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Tour de l’Abitibi レースレポート

7月 24th, 2025

前回のEU遠征の経験から学び、選手は持参する予備パーツや遠征に必要な物の選定も適切に行ってきた印象。小さなことであるが、レースに臨む上でとても重要なことなのでしっかり準備できていたことや事前の呼び掛けがしっかりできていたのは良かった。長時間の移動そのものや、時差ぼけへの順応も少し落ち着いている印象を感じた。





レースにおいては、Stage-1は事前の下調べでフランスがかなり強いメンバー(1軍)で臨んできていることは把握していたが、実際には想定を超えて圧倒的にフランスの強さが際立つ展開であった。激しい展開の中、開幕早々にタイム差なしでゴールできた選手がおおよそ半数まで絞られた中、4人出走の日本が集団に3名を残せたことは大きな収穫であった。また同時に、井上が周回コース内のチェーントラブルにより遅れを取ってしまったことは非常に悔やまれた。防げない要因半分の防げる要因半分で起きたことだと思うので、この辺りは経験の不足であったと認識する。




Photo:Jonathan Levert
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Stage-2は大きな番狂せが発生したステージであった。フランスの圧倒的チーム力(USも日本も4人の選手しか居なかったため)を誇るため、レースはフランスがどう判断し動くかで大きく依存するのだが、序盤に決まった逃げが終盤まで逃げる展開となりここに桑原が乗った。逃げにも2名のフランスが居たが後ろの集団にもエース格の選手は居たため、途中フランスの集団牽引により、振り出しに戻ろそうとする動きがあったものの想定より逃げのスピードが速く、捕まえられないと判断したフランスは前の2人で総合争いを掛ける方向に切り替えたようであった。



Photo:Jonathan Levert
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ここはフランスの想定外だったと考えられる。大きなチャンスを掴みかけた桑原であったが、流石に大局での経験が少ないこともあり、考えられる最善の動きをすることはできなかった。しかしながら、1年目にしてここに加われたこと自体が非常に高く評価できる。他のメンバーも同様に桑原が乗った逃げを守るべく集団からの他チームの抜け出しを必ずフォローすることが出来ていた。このあたりは国内での活動が実ったと感じられた。




Photo:Jonathan Levert
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Stage-3のTTは日本チーム全員が25位以内に入る好走であった。総合上位に位置する桑原がタイムを落としたのは勿体なかったが、機材をもう少し考えられていればタイム差を埋めることが出来たはずなので、大きな改善点である。対し、6位に食い込んだ松村の走りは素晴らしいものであった。松村も同じく、機材で縮められる部分は多くあったので、非常に悔やまれる。TTスーツ、TTボトル、シューカバー、TTヘルメットを揃えていれば3位には食い込んだ可能性があったと推測される。




Stage-4はチームがしっかり機能を果たし、完璧な処理で集団ゴールした。最後はあと少しでトレインで先頭を取り、表彰台を狙えたが最後のコーナー手前でUSのトレインに入り込まれ、7,9,10位と上位ではあるが届かずに終わった。初めてトレインを組む試みをした状況下では素晴らしい出来であった。

 

