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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2019 Tour de DMZ Stage4

9月 3rd, 2019

Stage4
Stage4はYEONCHEONからソウルに近いGIMPOにゴールするほぼ平坦の102.8kmで争われた。
個人総合リーダーを擁するアメリカチームや集団スプリントで圧倒的な力をみせるWWVチームなどのコントロールで進むと思われたが、レース前半からアタック合戦となり日本チームにも大きな攻撃のチャンスが生まれる展開となる。川崎が20km過ぎでパンクするが、津田のサポートもあり集団復帰する。アタック合戦により北宅を含む11名の逃げが決まる。個人総合で12秒差の6位の選手も含まれていたのでタイム差を広げられ過ぎないようにアメリカが高速で牽引する。40km過ぎで1分20秒近くまでタイム差がついたが55kmでは集団が吸収する。その直後に大河内のアタックから続けて津田が抜け出すと個人総合リーダーを含む有力選手の逃げが出来る。ここに日本チームのエース山田も入り15名の先頭集団を形成して一気に集団を引き離す。日本は2名、WWVが4名、アメリカ2名、カザフスタン2名入ったこの逃げには個人総合5位までの選手全員含まれ、山田も後半のアタック合戦、またはボーナスタイム獲得により個人総合のジャンプアップの可能性もありローテーションを回していく。ラスト15kmでメイン集団とは1分45秒差となり先頭集団での勝負となった。先頭集団に4名入れたWWZが有利な展開でラスト15kmをきってから攻撃をかけてくるが、日本チームは津田と山田がしっかり連携して不利な状況にならないようにレースを進める。ラスト8kmではそれまで先行した2名に山田がカザフスタンを連れてブリッジをかけるが、個人総合で10秒しか遅れていない山田を逃してはくれない。アタックが頻発する中、個人総合で遅れているカザフスタン2名と個人総合で4位のフィンランドのVAINIO Veetiが3名でスルスルと抜け出す。オランダが4名まだ残っていたこともあり、一瞬躊躇した集団を引き離してそのまま3名が逃げ切りカザフスタンチャンピオンのZHAPARULY Bauyrzhanがゴールを制した。山田は4秒遅れの集団の3番手で6位となった。

この日は予想と異なり非常に激しいレースとなったが、日本チームは連携して決定的な逃げに確実に個人総合5位の山田を送り込んだ。最後はステージ3位までがもらえるボーナスタイム獲得、または先頭集団からの抜け出しはかなわず個人総合成績をあげられなかったが、津田とともに攻撃的な走りを見せた。津田はこの日の走りで個人総合10位まで上がった。先頭3名ではVAINIOがステージ2位に入り、4秒のタイム差とボーナスタイムによりアメリカのBOURGOYNE Lucasと同タイムとなり個人総合ジャージを着ることとなった。

最終ステージのstage5はアップダウンコースであり、個人総合上位陣が大きく入れ替わるようなアタックがたびたび起こることが予想される。日本チームは山田の個人総合を守りながらも、チャンスを見つけて攻撃して山田の個人総合のジャンプアップを狙う。

Stage4結果
1 ZHAPARULY Bauyrzhan(カザフスタン) 2時間10分7秒
2 VAINIO Veeti(フィンランド) 同タイム
3 DOSTIYEV Ilkhan(カザフスタン) 同タイム
6山田拓海(日本) 4秒差
14津田悠義(日本)同タイム
27大河内将泰(日本)2分44秒差
29川崎三織(日本) 同タイム
37湯浅博貴(日本) 同タイム
51北宅柊麻(日本) 同タイム

Stage4 個人総合
1 VAINIO Veeti(フィンランド)     9時間39分55秒
2 BOURGOYNE Lucas(アメリカ)       同タイム
3KRUNSEN Jeite(WWV)            4秒差
5山田拓海(日本) 10秒差
10津田悠義(日本) 1分9秒差
14大河内将泰(日本)3分29秒差
16川崎三織(日本)同タイム
19 湯浅博貴(日本) 同タイム
69北宅柊麻(日本) 16分7秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

 

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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2019 Tour de DMZ Stage3

