみだけどいろんな不安も感じています。
<和田見選手>
アジア大会しか経験が無いので、選手村でアジア以外の選手を見ると、オリンピックに来たんだなぁって実感します。選手村はきれいだし、食堂の食事もおいしかったです。コンディションはここに来る前は調子良かったので、その状態を崩さないようにしたいです。ここまではいい感じで調整できたと思います。
<マニエ監督>
選手たちのコンディションには問題はありません。あとはこれからどれだけモチベーションを高められるかです。そのために我々は全力を尽くします。
この日は移動の疲れを取ることに重点を置き、周回とフライングダッシュを中心とした軽めのメニューで練習は切り上げとなった。北京オリンピック・自転車トラック競技は15日から。残された時間はあと3日間だ。
また、この日の練習後マニエ監督は、種目ごとの出場選手を明らかにした。選手たちには前橋での直前合宿の際にすでに伝えられている。出場種目と選手は以下の通り。

■男子短距離
*チームスプリント 長塚 智広・渡邉 一成・永井 清史
*スプリント    渡邉 一成・北津留 翼
*ケイリン     伏見 俊昭・永井 清史
■男子中長距離
*ポイントレース  飯島  誠
■女子短距離
*スプリント    佃  咲江
■女子中長距離
*ポイントレース  和田見里美

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北京オリンピックレポート 2008/08/10<女子ロードレース>

8月 11th, 2008

■女子ロード 優勝はイギリスのニコール・クック
8月10日・北京オリンピック3日目。暑さと湿度で過酷さを増した前日の男子ロードレースとはうってかわり、昨日行われた女子ロードレースは、降りしきる冷たい雨の中の死闘となった。優勝は、最終的に5人で争われたゴールスプリントを制したイギリスのニコール・クック(25)だった。日本からただ1人出場した沖美穂は最終周回上りでトップグループから離され、トップから53秒遅れの31位という成績だった。
一昨日の男子と同じく北京市中心部から北西に進み、万里の長城が壁を作る山岳地帯の周回ルートを2周回、総距離126.4kmで争われた昨日の女子ロードレース。北京市内は午前中ところどころ雨が降る天気だったが、午後は何とか持ち直し、午後2時のレーススタート時は曇り。気温28℃・湿度82%という天候だった。参加選手は33カ国から66人。3度目のオリンピック出場に悲願のメダル獲得をかける日本の沖美穂も、スタートの1時間ほど前に、スタッフとともにチームピット入りしていた。

<スタート前の沖選手のコメント>
体調は万全です。この日のために仕上げてきましたから。これが最後のオリンピックと思って北京に来たのですが、興奮も気負いもなく、これでいいのかなと思うぐらい冷静に今日を迎えた感じです。周回が2周だけなので、そこに入ってからはハイペースな展開になると思います。また序盤で数チームが逃げるという情報もあるので、もしそれが10数人のグループなら乗らないといけないし2・3人であれば最後のスプリントに備えようと思います。ポイントはやはり周回の上りですね。特に一回緩んだ後の2回目の上りは要注意です。そこでは集団の前にいることが重要ですね。今日のレースは自分のゴールなのでしっかり走りたいと思います。