Stage-5は最も難しいステージであり、それと同時に最もチャンスがあるステージであった。桑原を総合9位につける中、守備ではなく攻撃体制で臨むことはハイリスク、ハイリターンであるが成長過程にある我々チームとしてはチャレンジする以外選択肢はなかった。途中までは完璧なレース展開に持っていくことが出来たものの、結果的には桑原がレース中の強風によりコンタクトレンズを失うことによりレースが見えなくなってしまい残念な形となった。この影響により最後の局面では桑原自身もどのように動くのが最善であるかを考えられない状況下に陥り、無駄な動きで体力を消耗し最後は総合上位勢にタイム差を付けられゴールする形となってしまったのは改善点であった。一方で寺町、井上、松村の総合に対してのサポート体制はほぼ完璧に出来ており、素晴らしいものがあった。フランスは5人、US/カナダ/ケベック/XVFと各3人の動ける選手が揃っており、序盤の逃げに日本チームが乗せてしまうとメイン集団を対処できる選手が3名に(実質総合が掛かる桑原を使えないことを考えると2名)なってしまい中盤からの攻防劣ることから、序盤にうまくレースを操作して逃げメンバーを目で見てセレクションし、条件として逃げには総合に関係のないカナダ/USの選手を乗せること、KOMポイント獲得を狙うであろうフランスの15番を逃げに乗せること、またそれ以外の総合勢が乗った逃げは決めさせないことを設定した。ここでは日本が乗っていない逃げを敢えて容認させ、最もポイントを持っている15番を逃すことでKOMポイントを獲得し終わるまではフランスが容認し、KOMを取り終わる追い風〜横風区間でフランスの総合勢が圧倒的力でブリッジを図ってくる展開に仕向けて、4名を残したJAPAMチームで真っ向対応する作戦を狙った。現在のJAPANチームの実力と、数的不利を鑑みて尚且つ守りではなく攻撃をする(総合でジャンプアップをする)ことを前提に考えるとフランスの攻撃を利用して他国を置き去りにする他ない状況であった。この針に糸を通すが如く難しい作戦を途中までJAPANチームはやってのけた。




Photo:Jonathan Levert
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もちろん全てが完璧ではないものの理想に近い展開に持っていき、レース後半の40kmに向けて脚を貯めつつも対処した。最後は逃げを吸収後のKOM獲得からのそのまま勇敢な逃げを決めた井上は自身のKOMジャージの可能性も残し、先手を打ってチームを有利に運んだ。ここに追走するフランス/USの攻撃に乗っていければ総合のジャンプアップ及び井上のステージ優勝(総合勢が争っている最終局面で単独で抜け出す作戦)の可能性が見えてくるが、桑原の不運な要因でそれは叶わなかった。井上は自身が作った逃げの中で最善の走りをし、逃げに2名乗せていたフランスのチーム戦にやられながらもステージ3位の最善の結果でゴールした。リザルトだけを見ると窺い知れないが、内容は素晴らしいチーム力が背景にあり、圧倒的な数的不利、そして皆が1年目の選手の状況下で最大限を実行してみせた今大会チームとして最も評価できるレース運びであった。

 

Stage-6は周回コースを周るレイアウトで、最も大きい獲得標高を誇るコース設定であり集団が割れてタイム差がついてしまうことが警戒されたが、自らの意思選択で攻撃をし続けると決めた桑原はこのステージでもチャンスを狙った。他の選手も同様に全員攻めのフォーメーションで臨んだ結果、桑原のアタックを皮切りに発生した8名の逃げにフランス5名が乗るという圧巻の展開が生まれた。逃げに乗れた総合上位勢は桑原しかおらずこのまま集団は1分のタイム差をつけてゴールすれば総合3位へジャンプアップが出来る。ここに入った桑原はチャンスを掴んだかに思えたが、集団にはこれを捕まえたいUS/カナダ/ケベック/XVFチームが居る。




Photo:Jonathan Levert
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もちろん4チームはお互いに力を使いたくないとは考えているため巧妙なレースが続いた。残り1周を前にUS/カナダ/XVFの3チームが力を使い果たし、一気にタイム差が1分30秒以上に開き桑原に勝機が回ってきたかに思えたが、身を潜めていたケベック代表チームが残り1周に差し掛かるところから猛追を開始。同じタイミングでフランス5名から攻撃を警戒し、勇敢にも単独でアタックをした桑原だったが3名のフランス選手に対応され、最後は突き放されたが単独で4位でゴールを目指した。結局はこの2つが相まって総合は覆らないタイム差まで一気に縮められてレースは終わった。

 

