公益財団法人日本自転車競技連盟(JCF)は、このたび国際自転車競技連合(UCI)のコミッション(専門委員会)に、日本から2名が選出されたことをお知らせします。
今回の選出は、これまで日本が世界の自転車競技の発展に寄与してきた取り組みが国際的に評価された結果であり、日本のスポーツ界にとっても大きな前進となるものです。
UCIコミッションについて
UCIコミッションは、自転車競技各種目および関連分野における戦略や規則の策定について、重要な提案・審議を行う専門委員会です。原則としてUCIマネジメントコミッティメンバーが議長を務め、各分野の運営方針の決定に深く関わります。
メンバーは、UCIマネジメントコミッティメンバーの推薦により選出されます。
日本から選出されたメンバー
- BMXレーシング・コミッション:三瓶 将廣 氏[新任]
- BMXフリースタイル・コミッション:大池 水杜 氏[新任]
三瓶 将廣 氏 コメント
このたび、アジアを代表する立場としてUCIコミッションの委員として選出いただき、大変光栄に思っております。
今シーズンはシーズン当初よりACC(アジア自転車競技連合)のBMXコミッションメンバーとしての活動もスタートしましたが、今後はIF(国際競技連盟)のコミッションメンバーとしても、BMXレーシング種目の将来像や競技の方向性について、国際的な視点から議論に参画できることを大変嬉しく感じています。
ここで得られる知見や経験を日本国内のフィールドへ還元するとともに、IFとしての取り組みや考え方をBMXにとどまらず、自転車競技連盟全体へ広く反映していけるよう、今後も積極的に取り組んでまいります。
大池 水杜 氏 コメント
今シーズンのワールドカップ最終戦を、エリートカテゴリーでの最後の大会と位置づけて活動してきましたが、このタイミングでUCIコミッションの一員に選出していただき、大変光栄に思っています。
初めての挑戦ということもあり、不安もありますが、BMXフリースタイルがUCIプログラムに加わった当初から国際舞台を見てきた経験を活かし、初の日本人委員として、競技のさらなる発展に貢献できるよう活動していきます。
退任されたコミッションメンバーへの感謝
これまで40年にわたりUCI国際コミセール(審判員)として活動し、UCIコミセール・コミッションのメンバーやアジア大陸連盟の中心的存在として、アジアおよび世界の自転車競技の発展に多大な貢献をされた林 辰夫 氏は、前期をもって退任されました。
また、サイクルボールの選手としてご活躍(全日本選手権優勝等)後、長年にわたりUCI室内競技コミッションとして室内競技世界選手権大会の日本開催やドイツとの定期的な強化の取り組み等、日本、そして世界の室内競技の発展に多大なご貢献をされた妙中 義之 氏も、前期をもって同コミッションを退任されました。
両氏の長年にわたるご尽力に対し、心より深く感謝申し上げます。
今後のJCFの取り組み
JCFは、日本の自転車競技を統括するナショナルフェデレーションとして、選手、コミセール(審判)、指導者、大会運営者を含むあらゆる分野の発展に引き続き取り組むとともに、国際競技界への貢献をさらに推進してまいります。
発信:公益財団法人 日本自転車競技連盟 国際委員会















































