2025年6月29日(日)、京都府南丹市美山町にて2025全日本自転車競技選手権大会ジュニアロードレースを開催。本大会は女子ジュニア+女子U17、男子U17+男子U15、男子ジュニアと、合計5つカテゴリを3レースに分けての開催となった。
1周回10.3kmのコースは後半にある九鬼ヶ坂が勝負どころとなるが、頂上からコントロールライン/フィニッシュ地点までの約2.5kmが下り坂および平坦区間であること、またコントロールラインより先も平坦区間が2km近く続くため、集団から抜け出すためには勝負どころ以降も踏み続ける必要があるコースレイアウトとなっている。
・女子ジュニア+女子U17
本大会最初のレースとなった女子ジュニア+女子U17は10.3kmのコースを3周回する30.9kmのレースとして開催。
2カテゴリ合計で19名の選手が8時00分にスタートを切ると、1周回目からアタックがかかるものの決定的な動きとはならず、集団の人数を減らす展開に。
最終周回である3周回目に入る時点で集団の人数は8名にまで絞り込まれ、うち女子U17の選手は1名のみとなる。
最終周回でも決定的な動きがないまま小集団スプリントとなり、西原夕華(北桑田高校)が女子ジュニアカテゴリ優勝を飾った。
女子U17は最後まで集団に残り、カテゴリ唯一の完走となった綱嶋凛々音(北桑田高校)が優勝となった。
・男子U17+男子U15
女子のレースに続いての開催となった男子U17+男子U15は10.3kmのコースを5周回する51.5kmのレースとして開催。
2カテゴリ合計で92名の選手が9時30分にスタートを切ると、数名の選手がそれぞれ抜け出す場面があったものの、決定的な動きまでには至らず最終周回を迎える。
最終周回に入ると、ここまで何度もアタックしていた田中颯(北桑田高校)が再びアタック、独走に持ち込む。
田中は勢いそのままに独走でフィニッシュ地点に姿を見せ、男子U17カテゴリ優勝を飾った。
男子U15は男子U17の集団に最後まで残った4名でのスプリントとなり、最先着となった茂木陽向(#1-PRIMERA-)が優勝となった。
・男子ジュニア
本大会最終レースとなった男子ジュニアは10.3kmのコースを8周回する82.4kmのレースとして開催。
113名の選手が10時40分にスタートを切ると、序盤からアタックがかかり続け、一時は20名ほどの先頭集団が形成されるものの後続集団も追いつき、集団は50名程度まで絞り込まれる。
4周回目から6周回目にかけてアタックとブリッジの動きにより15名の先頭集団が形成されると、7周回目には松村拓弥(群馬工業高等専門学校)のアタックをきっかけに先頭は松村と成田光志(学校法人石川高等学校)の2名に。
成田は最終周回にアタックを仕掛けて独走状態に持ち込むと、そのまま独走で優勝。成田がシクロクロスに続き、ロードレースでもジュニアカテゴリでの全日本タイトルを手にする形となった。
・リザルト
女子ジュニア
1位:西原夕華(北桑田高校) 50分52秒
2位:三谷優空(松山学院高校) +0秒
3位:安達心晴(九州学院高校) +1秒
女子U17
1位:綱嶋凛々音(北桑田高校) 50分55秒
男子U17
1位:田中 颯(北桑田高校) 1時間17分34秒
2位:工藤健太(宇都宮商業高等学校) +3秒
3位:稲葉恵人(横浜立野高校) +6秒
男子U15
1位:茂木陽向(#1-PRIMERA-) 1時間17分42秒
2位:佐野将麻(ORCA CYCLING TEAM) +1秒
3位:石田龍臣(VC FUKUOKA) 同
男子ジュニア
1位:成田光志(学校法人石川高等学校) 2時間0分54秒
2位:新藤大翔(EQADS) +11秒
3位:宮川結斗(倉吉西高校) +12秒