Stage-7は6日目にして皆が疲労する中、風が強く難しい展開となった。フランスはバイクトラブルとパンクが相次いだことによりこの内数名が限界を迎え脱落、鉄壁のフランスが崩れる中で中盤に総合に関係のない選手が数名で抜け出す展開となり、またも桑原が逃げに乗る形となった。後方もしっかりとJAPANチームがフォローする形となり安定していた。




Photo:Jonathan Levert
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再度桑原に総合のジャンプアップの可能性が回ってきたが途中2名で抜け出していたシチュエーションでの中間スプリントを桑原が認識しておらず、ボーナスタイムの3秒を1名のニュージーランドの選手(総合には関係のない選手)に譲ってしまった結果2秒の獲得に留まり、最終的にはこの1秒に泣き、5位に1秒届かない総合6位でレースを終える形となった。最後は監督からの指示の匙加減に改善があったと感じており、経験不足だったと反省する。最終局面はステージ優勝を狙ってタイムを得るのか、固く守って堅実なところで総合ジャンプアップを目指すのかを選手、監督共に判断出来ていなかった感覚があり、最後は多くを得ようとせずに思い切った舵切りが必要だったと感じた。




Photo:Jonathan Levert
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最終的には桑原[GC6th(15pt),St-4th(3pt),], 井上[St-3th(4pt),], 松村[GC15th(6pt),St-6th(1pt),]で合計29ptの多くのネイションズポイントを獲得することが出来た。
総じて、素晴らしい結果であった。


日本はネイションズカップランキングも大きく順位を上げて、19位につける。
次に影響があるのレースはスロバキアとハンガリーで行われるネイションズカップ。何もステージレースであるが、日本は参加できない。最終的に日本のネイションズカップランキングは何位に収まるかは他の国の獲得次第になる。

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2025 トラック ジュニア世界選手権大会 派遣選手団

7月 23rd, 2025

オランダにて2025 トラック ジュニア 世界選手権大会が8月20日より開幕します。
大会へは選手9名を派遣を致します。日本チームへのご声援をよろしくお願いします。

派遣期間:派遣期間:2025年 8月 15日(金) ~ 8月 26日(火)
開催場所:オランダ・アーペルドールン

派遣選手団

<選手>
久貝 一心 (沖縄県立北中城高等学校)
中村 孔翼 (千葉経済大学付属高等学校)
清水 快晟 (岐阜第一高等学校)
村瀬 琶音 (岡山県立水島工業高等学校)
吉田 奏太 (鳥取県立倉吉西高等学校)
松田 奏太朗(松山学院高等学校)
中谷 友紀 (奈良県立奈良北高等学校)
西原 夕華 (京都府立北桑田高等学校)
白井 愛美 (広島市立広島工業高等学校)

 

<スタッフ>
上野 みなみ コーチ
加藤 功也  メカニック
穂積 昂佑  スタッフ

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2025-2026シーズンJCF シクロクロスシリーズ 公認大会 主催者募集要項の発表について

7月 22nd, 2025
「2025-2026シーズンJCF シクロクロスシリーズ 公認大会 主催者募集要項の発表について」
2025-2026JCF シクロクロスシリーズ 公認大会主催者募集要項の発表についてお知らせいたします。
※募集の開始が遅くなりましたことをお詫びいたします。また募集期間につきましては本日7月22日(火)~8月3日(日)となっておりますので申込みに遅れが無いようにお願いいたします。
 
 
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第 38 回全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク速報 (クロスカントリ・オリンピック)

7月 20th, 2025

第38回全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク クロスカントリ・オリンピック競技が、
7月19日(土)と20日(日)に兵庫県たつの市の菖蒲谷森林公園たつの市政施行20周年記念特設会場にて開催されました。

大会結果
クロスカントリ・オリンピック競技

 

 

男子エリート
1 沢田 時  宇都宮ブリッツェン
2 北林 力  Massi Development Team
3 竹内 遼  MERIDA BIKING TEAM