9月 2nd, 2019

Stage3
Stage3はHWACHEONからYEONCHEONまでの128.7kmで争われた。途中山岳賞のかかった登りがあるが、そこからゴールまでは80km以上の平坦コースのため集団スプリントになることが予想された。

スタートしてすぐに個人総合リーダーを擁するアメリカチームがコントロールする。日本チームは砂の浮いた危険個所区間前に全員で隊列を組んで安全にクリアする。数名の逃げが起こるが登り口までには集団は一つの状態で進む。登りに入ると山岳ジャージをキープするために川崎を良い位置でスプリントさせるために湯浅、津田が先頭に出てペースをキープする。山岳争いのスプリントでは山岳ポイントで2位のアメリカのMCNEIL Aldanに先着を許し川崎は2位通過する。合計のポイントが同点となり山岳ジャージを奪われる。集団はこの登り区間で3つに分かれる。日本チームは登り口でパンクにより遅れた北宅を除き5名が先頭に入りペースを上げるが、下りと平坦で後続の多くの選手は集団に復帰し、登り区間で遅れたアメリカのアシスト選手らも戻ってくる。そこからはオランダが攻撃をかけ、日本チームも川崎、津田、大河内、湯浅、山田、下りでメイン集団に復帰した北宅も攻撃をかけるがなかなか効果的な逃げにはならない。残り30kmあたりで津田が抜け出し、追走してきた地元の韓国選手と逃げる。個人総合で少し遅れているためチャンスはあるようにみえたが、アメリカチームがオーストラリアのクラブチームと共同で強力に集団牽引をして45秒以上は広がらない。津田はラスト10kmをきって一人になってもあきらめずに攻撃したが集団に吸収される。そのまま集団スプリントとなりstage1を制したオランダのWWVチームのKOOU Olavが圧勝した。スプリンターのいない日本チームは集団スプリントでは厳しく大河内の15位が最上位であった。昨日好走したJAPAN CYCLING ACADEMYの川野がこの日も集団スプリントで5位に入り存在感を示した。

Stage1、2と調子の悪かった北宅も動きが良くなりチーム全体の連携もステージを重ねるごとに良くなってきている。山岳ジャージは同ポイントながら奪われてしまったが、stage5の3級山岳ポイントではチャレンジして奪還を狙う。Stage4は登り区間がほとんどないスプリンター向きのコースであるが、山田の個人総合を守りながら逃げによるステージ優勝を狙っていく。

Stage3 結果
1 KOOU Olav (WILLEBRORD WIL VOORUIT)    3時間00分28秒
2 KURITS JOONAS (フィンランドナショナルチーム※国籍はエストニアの選手)同タイム
3 SLAMZHANOV Orken(カザフスタン)          同タイム
15大河内将泰(日本)同タイム
16川崎三織(日本) 同タイム
21山田拓海(日本) 同タイム
29 湯浅博貴(日本) 同タイム
44津田悠義(日本) 同タイム
78北宅柊麻(日本) 同タイム

Stage3 個人総合
1 BOURGOYNE Lucas(アメリカ)        7時間29分44秒
2 KRUNSEN Jeite(WWV)            4秒差
3 MCNEIL Aldan (ARAPAHOE HINCAPIE PB BMC RACING)6秒差
5山田拓海(日本) 10秒差
11大河内将泰(日本)49秒差
13川崎三織(日本) 同タイム
18 湯浅博貴(日本) 同タイム
25津田悠義(日本) 1分9秒差
70北宅柊麻(日本) 13分27秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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2019 UCI マウンテンバイク世界選手権