レースは午後2時に北京市中心部の永定門前をスタート。1時間ほど走った辺りで天気は雨に変わった。序盤は集団に目立った動きはなく淡々とした走りが続く。沖の位置は集団前方。表情はいたって冷静だ。
スタートから2時間が過ぎ、もうすぐ周回コースに入ろうかというところで、ロシアのボヤルスカヤがアタックをかけた。ここが最初の勝負所と決めていたように、猛然とスピードを上げ独走態勢に持ち込んだボヤルスカヤ。もちろん後続の集団もこれを追ってスピードを上げる。沖の予想通り、ここまでの淡々とした走りは一転、一気にハイスピードのサバイバルレースの様相となった。雨は周回コースに入って激しさを増し、時折嵐を思わせる強い突風も吹き付ける。ボヤルスカヤは上り頂上までにおよそ1分の差をつけて逃げ続ける。後続のメイングループは、イギリス、リトアニア、スウェーデン、アメリカあたりが中心となって前を追う。沖も集団前方に位置取りチャンスの到来を待つ。下りに入ってもフルパワーでペダルを踏むボヤルスカヤ。追う集団も同様だ。雨にかすむ視界。滑りやすい路面。落車アクシデントもすでに何度か起きている。
午後4時55分、残り1周のフィニッシュラインをボヤルスカヤが通過。その後ろは、集団から抜け出したイギリスの選手が30秒ほど遅れて通過。その10秒ほど後にメイングループが通過。ここに来てメイングループを構成する人数もかなり減ってきた。このメイングループから抜け出し前を追うのはイギリスのプーリーにイタリアのグデルツォ。2人は上りに入って5分ほどでついに先頭のボヤルスカヤを捕らえる。しかしそれもつかの間、今度は後続のメイングループが前を行く3人を捕らえ、トップは再び大きな集団に戻った。そしてここから、クライマックスに向けての最後の攻防が始まった。集団からは勝負をかけたアタックが頻発。今年の10月で50歳になる驚異のベテラン、フランスのジャンニ・ロンゴも積極的にこの攻防に加わっている。
最後の上り頂上手前でイタリアのグデルツォがアタック。10秒ほどのアドバンテージで頂上を通過する。これを追って集団から抜け出したのはスウェーデンのヨハンソン、イギリスのクック、オーストリアのソーダー、そしてデンマークのセラプの4人。この4人は共同して先行するグデルツォを追い、ついに残り9Km地点で捕まえる。ここでトップに5人、後続はおよそ15秒差で15・6人の集団だ。長い下りが終わる残り1km地点、タイム差は依然15秒。勝負はトップグループ5人に絞られた。
最大限の緊張感を保ったままゴール手前の上りにさしかかった5人。そして残り200mの表示板がある辺りで5人が一斉にスパート。これを僅かの差で制したのは、イギリスのニコール・クックだった。
日本の沖は、グデルツォが抜け出した最終周回上り頂上付近での攻防で後れを取りトップグループから脱落。3度目のオリンピックを53秒遅れの31位という成績で終えた。

<ゴール後の沖選手のコメント>
我慢して我慢してついていってたのですが、最後は、集団が分かれる動きに付ききれなかったですね。でもヨーロッパでずっとやってなかったらこんなに走れなかったと思うので、今日の自分のレースには満足しています。結果は結果として見るしかないのですが、同じレースは一つもないし展開はいつも違うので、今日の結果は実力通りだと思います。力は出し切れたと思うしヨーロッパでやってきたことの証明は出来たと思います。

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北京オリンピック速報<女子ロードレース>

8月 10th, 2008

[公式WEBサイトによる]
Women’s Road Race
Race Distance: 126 km ( Point-to-point 78.8 km + 2 laps of 23.8 km )
1 COOKE Nicole Great Britain  3:32:24
2 JOHANSSON Emma Sweden
3 GUDERZO Tatiana Italy
31 OKI Miho Japan  3:33:17

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北京オリンピックレポート 2008/08/09<男子ロードレース>

8月 10th, 2008

■男子ロードレース 優勝はスペインのサミュエル・サンチェス
北京オリンピック競技初日となる9日、男子ロードレースが北京市中心部から万里の長城に至る総距離245.4Kmのコースで行われ、気温30℃前後、湿度85%という過酷な気象条件の中、スペインのサミュエル・サンチェスが、最後6選手によるゴールスプリントを制し初優勝を遂げた。オリンピック・ロードレースにおけるスペインの金メダル獲得もこれが初となる。日本から出場した宮澤崇史はサンチェスから31分35秒遅れて86位完走。別府史之は、コース後半に設定された周回コースを残り3周でリタイアという結果だった。

レースは55の国と地域から143人の選手が参加して、午前11時に北京市中心部の永定門前をスタートした。北京市が誇る歴史遺産を右に左に見る市街地ルートをおよそ5Kmほど行ったところでチリとボリビアの選手が抜け出し先頭グループを形成する。2人は共同して快調に逃げ、一時は後続のメイングループとの間に15分近い差をつけた。そのメイングループでは細かなアタックはあるもののさほど大きな動きには至らない状況が長く続いていたが、60Kmを過ぎた辺りで起こったアタックから集団が分裂。25人ほどの追走グループが形成された。先頭に2人、10分ほどの差で25人の追走グループ、それから1分半ほどの差でメイングループ。レースはこの図式で後半の周回コースに入っていった。宮澤・別府の2選手は、100人を超えるメイングループの中でじっと戦況を見守っている。周回コースは一気に上って一気に下る1周23.8Kmの行程。これを7周回でゴールとなる。