79名が出走した男子エリートはシリーズ戦で上位入賞常連選手たちが連なって、スタートループが展開した。その後、前日のXCCでもトップ争いをした沢田 時 (宇都宮ブリッツェン)と北林 力 (Massi development team)が抜け出した。この2人のトップ争いによってハイペースなレースとなり80%ルールによってレースから除外される選手が1周目から発生した。それぞれの得意分野で差が縮んだり広がったりするが、登坂能力で上回る沢田は差を徐々に広げファイナルラップ突入時に差を50秒まで広げ、2年連続3度目の日本一に輝いた。2位には北林、3位は竹内 遼 (MERIDA BIKING TEAM)となった。

 

女子エリート
1 川口 うらら TEAM TATSUNO
2 石田 唯   TRKWorks
3 末政 実緒  SANTA CRUZ

川口 うらら (Team TATSUNO)がリードし 石田 唯 (TRKWorks)がピッタリとマークする形でレースが展開。序盤石田が前に出るが、再び川口が前に出てからは、差が徐々に広がり、最終的には4分近いリードを保ってフィニッシュ。川口はエリートカテゴリの優勝となった。2位には石田、3位には先日DHIのチャンピオンに返り咲いた末政 実緒 (SANTA CRUZ)が入った。
また、同時出走、同一周回で争われたU23カテゴリは日吉 愛華 (中京大学/Teamまるいち)が全体の3番目を走行、北津留 千羽 (Q-MAX)に2分42秒の差をつけU23カテゴリ1年目でチャンピオンに輝いた。2位には北津留、3位には大蔵 こころ (AX MTB team elite)が入った。

 

男子U23
1 副島 達海 TRKWorks
2 高橋 翔  SPEED of sound
3 古江 昂太 FUKAYA RACING

高橋 翔(SPEED of sound)と副島 達海 (TRK Works)のマッチアップの形でレースが展開する。中盤以降登坂のパワーで副島が高橋を引き離し、その後は差が広がる一方だった。4年間のU23時代の選手権を4連覇を果たした。2位には高橋、3位には古江 昂太 (FUKAYA RACING)が入った。

 

女子U23
1日吉  愛華  中京大学/Teamまるいち
2北都留  千羽 Q-MAX
3 大蔵 こころ AX MTB team elite

男子ジュニア
1 野嵜 然新  RACING TORQUE
2 松山 海司  Sonic Racing
3 中山道 侑毅 FUKAYA RACING

野嵜 然新 (RACING TORQUE)がスタートループから独走状態となり、3分前に時差発走したU23の選手たちを次々に抜き去る快走を見せた。前日XCCでチャンピオンになった松山 海司 (Sonic Racing)が必死に追うが差は詰まることなく野嵜は余裕を持ってフィニッシュ。2年間のジュニア時代を連覇した。2位には松山、3位には中仙道 侑毅 (FUKAYA RACING)が入った。

 

女子ジュニア
1 石川 七海  MOPS
2 寺本 彩玖子 and more

男子ユース
1 北津留 新羽 Q-MAX
2 郷津 輝   Dream Seeker Jr. Racing Team
3 横田 壮一郎 Fine Nova LAB

女子ユース
1 有松 鈴々菜 Q-MAX
2 日吉 彩華  Asian Union TCS Racing Team
3 小林 碧   AX MTB team

男子マスターズ 35+
1 岡本 紘幸 NESTO FACTORY RACING
2 小野寺 健
3 皿谷 宏人 マウンテン☆ポテト

男子マスターズ 40+
1 山本 和弘 CANNONDALE
2 大賀 道博 615 六甲朝練/輪心わごころ
3 塚本 仁志  

男子マスターズ 50+
1 吉本 健太郎 チーム鳴木屋
2 大原 満   Aisan Cycling Club
3 倉淵 隆司  ライドファクトリー

男子マスターズ 60+
1 酒井 良和 マウンテン☆ポテト
2 増田 謙一 acu-power Racing Team
3 澤田 泰征 VOLCAオードビーBOMA