9月 1st, 2019

1 日時 令和元年8月26日ー9月1日
2 会場 カナダ ケベック州 モンサンタン

大会最終日はDHI男子ジュニアと男子エリートが開催された。
朝は9度とこちらに来て一番冷え込んでいたが空からは太陽が燦燦と輝き快晴の気持ちいい朝となった。
ドライコンディションの中男子ジュニアの秋元は1時間の試走の中で1本の試走の予定を調子が良く2本に追加してイメージを固めた。
ゴンドラの不調から決勝タイムは20分押した中でスタート。最初のチェックポイントも10番台で快調に飛ばした。しかしコース前半最高速の出るポイントでオーバースピードでジャンプの踏切りのタイミングが合わず激しくクラッシュ。頭と上半身を強打。そこでレースはDNFとなり救護室に緊急搬送された。日本から帯同している金井ドクター付き添いの元検査をして2時間後にテントに戻ってきた。ヘルメットも破損するほどのクラッシュでその時の記憶が無い状態だった。コースにも日に日に慣れて非常に残念な結果だったが、果敢に攻めた結果なので次回に期待したい。
予選を見事に突破した男子エリートの九島と井本は最後の試走も落ち着いてポイントをしっかりとチェックしながら終えた。
九島は前回のWCレンズハイデで手を負傷していたが、山本トレーナーの処置とテーピングで痛みも徐々に回復しレースを行う事が出来た。
痛みからくる恐怖心も決勝までに克服し攻めるポイントとマージンを取るポイントをうまくまとめてフィニッシュ。ゴール時は2位でホットシートに座るなど今までにない状況となったが、全ライダーがゴールして52位となった。
井本もハイペースでレースを進めたが途中オーバースピードでリズムを崩す場面もあったが、クラッシュはせずに耐えきって60位でゴールとなった。

XCO、DHI共に難コースであり、まだまだ日本チームにとって経験など不足分が目立つ結果となったが、チームとしては過去最高にまとまりを持てたチームでもあった。
ナショナルチームとして、そして個人として必要なものも具体的に出てきているのでそれぞれの立場で補っていけるようにしていたいと思う。

日本からのご声援ありがとうございました。

JCF 強化スタッフ
鈴木雷太


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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2019 Tour de DMZ Stage2

9月 1st, 2019

Stage2
Stage2はINJEからHWACHEONまでの113kmで争われた。40km過ぎの山岳賞のかかった登りまでは1km未満の登りが複数回続くアップダウンコースで、ここでカザフスタンらの数名の逃げが出来るが、個人総合リーダーを擁するオランダのWWVがコントロールして進む。山岳賞前に複数名の逃げが出来るが、山岳ポイント手前から津田、湯浅らが山岳リーダーの川崎を引き上げ逃げていた選手を全て吸収する。川崎はスプリントで2位通過して山岳リーダーをキープする。この登り区間で集団はいくつかに分かれたが、下り区間と平坦区間で多くの選手が集団復帰する。50kmあたりから津田がアメリカのWエースのBOURGOYNE LucasとMCLAIN Loganと3名で逃げる。30秒以上の差がついたがリーダーチームのWWVが全員でまとまり牽き続ける。力のある先頭の3名は全開でローテーションを回しタイム差をキープするがWWVも15km以上かけて危険な逃げを潰す。その後の緩やかな丘や平坦で個人総合に関係のない選手らが逃げるが、ゴールまで25kmの登り区間で津田のサポートを受けた山田が9名の逃げに入る。メイン集団のWWVは粘るがアシスト選手が力尽き、リーダー自らが集団を引っ張るが20秒から30秒差が詰められない。先頭集団の山田その後の登り区間でさらに攻撃をかけるが集団分断には至らない。そのまま先頭集団は逃げ切り、山田のステージ優勝に期待がかかったが7月のネイションズカップツールドラビティビでステージ2勝したBOURGOYNE Lucasが優勝した。山田は最初にスプリントを開始したが3名にまくられ4位となった。それでもこの逃げのおかげで山田を個人総合5位まで上げることが出来た。この日は津田を含む3名の逃げによりリーダーチームを苦しめたことで山田を含む決定的な先頭集団を作ることが出来た。
明日のstage3は130kmのコースで山岳賞のかかった登りがあるものの短く勾配もないため、日本チームはレース状況をうまく利用して逃げを作って山田の個人総合アップ、川崎の山岳ジャージのキープ、そしてステージ優勝を狙う。

Stage2 結果
1 BOURGOYNE Lucas  (アメリカ)        2時間36分4秒
2 KRUNSEN Jeite  (WWV)           同タイム
3 MCNEIL Aldan  (ARAPAHOE HINCAPIE PB BMC RACING)同タイム
4 山田拓海(日本)同タイム
16大河内将泰(日本)39秒差
33川崎三織(日本)同タイム
36津田悠義(日本)同タイム
51湯浅博貴  (日本)同タイム
78北宅柊麻(日本)10分1秒差