1周目。先頭の2人の内、疲れが見えるボリビアのガラルドが離れ、チリのアルモナシドの1人逃げとなる。追走グループは最初の上りで一気にタイム差を詰め、上り頂上の八達嶺では4分差にまで縮めてきた。メイングループもこれに併せるようにスピードが上げる。
2周目に入るところでトップと追走グループの差は4分11秒。メイングループとの差は8分36秒。そしてこの周回の上り頂上を過ぎた辺りでトップのアルモナシドが追走グループに吸収、20人規模のトップグループが形成された。この中には、今年のツール・ド・フランスを制したスペインのサストレの顔もある。宮澤・別府は依然メイングループの中。ともに中段から前段の好位置をキープして終盤の展開に備えている。
3周目。レースは小康状態。タイム差は僅かに前後するのみ。
4周目。上りでトップグループからウクライナとベラルーシの2人が抜け出す。これに反応して2人を追う追走グループと後方のメイングループのスピードが一気に上がる。ゴールまでは残り4周回。
5周目。トップの2人と追走グループの差は1分40秒。メイングループとの差は2分51秒。周回半ば、メイングループにいたアテネ大会の覇者、イタリアのベッティーニがパンク。集団に後れを取る。そして何と、前の周回までメイングループの中で余裕を持って走っていたように見えた別府が、先頭から8分51秒遅れてフィニッシュラインを通過。そのうつむき加減にゆっくりとペダルを踏む姿にはもう戦う意欲は感じられない。
残り2周となる6周目。この周回に入る直前で先頭の2人にメイングループから追い上げてきた3人が合流してトップグループが5人に。その後ろは28秒遅れてメイングループ。先頭を引くのは、サストレ、コンタドール、サンチェス、バルベルデという豪華な顔ぶれのスペイン勢。その後ろにはベッティーニ、レベッリンのイタリア勢が続く。本命の登場に刺激を受けた集団はぐんぐんスピードをあげ、上り頂上でトップグループを吸収、30人ほどの集団で下りに入った。こうしたゴールに向けての激しい攻防が繰り広げられる中、日本の宮澤崇史が先頭から8分6秒遅れでフィニッシュラインを通過した。
そして最終周回。先頭で残り1周の鐘の音を聞いたのは、6周目の下りで抜けだしたオーストリアのファンベルゲル。しかし上り途中で14・5人の追走グループに捕まる。そして、上り頂上手前でルクセンブルグのシュレックがアタック。これにイタリアのレベッリン、スペインのサンチェスが反応してトップは3人となる。それを必死に追うのはオーストラリアのロジャースとロシアのメンショフ。その差は15秒ほどだが、なかなか縮まらない。そんな中、後方から一気にスピードを上げて追いついてきたのはタイムトライアル世界チャンピオン、スイスのカンチェッラーラだ。このカンチェッラーラの追い上げに乗ってロジャース、メンショフの2人も勢いづき、ついにゴール手前800m付近で先頭は6人に。そして勝負はゴールスプリントに持ち込まれ、スペインのサンチェスがパワフルな走りでこれを制し、オリンピックチャンピオンの称号を手にした。

<別府史之コメント>
タフなレースできつかったです。最初のラップからきつかったんですけどペースが速かったというのもあったので。2周目3周目は走れてたんですけどラスト3周のところでペースが一気に上がって、そこでちょっと集団の中切れもあって遅れてしまいました。このレースのためにかなり仕上げてきたつもりだったんですけど、結局僕自身の体が弱かったっていうだけですね。あと暑さにもやられました。1周するごとにボトル3本飲んでましたから。これまで競技をやってて、上って1リットル以上飲んで下ってまた1リットル以上飲むという経験をしたことがなかったので、すごく辛かったですね。暑いのが苦手なんで頭に水をかけたりして何とか対処してたんですけど…。一生懸命サポートしてくれたスタッフの人とか、応援してくれた人たちに申し訳なかったという気持ちでいっぱいです。

<宮澤崇史コメント>
楽しかったですね。コースは思ったより難しかったしとにかく暑くて参りましたけど、今回は自分なりに100%準備ができ、100%力も出し切れたと思います。ただ展開は自分が予想した通りだったので、もっとコースが自分向きだったら、もう少しいい成績が残せたんじゃないかと思います。でも今回は100%自分の力を出せたことで良しとします。

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