女子マスターズ
1 寺本 麻衣  and more
2 中川 左裕里 SOHAYA RACING
2 小林 真澄  Team Soleil悠

 

テクニカルデータ
XCO コース長 3.5km
最高地点 465m 最低地点 374m 標高差 91m

■ 主催 公益財団法人日本自転車競技連盟
■ 主管 龍野マウンテンバイク協会
■ 後援 公益財団法人JKA、一般社団法人MTBリーグ、たつの市、たつの市教育委員会他
■ 協賛 イオン株式会社、株式会社パールイズミ、株式会社オージーケーカブト、サイクラーズ株式会社、シマノセールス株式会社、株式会社ダイセル、ナガセケムテックス株式会社 (順不同)
■ 開催日:2025/7/19&20
■ 開催地:兵庫県たつの市の菖蒲谷森林公園たつの市政施行20周年記念特設会場
■ カテゴリー:MTB XCO

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第 38 回全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク速報 (クロスカントリー・ショートトラック)

7月 19th, 2025

第38回全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク クロスカントリ・ショートトラック競技が、
7月19日(土)に兵庫県たつの市の菖蒲谷森林公園たつの市政施行20周年記念特設会場にて開催されました。

競技日1日目となる19日はクロスカントリ・ショートトラックの各カテゴリとクロスカントリ・オリンピックの男子ユースと男子マスターズの競技を開催、各年代別の全日本チャンピオンが誕生した。

 

大会結果
クロスカントリー・ショートトラック競技

男子エリート
1 沢田 時  宇都宮ブリッツェン
2 北林 力  Massi Development Team
3 平林 安里 TEAM SCOTT TERRA SYSTEM

高橋 翔(SPEED of sound)がスタート直後から先頭で展開。それをディフェンディングチャンピオンの沢田 時(宇都宮ブリッツェン)、北林 力(Massi Development Team)、竹内 遼(MERIDA BIKING TEAM)、平林 安里(TEAM SCOTT TERRA SYSTEM)がぴおったりとマークしてレースが進んだ。中盤、ホームストレートで沢田が高橋を追い越し先頭に なったのを皮切りに先頭争いが激しくなり毎周回トップが入れ替わるが、最終回突入時に沢田がアタック。それに北林が続いた。スプリントフィニッシュになるかと思われたが、ホームストレートで沢田が北林を引きちぎり、昨年に引き続き2年連続4回目のクロスカントリ・ショートトラックのチャンピオンに輝いた。

女子エリート
1 川口 うらら TEAM TATSUNO
2 石田 唯   TRKWorks
3 末政 実緒  SANTA CRUZ

川口 うらら (TEAM TATSUNO)が積極的に前に出てレースをリード、それに食らう付くように石田 唯 (TRKWorks)が続いた。途中川口がペースを落としたタイミングで差が一気に詰まったが再び差が広がりはじめ、一度も先頭を譲ることなく川口が3年連続4回目のチャンピオンになった。

男子ジュニア
1 松山 海司  Sonic Racing
2 野嵜 然新  RACING TORQUE
3 中山道 侑毅 FUKAYA RACING

女子ジュニア
1 寺本 彩玖子 and more

男子マスターズ 35+
1 岡本 紘幸 NESTO FACTORY RACING
2 皿谷 宏人 マウンテン☆ポテト
3 島田 真琴 ペダル

30代〜60代が一斉にスタートした男子マスターズは、昨年最後尾からスタートも総合で1位フィニッシュした山本 和弘 (CANNONDALE)がスタートループ先頭でコントロールラインを通過、それを岡本 紘幸 (NESTO FACTORY RACING)がピッタリとマークしてレースが展開する。岡本が先頭を奪うと山本はミスにより後退、皿谷 宏人 (マウンテン☆ポテト)が2位となり先頭を追う。岡本はその後先頭を譲ることなく総合トップでフィニッシュ。2位争いは皿貝と最後尾スタートの小野寺 健とのスプリント勝負となり小野寺が先着した。