Stage2 個人総合
1 BOURGOYNE Lucas(アメリカ)        4時間29分16秒
2 KRUNSEN Jeite(WWV)            4秒差
3 MCNEIL Aldan (ARAPAHOE HINCAPIE PB BMC RACING)6秒差
4 山田拓海(日本)10秒差
10大河内将泰(日本)49秒差
15川崎三織(日本) 同タイム
22湯浅博貴  (日本) 同タイム
25津田悠義(日本) 同タイム
78北宅柊麻(日本) 13分27秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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2019 UCI マウンテンバイク世界選手権

8月 31st, 2019

1 日時 令和元年8月26日ー9月1日
2 会場 カナダ ケベック州 モンサンタン
今日は午前にXCO女子U23で松本璃奈、午後に男子エリート山本幸平のレースが行われた。
こちらに来て一番気温が低く朝は12度ほどで風も強く吹いていた。
女子U23はSL+5周のレース。松本は今年WCCでトレーニングも積み実績も重ねてきているの中で初めての世界選手権であった。試走でAライン(難易度大)の克服に時間がかかっていたが昨年よりも大幅にスキル的にも成長をしていたが、前日にジャンプでミスをして落車。腹筋を痛めた状態でのスタートとなった。SLは28位で通過して本ループに入っていった。同じグループの中では、ゲレンデ登りなど走力では前に出れるものの、森の中のセクションで追いつかれるを繰り返しペースを上げられないで苦しんだ。結局そのまま36位でゴールとなった。
男子エリートはSL+7周のレース。山本は4列目からスタートしていった。SLでの混乱でブレーキレバーが選手と当たって曲がるトラブルがあったが、その後は終始集団で走行。中盤以降集団も少し小さくなりだし、45位集団にくっついたり離れたりしながら走る。途中40番前後の集団までも上がったりもしたが、目まぐるしく変わる順位の中最後は47位でゴールとなった。
明日は最終日となり、DHIライダーも小さなけがはあるものの調子は良いのでしっかりと攻めていきたい。

明日(9月1日)の予定
DHI 男子ジュニア
10:24 秋元拓海

男子エリート
14:06 九島勇気
14:17 井本はじめ
(現地時間)


JCF強化スタッフ
鈴木雷太

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UCI JUNIOR NATIONS CUP 2019 Tour de DMZ Stage1

8月 31st, 2019

8月30日から韓国と北朝鮮の国境付近で開催される韓国ジュニアネイションズカップTour de DMZがスタートした。今年はアメリカ、カザフスタンなどの強豪ナショナルチームのほかアジアの多くのナショナルチーム、直近のヨーロッパの1クラスで個人総合上位に複数名入れたオランダクラブチームWILLEBRORD WIL VOORUIT(WWV)、アメリカやオーストラリアのクラブチーム、韓国の高校チームなど計21チーム120名がスタートした。日本ナショナルチームは津田悠義、山田拓海、北宅柊麻、川崎三織、大河内将泰、湯浅博貴の6選手で挑む。今回ナショナルチームはスプリンターがいないため、逃げによる各ステージ優勝と個人総合上位を狙う。日本からはナショナルチームのほかに神奈川、京都、福岡、熊本の高校生選手によるチームJAPAN CYCLING ACADEMYが参戦する。

Stage1は北朝鮮との国境のGOSEONGをスタートしてレース中盤に3.5kmの2級山岳の登りをこなしてINJEでゴールする79kmで争われた。登りは勾配がキツいところは少なく集団が大きく分断されるほどではないが、日本チームはこの登り区間で動き、集団を小さくしてからの勝負を目指した。ニュートラル区間で湯浅が落車し、ニュートラル解除直後の集団でアタック合戦が始まる中で津田がパンクする。トラブルが続いたがなんとか集団復帰しこの日の勝負所の登りに入る。登り区間前に優勝候補のオランダWWVのKROON Jolisが逃げ30秒弱の差をつける。集団では細かなアタックが繰り返され、3.5kmの登り区間の中盤から集団は小さくなる。ペースを上げた集団がKROON Jolisを吸収し、7月のネイションズカップツールドラビティビでステージ2勝をしたアメリカナショナルチームのBOURGOYNE Lucasのアタックに川崎ら3名が反応し、山頂前に川崎が抜け出し1位通過して山岳ジャージを手に入れる。その後の下りで小さくなった集団がいくつか合流し30名ほどの集団となる。日本ナショナルチームからは川崎、山田、湯浅、大河内、津田の5名が残り、大会NO.1スプリンターを擁するオランダWWVチームとローテーションを回して後続を引き離す。このステージはそのまま30名強での集団スプリントとなりWWVのエーススプリンターKOOU Olavが制した。日本チームは大河内の6位が最上位であった。
明日のstage2は長い登りはないものの前半からアップダウンが続くコースで、日本チームは少人数で逃げてステージ優勝を狙う。