男子マスターズ 40+
1 大賀 道博  615 六甲朝練/輪心わごころ
2 古郡 今日史 minzuuBike
3 和田 良平  Team RingoRoad

男子マスターズ 50+
1 國井 豊  AX MTB team
2 坂本 泰崇 CLICK八幡
3 山﨑 武司 ライドファクトリー

女子マスターズ
1 北島 優子 パワースポーツ SICK
2 広瀬 由紀 Bonne Chance ACA

男子ユース
1 横山 拓生 高知CTC
2 今泉 蒼人 Q-SHU UNION CJ UNIT
3 田中 遼介 Sonic Racing

女子ユース
1 小林 碧   AX MTB team
2 原 みらい 白馬マウンテンバイククラブ
3 藤森 美空 Dream Seeker Jr. Racing Team

 

テクニカルデータ
XCCコース長 700m
最高地点 390m 最低地点 372m 標高差 18m

■ 主催 公益財団法人日本自転車競技連盟
■ 主管 龍野マウンテンバイク協会
■ 後援 公益財団法人JKA、一般社団法人MTBリーグ、たつの市、たつの市教育委員会他
■ 協賛 イオン株式会社、株式会社パールイズミ、株式会社オージーケーカブト、サイクラーズ株式会社、シマノセールス株式会社、株式会社ダイセル、ナガセケムテックス株式会社 (順不同)
■ 開催日:2025/7/19
■ 開催地:兵庫県たつの市の菖蒲谷森林公園たつの市政施行20周年記念特設会場
■ カテゴリー:MTB XCC

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JCF 熱中症対策ガイドライン

7月 14th, 2025

気候の変化に伴い、大会に限らず、暑熱環境下で競技する機会が増えています。本連盟に登録する選手、審判
員、チーム関係者および大会運営等自転車競技が実施される場に関わる全ての人の命を守り、安全な競技環境を
整えることを目的に『JCF 熱中症予防ガイドライン』を策定します。
本ガイドラインは屋内-屋外で実施される自転車競技大会における本連盟主催大会はこのガイドラインを遵守さ
れること、また主催大会以外の記録会、合宿、練習等においても、選手等の安全を確保する観点から本ガイドライン
を準用されることを望みます。

以下のリンクより内容をご確認下さい。

JCF 熱中症対策ガイドライン

日本自転車競技連盟 医事委員会

 

 

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第94回全日本自転車競技選手権大会トラックレース大会要項公開のお知らせ

7月 11th, 2025

第94回全日本自転車競技選手権大会トラックレース大会要項を公開しました。

下記の大会イベントカレンダーより確認ください。

全日本自転車競技選手権大会-トラック

全日本選手権自転車競技大会-トラック・パラサイクリング

※エントリー期間:7月14日(月)13:00~8月4日(月)23時59分

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UCI Trials World Cup R1 結果  

7月 10th, 2025

大会名:2025 UCI Trials World Cup R1-Valbrise
開催日:2025年7月4日(金)~6日(日)
開催地:ヴァルビルス(スイス)

スイスのヴァルビルスで開催されたUCI Trials ワールドカップ第1戦。日本からは10代の3選手が参戦。横田宏太郎と山下虎威(トライ)は男子エリート20に、市川琉那(ルナ)は女子エリートに出場。3選手とも昨年アブダビで開催された世界選手権には出場(男子2名はジュニアで出場)しているが、ワールドカップには全員が初挑戦となる。ちなみに、日本選手のワールドカップ出場は2022年5月のスペイン・Vic大会に土屋凌我が出場して以来3年ぶりとなる。
ワールドカップは男女ともエリートカテゴリーのみとなっているが、16歳以上の統合カテゴリー(U16最終年+ジュニア+エリート)となっており、今年の男子ジュニア20日本選手権者である山下虎威もエリートでの出場となっている。
ワールドカップの男子エリート20/26は、各々3~4グループに分かれて初日に1/4決勝が行われ、その上位選手が翌日の1/2決勝へと進む。ただし、男子エリートは最新UCIランキングTop10の選手がシードされて1/2決勝から登場する。女子エリートは全員が大会2日目の1/2決勝から登場となる。
そして、男子エリート20/26および女子エリートの1/2決勝上位6名だけが、最終日に行われる決勝に進むことができる。