Stage1 結果
1 KOOU Olav(WILLEBRORD WIL VOORUIT) 2時間5分37秒
6 大河内将泰(日本)同タイム
11 湯浅博貴 (日本)同タイム
12 山田拓海(日本)同タイム
15 川崎三織(日本)同タイム
17 津田悠義(日本)同タイム※パンクからの復帰の際のレギュレーション違反で+20秒のペナルティを受ける
67 北宅柊麻(日本)3分16秒差

JCF強化コーチ 柿木孝之

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2019 UCI マウンテンバイク世界選手権

8月 30th, 2019

1 日時 令和元年8月26日ー9月1日
2 会場 カナダ ケベック州 モンサンタン

快晴の朝であったが、DHI男子ジュニア予選が始まる前から予報通り雨が降り出した。初参加の秋元と共にゴンドラで山頂に行ったときには濃霧で視界10mほど。日曜の決勝も考えて無理をしないようにと話をしてスタート。滑りやすい路面でもあったが無事に走り切り33位。男子エリートもマディな状況は変わらない中、朝の試走でコースチェックをしてからスタート。試走の落車による怪我も少なからずある状況ではあったが、WCとW杯合わせて2年ぶりの予選通過となり、九島62位、井本66位となり共に日曜日の決勝につながるレースとなった。
午後はXCO 男子U23がSL+6周で行われた。昼頃から雨も上がり風も空気も完走してきていたが、森の中はツルツルの状況は変わらずスタートの重要性がより高まった。竹内、平林はほぼ4列目右側、村上は最後尾からのスタート。平林は右ラインの大外から前に上がり32位で本周回へ。40位ほどまでは集団で続いており、ワンミスが命取りでもあるが、ワンチャンスで一気に上がれるチャンスでもある。いい流れの集団ではあったが、2周目後半でリヤタイヤを岩にヒットしスローパンクさせてしまいピットで交換。3周目前半では追い上げたもののペースを上げられず逆に失速してしまい55位となった。
竹内はスタート後はいいポジションであったが、1周目で失速してしまったが2周目に入り安定したペースを取り戻し集団で走行。SLから徐々に追い上げてラップタイムも右肩上がりではあったが、59位の80%ルールで終えた。
村上は最後尾スタートでハンディのある中粘りに粘ってレースを続けた。今日のテーマである集団走行はちゃんと出来ていたが、最初の渋滞で時間を使いすぎてその差を埋められないまま53位で終えた。

難しいコンディションであり各自1回づつパンクもしてしまったが、それらもすべて実力であるのは事実。各自どのようにしていくか、日本と海外のコースの違い、環境の違いを踏まえてこれからの活動の糧にしていきたい。

明日(8月31日)の予定

10:00~ XCO 女子U23 松本璃奈
14:45~ XCO 男子エリート 山本幸平

JCF強化スタッフ 鈴木雷太




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2019全日本トラック エントリー開始

8月 29th, 2019

大会名:第88回全日本自転車競技選手権大会トラック・レース
開催日:2019/09/14 〜 2019/09/16
開催地:静岡県・伊豆市 日本競輪選手養成所 JKA250
エントリー期間:8/29(木)17:00~ 9/3(火)24:00
エントリーサイトURL:https://entry.jcf-system.jp/entry/tournament_select.html