今大会の男子エリート20には67名が出場。大会初日はTop10の9名を除く58名によって、A,B,C,Dの4グループに分かれての1/4決勝が行われた。各グループの上位3名は順位通過(Q:Qualifying)が決まり、残りはポイント順に4名が追加進出(LL:Lucky Loser)となり、1/4決勝からは計16名が翌日の1/2決勝へと進む。(1/2決勝は25名で行われることが決まっているためTop10選手が何名出場するかによって1/4決勝から勝ち抜ける人数も変わる)

横田宏太郎と山下虎威は1/4決勝(5セクション2ラップ)のDグループに登場。横田宏太郎は350ポイントでDグループ6位(1/4決勝17位)、山下虎威は320ポイントでDグループ7位(1/4決勝20位)となり、惜しくも1/2決勝進出はならなかった。ちなみに、全グループでみた順位通過ラインは350ポイント以上、追加進出ラインは360ポイント以上となっていた。

市川琉那が出場した女子エリートは、上位6名で行われる決勝進出をかけて全29名による1/2決勝(5セクション2ラップ)が行われた。市川琉那は2ラップ目に第1セクションで最高の60ポイント(いわゆるクリーン)を出すなど素晴らしい走りで9位という結果を残した。今シーズンはフランスとベルギーを拠点として活動予定の市川琉那は、そのままヨーロッパに残って8/1-3にポーランドで開催されるWorld Cup R2-Krynicaにもエントリーを予定している。今後のさらなる飛躍に期待したい。

男子エリート20最終結果(出場67名)
26位 横田 宏太郎(倉敷芸術科学大学)
29位 山下 虎威(千原台高等学校)


女子エリート最終結果(出場29名)
9位 市川 琉那



最終リザルト(1/4決勝・1/2決勝・決勝)

 

最終日には5セクション1ラップの決勝が行なわれ、UCI公式YouTubeによるライブ配信もされた。終了後も配信済み動画として公開されているのでご覧いただきたい。(各決勝とも2分×6名×5セクションで約1時間)

UCI公式YouTube動画

女子エリート決勝

男子エリート26決勝

男子エリート20決勝


2025 UCI Trials World Cup 大会情報:

https://www.uci.org/competition-hub/2025-uci-trials-world-cup/3TXN59280n7n6KMivG0B9t?tab=overview

詳細情報(R1 RACE HUB):
https://www.uci.org/race-hub/2025-uci-trials-world-cup-valbirse-sui/4LuYGBPXgGbMUoO4ruDsEW?tab=round-one-valbirse0

第1セクション


第5セクション

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【エントリーリスト公開】第38回全日本自転車競技選手権大会 ー マウンテンバイク(クロスカントリ・オリンピック/クロスカントリ・ショートトラック))

7月 9th, 2025

表記大会のエントリーリストを公開いたします。
下記大会カレンダーページにて、自身のエントリーがお間違えないかご確認ください。

【エントリーリストはこちら】

2026年 UCIコンチネンタルチーム登録申請のご案内

7月 8th, 2025

2026シーズンにUCIコンチネンタルチームとしての登録を希望されるチームの皆様へ、登録申請に関するご案内をいたします。
本申請にあたっては、2026 UCI コンチネンタル・チームおよひ? UCI 女子コンチネンタル・チーム登録基準をご確認のうえ、提出期限までに申請書類をご提出ください。

■登録基準


■ 提出書類

■ 提出期限
2025年8月25日(月)

■ 提出先
gyomu2@jcf.or.jp(日本自転車競技連盟 業務部宛)

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