第88回全日本自転車競技選手権大会トラック・レースのエントリーが開始されました。本大会からジュニア部門も新設されます。

なお、会場は日本競輪選手養成所
JKA250での開催で事前に許可された車輌・関係者のみの入場となり一般観戦は不可。インターネットによるライブ中継を予定しております。
大会開幕が迫る中での情報公開他ご不便をおかけますことをチーム関係者・観戦者の皆様にお詫びいたします。大会開催へ向けご理解のほどよろしくお願い致します。

大会要項等、大会情報はこちらをご参照ください
2019全日本選手権トラック

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2019 UCI マウンテンバイク世界選手権

8月 29th, 2019

1 日時 令和元年8月26日ー9月1日
2 会場 カナダ ケベック州 モンサンタン

前夜は雨が断続的に降りコース状況が心配であったが、朝から快晴で風もあり午前中の試走時間でコースは乾いてきた。女子ジュニアが始まる頃には森の中の岩等は泥が乗って滑りやすい状況ではあったが、ドロドロの最悪の条件は避けられた。女子ジュニアには小林あか里がエントリーしており、SL+4周で行われた。最初のSLは24位とまずまずの位置で通過して、1周目は森のロックセクションなどの渋滞にはまりつつ走る。しかし集団の中でスルスルと16位まで順位を上げる。2周目のラップは9位で走る好走を見せた。3周目は集団を抜け出し14位まで上げたところのロックセクションでクラッシュしてしまい、また元の手段の後ろまで下がってしまった。ラストラップはイギリスの選手とバトルしてゴールスプリントで敗れて16位となった。昨年の17位を一つ上回る結果となったが、内容的には今年は集団での争いの中での結果で成長を感じられる結果と内容になった。
男子ジュニアはSL+5周。松本一成、山口創平、中島渉の3名のエントリー。松本と中島は左側、山口は右側からのスタートとなった。松本はスタート直後は13位といいポジションでレースはスタートしたが、昨日夜から咳が出てしまっていて思うようにペースを上げられないでいた。2周目以降は走りながら咳き込む場面も見られる状況でドクターとも話をし‐2Lapの59位。山口はスタートの混乱で出遅れてしまったが、徐々にペースアップしていく。60位ほどから順位を上げていったが、44位から80%ルールに引っかかってしまい、-1Lapの48位で終えた。中島は体のコンディションもよく走れていたが、前輪をロックセクションでバーストさせてしまった。フィードで交換を行ったが、パンク地点からテックエリアまでの距離があり~3Lapの63位となった。

明日(8月30日)の予定
11:15~ DHIジュニア予選(秋元拓海 11:45)
12:30~ DHIエリート予選 (13:04 九島勇気、13:11 井本はじめ)
15:30~ XCO U23


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2019 UCI マウンテンバイク世界選手権

8月 28th, 2019

1 日時 令和元年8月26日ー9月1日
2 会場 カナダ ケベック州 モンサンタン

今年はモンサンタンでの開催。今年から電動アシストマウンテンバイク(E- MTB)も世界選手権加わり、スケジュールが一日前倒しになった。25日に成田を出発しモントリオールからレンタカーに分乗して宿舎には23時ごろ到着した。過去に世界選手権とワールドカップを多く開催しており、コースは木の根と人工セクションが毎年進化している滑りやすく縦の動きも多い日本にはないコース。
28日はXCR(チームリレー)からレーススケジュールが始まった。日本は山本幸平、小林あか里、平林安里、松本一成、松本璃奈でエントリー。20か国がスタートする中で、日本はエース山本からスタート。各国エース級、サブエースが揃っている中13位で小林あか里にタッチ。2走目は女子が小林だけの中、各国に抜かれてしまったがしっかりと追い込んで走り20位で平林に。スタートから攻めまくり17位までジャンプアップして、4走目の松本一成にタッチ。松本一成も女子選手を抜いてきて12位でアンカー松本璃奈にタッチ。アンカーとして粘った走りをして16位でゴールする事が出来た。
昨年は19位であったが今回はタイム差も少なくなりいい内容であった。アジア選手権の結果を踏まえ、リレーの順番も大幅に変更したのもよかったのと、選手の平均点が重要になるこの競技において、日本チームも平均点が上がってきたことが明日からのレースにおいて期待を持て次からのレースを進めていきたい。

明日の競技
13時~ 女子ジュニア SL+4周
15時~ 男子ジュニア SL+5周
(現地時間)

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